« セリーグ ヤクルト対阪神(10/9) | トップページ | 天皇杯2回戦 名古屋対沖縄かりゆし »

「空気人形」

新聞の映画記事見て、面白そうだったんで行ってみた。
ダッチワイフが「心」を持って、自分で動けるようになり、街へ出て、いろんな人と行き会うという話。人間になるんじゃなくて、あくまでも心を持っただけ、というのがポイントで、穴が開けば空気は抜けるし、体温はないし、影は身体を光が透けるので色が薄い。それがうまくストーリーに使われている。だとしたら、それはおかしくねえ?という箇所も、多々あるけれど、もともとがおとぎ話のような前提だから。あと、どうしても辻褄が合わせにくい部分は、場面を飛ばして逃げている。細かいいきさつはともかく、そうなりました、ってことで。まあ、映画だから、それでいいわけだし、それが気にならないくらい、全体としてうまく作り込まれてもいる。

主人公は、中身が空気で、生身の女性の代用品の存在なわけで、「中が空っぽ」というのと「とっかえが効く存在」というのが、テーマとして繰返し顔を出す。主人公が出会う人間たちも、みんな、ある意味、そういう存在なんだけど、そうであることを理解しながら折り合いを付けて生きてる辛さとか、そうはいっても、誰かにとっては特別な存在なのかも知れないという希望とか、そういう情景が絡み合いながら、話は進んで行く。最後は、そう来たかという、かなり衝撃的な結末。でも、ほのぼのした泣かせの映画にせずに、センス良く終るには、こういう結末しかなかったかも知れないな。

もっとバカっぽいコメディなのかなと思ってたんだけど、予想外に切なくて、刺さってくる映画だった。見に行って、当りだったと思う。
主人公のペ・ドゥナは、韓国人なのかな。どこまで地が出ていたのか分からないが、ぎこちなさが役柄によくはまっていた。あと、主人公(空気人形)の持ち主が板尾創路で、情けなさと人の良さとロマンチックな所が入り交じった孤独なおっさんをよく演じていた。 個人的にはこの映画で最も印象に残ったキャラクター。多分、彼が自分に一番近い存在だからだろう。

|

« セリーグ ヤクルト対阪神(10/9) | トップページ | 天皇杯2回戦 名古屋対沖縄かりゆし »

「映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/46450601

この記事へのトラックバック一覧です: 「空気人形」:

« セリーグ ヤクルト対阪神(10/9) | トップページ | 天皇杯2回戦 名古屋対沖縄かりゆし »