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2009年に読んだ本

海外小説
アトキンス、エース ホワイト・シャドウ 
アンダースン、ポール 無限軌道 
ウィルヘルム、ケイト ゴースト・レイクの秘密 
ウエストレイク、ドナルド・E 泥棒が1ダース 
ウエストレイク、ドナルド・E 忙しい死体 
ヴォートラン、ジャン 鏡の中のブラッディ・マリー 
ウッドハウス、P・G エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏 
ウッドハウス、P・G ジーヴスと封建精神 
カーリイ、ジャック 毒蛇の園 
ギブスン、ウィリアム スプーク・カントリー 
クイーン、エラリー THE GOLDEN GOOSE 
クイーン、エラリー WIFE OR DEATH 
クイーン、エラリー 死せる案山子の冒険 
クック、トロイ 最高の銀行強盗のための47ケ条 
クリスピン、エドマンド 金蠅 
クリスピン、エドマンド 大聖堂は大騒ぎ 
クリスピン、エドマンド 白鳥の歌 
クリスピン、エドマンド 愛は血を流して横たわる 
クリスピン、エドマンド 永久の別れのために 
ケイン、ヘンリイ マーティニと殺人と 
コンラッド、ジョセフ 闇の奥
ジョバンニ、ジョゼ オー! 
ジョバンニ、ジョゼ ひとり狼 
ジョバンニ、ジョゼ 墓場なき野郎ども 
スタウト、レックス 遺志あるところ 
スタウト、レックス 黒い山 
ストリブリング、T・S カリブ諸島の手がかり 
スピレーン、ミッキー 俺の拳銃はすばやい 
トーマス、ロス 冷戦交換ゲーム 
トーマス、ロス 暗殺のジャムセッション 
トーマス、ロス クラシックな殺し屋たち 
トーマス、ロス 黄昏にマックの店で 
ドラモンド、ローリー、リン あなたに不利な証拠として 
トンプスン、ジム この世界、そして花火 
ハイアセン、カール ストリップ・ティーズ 
ハイアセン、カール 虚しき楽園 
ハイアセン、カール 迷惑なんだけど? 
ピーターズ、ビル 金髪女は若死する 
ブリテン、ウィリアム ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 
ペリー、トマス ビッグ・フィッシュ 
ホック、エドワード・D サム・ホーソーンの事件簿VI
マンケル、ヘニング タンゴステップ 
マンシェット、J・P 愚者が出てくる、城寨が見える 
モンタルバーノ、ウィリアム・D+ハイアセン、カール さらばキーウエスト
モンタルバーノ、ウィリアム・D+ハイアセン、カール 皇帝の墓を暴け 
ランズデール、ジョー・R ババ・ホ・テップ
レイシイ、エド 死への旅券 

国内小説
北方謙三 旅のいろ 
北方謙三 血涙 
高城高 墓標なき墓場 
高城高 凍った太陽 
藤原審爾 新宿警察 
矢作俊彦+司城志朗 犬なら普通のこと 

海外小説以外
アル=カーシミ、スルターン・ムハンマド 「アラブ海賊」という神話 
ウェイミュレール、フランソワ メキシコ史 
ウッド、フランシス マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか 
セルビー、ベッティナ ヒマラヤ自転車旅行記 
チェ・ゲバラ、エルネスト モーターサイクル・ダイアリーズ 
デイヴィス、ダフ・ハート ヒトラーへの聖火 
ポーロ、マルコ 東方見聞録 
ルピカ、マイク 1998 ホームランの夏 

国内小説以外
明石康 戦争と平和の谷間で 
板尾創路 板尾日記
小川和也 大佛次郎の「大東亜戦争」 
岡田武史+平尾誠二+古田敦也 勝利のチームメイク 
笠原清志 社会主義と個人 
雁谷哲 日本人の誇り
川本梅花 大宮アルディージャの反逆 
篠田博之 ドキュメント死刑囚 
田宮俊作 田宮模型の仕事 
松島駿二郎 タスマニア最後の「女王」トルカニニ
横見浩彦 JR全線全駅下車の旅 
吉井仁実 現代アートバブル 
他 なぜ世界で紛争が無くならないのか 
他 日本ラグビー 世界への始動 

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感想「板尾日記」

「板尾日記」 板尾創路 リトルモア
板尾創路の2005年の日記。もちろん公開前提で書いた日記だろうけど。どこかに連載でもしてたのかな。
板尾創路って、「タモリ倶楽部」とかで見ていて、何が面白いのかよく分からないタレントだったが、映画「空気人形」で演ってたオッサンが凄く印象的で、板尾自身にもちょっと興味が出てきてる所で、この本が目に止まったので読んでみた。
物の考え方で割と共感出来る所があると思った。同世代でないと居ないタイプの人間かも、という気もした。本職の漫才とかコントを全く見たことがないが、一度くらい、見てみたらいいのかもしれないという気にはなった。
作品や人物に対して、ネガティブな評価がほとんど書かれていないが、彼がそういう人物だというより、やっぱり公開前提で書かれたからだろう。その辺はちょっとつまらないが、そういうものだろうから、しょうがないな。

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感想「1998 ホームランの夏」

「1998 ホームランの夏」 マイク・ルピカ ベースボール・マガジン社

著者のマイク・ルピカは以前「スキャンダラス・レディ」という小説を読んだことのある人のはず。ニューヨーク舞台の都会的なサスペンスで気に入っていた。本来はスポーツライターで、あれは余技ということらしい。
本書はマグワイアとソーサがホームランを打ちまくったり、いろいろメモリアルなことのあった98年の大リーグの熱狂を、自身や息子たちといった、主に個人的な立場から回想したもの。日々起きる出来事への興奮が伝わってきて、とても共感出来る内容。
大リーグにはほとんど関心がないが、アメリカでのベースボールに対する愛情について書かれたこういう本は好きだし、よく読んでいる。こういうのを読むと日本の野球は、プレーのレベルは実際はそんなに大差ないんじゃないかと思うが、社会の一部である文化としてはだいぶ見劣りするよなと思う。アメリカのこれは、ほとんど宗教だ。まあ、生で実態を知ってるわけじゃないから、現実は分らないけれど。文章でなら、日本でもこういうのを書くのは可能なはずだし、現にある程度は存在しているとは思う。その上で、現実にはそんなものではないと知っているわけなので、アメリカでも実際の所はどうなのかな、という気はしないでもない。でも、本当にこうだったらいいな、とは思っている。

しかし、本当にこうなんだとしたら、これだけの賛辞を浴びたマグワイアに薬物問題でスキャンダルが起きた時の衝撃は、アメリカのベースボールファンにとってどれほどのものだったかは、想像もつかない。さらにマグワイアの記録自体、すぐにバリー・ボンズに破られ、そのボンズにも薬物問題ということになったわけで、一体どういう気持ちでアメリカ人の愛好家はベースボールを見ていたんだか、とも思う。こういう純粋なベースボールへの愛情表現をしにくい状態になっていたりするんだろうか。

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天皇杯準決勝 名古屋対清水

2009.12.28(火) 13:00 エコパ

2006年5月以来のエコパ。いい(良過ぎるくらいの)天気。

左SBが阿部じゃなくてアレックスだったのが目を引いた以外は、まあ、普通の顔触れ。それなりに展開は出来てたと思うけど、試合間隔が開き過ぎたせいか、変な細かいミスが所どころあって、それでいまいち流れに乗れてないのかな、という気が。そうこうしてるうちに15分過ぎに縦ポン一発で岡崎に先制点を取られる。ここもちょっと、楢崎ぽくない守り。
スコアが動いた結果、清水は守備をさらに固めてペースを掴んだように見えたし、それに対して名古屋は、手数を掛け過ぎ、仕掛けが遅くて、攻めあぐんでる感じだった。
後半に入ると、少し名古屋がペースを上げた? アレックスのクロスからジョシュアのポスト直撃なんてのがあり、チャンスを作っているうちに、10 分過ぎに左からのクロスを受けに行ったジョシュアが倒されPK。玉田が決めて同点。その勢いで一気に試合を決めてしまいそうな気配はあったんだけど決まらず。次第にまた清水に脅かされ始めたが、清水も決め手なく延長へ。後半途中くらいからは、双方疲労の色濃く、ぐだぐだになってた感じ。
延長前半には清水に決定的なシュートを何本も打たれたが、楢崎が全部止め、後半に入ると、点を取りに行って双方がFWを追加投入して、ノーガード撃ち合いの泥沼みたいな試合に。名古屋に何度か決定機があったが、うやむやで決まらず、結局PK戦。
PK戦は名古屋が先攻で、ジョシュアが決めた後、清水の市川がミス。清水GKの山本はツキがなく、逆方向へ飛び続け、名古屋が全員決めて4対3として5人目は杉本(^_^;)。蹴ってバーにぶち当て、やっぱり外しやがった〜と思ったら入ってた(^_^;)。現地ではよくわからなかったが、後でTVで見たら完全にPK失敗だったのに、GKの背中に当って入っていて、やっぱネタ男だなあ。で、名古屋が勝抜けで、10年ぶりの決勝へ進んだ。

ジョシュアとヨンセンの新旧エース対決というのが、感慨深かったな。最終節はそれどころじゃない豪雨だったし、ヨンセンは途中出場で時間も短かったから。やっぱりヨンセンは素晴らしかったけど、ジョシュアも頑張っていて、引けを取らないくらい良い出来だった。名古屋は、この二人に関しては、本当にいい外国人選手を獲ったよなあ。
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関東社会人1部 ヤクルト対大塚刷毛

2009.12.27 13時 ヤクルト戸田グランド 晴

 ヤクルト 55-5 大塚刷毛

一度見てみたかったヤクルトのラグビーの試合が、戸田でちょうど手頃な時間で開催されるのを見つけたので見に行った。関東社会人1部のことはまるで知らないから、力関係も分からないし、どういう試合になるのか見当もつかなかったが、ヤクルトは勝てばトップイーストとの入替戦に進めるらしいということは確認してあった。

開始からヤクルトが一方的に攻めて、5分にインゴール前でのラックから右に展開して先制トライを決め、楽勝ペースなのかなと思ったら、その後のキックオフからは大塚刷毛が優勢で、13分には、ラインアウトからモールで押し込まれて同点トライ。
けれども、次第にヤクルトがペースを握った。17分にはハーフウェイ付近から右のタッチライン沿いでの縦の突破で、一気にトライに持ち込んで再度勝ち越し。以降は、ハーフ、バックスの縦のスピードが大塚刷毛を翻弄し始めた。序盤、五分五分ぽかったFW戦も、だんだんヤクルトが圧倒するようになり、結局前半4トライで27対5で折り返し。
後半も流れは変わらず、一時的に押し込まれても、余裕のある状態で持ちこたえてまた攻勢。最終スコアは55対5まで積み上がり、ヤクルトの快勝。2位を確保。

ヤクルトは試合後の挨拶で、来年は入替戦で頑張ります、とか言っていた。やっぱりトップイーストとの入替戦に進むんだな。とりあえず相手はセコムか?
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トップイースト NTTコム対横河

2009.12.26 14時 秩父宮 晴

 NTTコミュニケーション 13-7 横河武蔵野

勝った方がトップチャレンジ1に進出で、実質的には来年のトップリーグ昇格が決まると思われる全勝対決。
開始40秒でNTTがペナルティを得て、当然?君島がゴールを狙うが、ポスト直撃。暗雲?と思ったけど、3分にラインアウトから繋いで 2番が裏へ出て、あっさり先制トライ。その後、NTT優勢ながらも攻めあぐんでたが、28分にハーフウェイ付近ながらゴール正面でペナルティ。当然?君島が蹴って、今度は決めて、10対0。さらに38分にはDG。いかにも今まで見たことのある試合でのNTTっぽい試合運びで、13対0で折返し。
元気のなかった横河は、後半立上がり、気合をいれ直したか押し込んで、4分にインゴール前のラックからトライで13対7。決戦ぽい緊張感のある点差になってきた。でも11分に角度的に難しめなPGをミスった所で、勢いが止まっちゃったようだった。サモが一人で突っ走って孤立する場面が目立った感じ。
NTTはワラビーズのジェラードを投入して、引き離しに掛かったぽいが、ジェラードは凄いキックをがんがん蹴りまくるものの、いまいち噛み合わず。君島なら決めてたんじゃね?みたいなPGも外してたな(^_^;)。試合は膠着した感じになり、そのまま終了。NTTが勝った。
ついにNTTがトップリーグに(ほぼ)行くみたいだ。初昇格。今日の試合の雰囲気だと、すぐ戻って来そうだけどね。リコーのラーカムみたいに、ジェラードが(多分、来期も居るんだろうから)チームと噛み合うかどうかなのかな。
横河は三菱とプレーオフだが、今年の三菱は未見なので、全然見当がつかない。まあ、勝ち上がっても、いまだに下位チームが勝ったことがないトップリーグとの入替戦に回るだけなんだけど。
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トップイースト 秋田対日本航空

2009.12.26 12時 秩父宮 晴

 秋田ノーザンブレッツ 7-24 日本航空

開始15分の到着。日本航空が7対0でリード。秋田も速い展開から2回くらい決定機を作ったが、決め切れないうち、30分過ぎに押し込まれて日本航空のトライで12対0。秋田は前半ロスタイムにゴール正面でペナルティを得て狙ったけど、ゴールは決まらず。
それでも後半は秋田が攻勢。相手ゴール前でモールでごりごり押しまくって15分にトライで12対7。そのままひっくり返すかと思ったけど、28分に日本航空が速い展開からトライで突放す。(多分)あと1トライで最下位脱出、トップイースト残留確定だった日本航空が息を吹き返して攻勢に出るが、最下位脱出へ紙一重の秋田もピンポイントのタックルでよく凌ぐ。でも、38分についに日本航空の15番が裏へ抜け出してトライへ一直線。24対7で日本航空が勝った。
これで日本航空がトップイースト残留、セコムと秋田が入替戦行きになった。
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感想「闇の奥」

「闇の奥」 ジョセフ・コンラッド 三交社
「地獄の黙示録」の元ネタで、あっちでは特別な位置にある文学作品らしいということも聞いているので、一度読んでみたかった。
アフリカ(コンゴ)に商社員として赴いた男(クルツ)が、ジャングルの奥の荒野(wilderness)の中で現地人を従えて王のように暮らしていたが、次第に狂って死んで行く。ロンドンから現地に赴任した語り手が、クルツに共感を覚えつつ、その死にざまを見届ける話。前者が「地獄の黙示録」でのマーロン・ブランドで、後者がマーティン・シーンに相当するわけだけど、正直、「地獄の黙示録」はテレビで1回見たっきりで、まともに話を覚えてない。中心構造をそのままに、舞台をコンゴからベトナムに持って行った話のようには思えるが、実際はもっと込み入っているらしい。

小説としては、そんなに面白くはなかった。全体的に曖昧な書かれ方をしていて、わかりにくいし、肝心なクルツの人物像にしても、いまひとつピントが合って見えて来ない。

興味深くて、いろいろ考えさせられたのは、訳者(藤永茂)による詳細な注解の方。そこを読んで、本書の欧米における位置付けについても、文学表現において重要な英語文学作品のひとつとされているということと、植民地主義について描いた本として、いろいろ論議されているというあたりのことは分かった。
元々はアフリカのwilderness(一応、荒野と訳しているが、含意を適切に表現出来る訳語がないそうだ。確かに本来の日本語では、ジャングルを「荒野」とは言わない。読んだことはないが、T・S・エリオットの「荒野」ってのもこれなんだろうか)の魔性が白人を狂わせるというテーマの本としてとらえられていたのが、白人のアフリカ侵略に対する批判が確立していく中で、植民地主義批判の書として読み替えられていったというようなことのようだ。ただの通りすがりで研究者じゃないので、深入りするつもりはないが、本書を読んだ印象としては、前者の捉え方の方が妥当なようには思える。というか、仮に後者の意図が読み取れるとしても(それは誤りというのが訳者の見解のようだが)、本来のテーマとしては、やはり前者なんじゃないんだろうか。少なくとも、小説として読んで印象に残るのはそっちの方。

そういえば、「地獄の黙示録」についても、多分、ちょっとずれてはいるけど、似たような議論があったような記憶がある。ベトナム戦争批判の映画だとか、ベトナム人の視点がないとか、そんなような。

他にも、イギリス等による、ベルギーによるコンゴ支配への批判(ただし、自分たちの植民地支配は正しいという前提)という面があるようで、そこも解説の論点になっている。
コンゴというのは、アフリカの中でも特別な場所のような感じ。ゲバラが潜入してるし、モハメド・アリも試合をしたし、今も混乱が絶えないし。その原点がベルギー領コンゴということなのかも知れない。19世紀から20世紀にかけての、ベルギーによるコンゴでの大虐殺の話は、断片的に読んだことはあるが、ここまで大きく扱われているのを見たのは初めてだと思う。

並行して読んでいた「タスマニア最後の「女王」トルカニニ」という本がまた、イギリスによるタスマニア侵略を書いた本で、妙なめぐりあわせだった。というか、そっちはそういう本なのは分かっていたが、「闇の奥」を読んでそういう所に入っていくとは思っていなかった。

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「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010」

おつきあいで見に行った。

3部構成で、最終回で話が終ってなかった「ディケイド」のほんとの最終回が第1部、背景を完全に説明せずに始まった「W」の、その背景説明が行われる第2部、ふたつが合流して終る第3部。
「ディケイド」も「W」も、テレビシリーズはおつきあいで多少見てる程度だけど、まあ、話には一応ついていけた。第1部はディケイドの存在理由は何なのかという、シリーズのテーマに決着を付ける話だったが、ある意味、「仮面ライダー産業(^^;」に関わる関係者の本音むきだしのような決着で、皮肉というか、赤裸々な告白というか、そんな感じ(^^;。第2部は、フィリップの名前の由来が、だいたい想像はしてたが、フィリップ・マーロウだというのが分かって、その場面で古いポケミス(「長いお別れ」)が映るところが面白かったな。
第3部は、必然性がいまいちよくわからない強引なライダーの共演(^^;。一見、映画版ならではのサービスと思えなくもないが、そもそも「ディケイド」自体が、すべてライダー共演のシリーズだから、実は必ずしもそうでもない。そう考えると、わざわざ気を持たせて映画でやるほどの中身じゃなかったのでは、という気もする。もっとも、細かい部分の整合などほとんど気にせず、勢いに任せて突っ走る展開は、映画らしい華々しさだったかも知れない。

まあ、それなりに楽しめたからいいけども。電波人間タックルが出てきたのが、懐かしかったな。

それにしても、近年、この辺の特撮物を見ていると、自分が10代の頃に見ていて、ここはこんな風だったらいいのにと思っていたような所が、そういう風に変わっているように思える。今、制作の上の方に居る人たちってのは、同世代くらいなんじゃないかと思うが、彼らもかつておんなじようなことを思っていて、それを今、反映しているんだろうか、という気がする。

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トップリーグ第11節クボタ対リコー

2009.12.19 14時 秩父宮 晴

 クボタスピアーズ 24-20 リコーブラックラムズ

今年のトップリーグで、一番好き好んで見に行ってる2チームの対戦。接戦になるんじゃないかと思ってたが、序盤はクボタが圧倒。20分までに3トライで、21対3と大きくリード。パワーもスピードも優勢で、ここまで差があるのかなという感じ。でも、30分に速攻から小松がトライを決めると、リコーが息を吹き返した。前半終了間際にも、トライ寸前まで迫ったが届かず、21対10で折り返し。
後半、クボタが好機は作っても攻め切れないのを尻目に、リコーはPGとトライで16分にとうとう21対20まで追い上げ、やっぱり試合は接戦になった。次にどっちが得点するかが分かれ目になりそうなきわどい展開の中で、21分にドゥラームがDGを狙うが外れる。しかし38分にドゥラームが、やや距離はあるが、ゴール正面からのPGをきっちり決めて24対20と突き放す。それでもまだ4点差なんで、トライ一つで逆転可能。リコーは激しく攻め、惜しい所までは行ったが、結局ゴールに届かずノーサイド。PGのチャンスはあったので、やはり38分に突き放されたのが痛かった。

戦前、ドゥラーム対ラーカムってとこかな、と思ってたが、リコーは速い出足でドゥラームのキックをよく封じてたように思う。それでも、ドゥラームは巧い球捌きを見せていたし、立上がりのクボタの優位は、彼によるところが大きかったように見えた。だんだん失速した気はしたが、最後に勝負を決めたのも彼だったな。
ラーカムは、ちょっと鈍い感じだったように思えた。ただ、その分、廻りの選手がよくやっていて、接戦に持ち込んだわけで、惜しい試合だった。
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トップリーグ第11節NEC対サニックス

2009.12.19 12時 秩父宮 晴

 NECグリーンロケッツ 33-14 福岡サニックスブルース

開始3分くらいに秩父宮到着。NECが押しっ放しの状態だった。それでも詰めが甘くて、なかなか点が入らなかったけど、9分にインゴール目前のスクラムから力づくで押し込んで7点先行。そこでNECがほっとしちゃったのか、この後、サニックスが優勢。こちらも好機をミスってたが、35分にトライで同点。そのまま後半へ。
後半開始早々、サニックスのややアンラッキーなミスからNECがあっさり追加点を上げ、6分にもインゴール前で押しまくった末に、体格を生かしたセミシのトライで突放し。これで試合の行方が決まった感じだった。
NECの試合運びはソツが多くて決していい出来じゃなかったと思うけど、力づくの押し合いでは優勢だったし、サニックスがNEC以上にミスが多かった。サニックスには、前への攻め方に迷いも感じられたし、故障者が次々出る不運もあった感じ。終盤はNECが圧倒的に優位になって得点を重ね、サニックスは最後の最後に、NECが弾いたこぼれ球を拾った21番が独走トライで一矢報いたのみ。ここの展開は、やっとサニックスにツキも回ってきたようにも見えたが、さすがに遅過ぎた。

NECも降格がちらついているから必死だよな。スタンドの応援もいつになく激しかった。この勝利で、自動降格の可能性はなくなったらしいから、もう降格はほぼないと思うが。
NECの攻撃は、途中交代で入った22番の積極性が目についた感じだった。
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感想「タスマニア最後の「女王」トルカニニ」

「タスマニア最後の「女王」トルカニニ」 松島駿二郎 草思社
以前「ハワイ王朝最後の女王」という本を読んでいて、たまたま本書を見掛けたので、その流れで読んでみることにした。タスマニアがイギリス人に「発見」されて、原住民が絶滅していく過程を述べた本。
もっとも比較としては、欧米基準でも国家が存在していたハワイよりは、「未開地」を「開拓」したアフリカやアメリカ大陸の方が近いようだ。タスマニアは激しい海流に阻まれて外部との交流がない隔絶した土地で、そこで数千人のタスマニア原住民が自然と一体化した自給自足の生活を営んでいたらしい。その暮らしを侵入したイギリス人が破壊した。
ちなみに「国」もなかったそうなので、「女王」というのはあくまでもあだ名。イギリスはタスマニア原住民全てを捕えて近くの小島へ隔離する政策を取り(それ以前に西洋人が持ち込んだ病気で既に大量死していたらしいが)、その実行の中心になった人物・ロビンソンの片腕となって働いた原住民の女性が「女王」トルカニニ。彼女は最後に死んだ「純粋な」タスマニア原住民でもあったらしい。その生涯を描くことを通して、タスマニア原住民の運命を描くというのが本書の中心だが、なぜ彼女がそのような行動をしたのかということへの考察も主要な一部。ただ、何せ資料が乏しいので、後者については想像の域を出ていない感じはする。

ロビンソンにしても、棄民同然にイギリスからオーストラリアへ送り出された人物なので、あまりにも生活習慣の違う集団同士がこういう不幸な結末をもたらしたという風には考えられるし、それを今の視点で批判するのはたやすいけれども、当事者にとってはある程度やむを得ないことだったのかも知れない、ということを思った。ただ、ロビンソンやその他のイギリス人の側にも、タスマニア原住民は同じ人間という意識は確実にあったようで、それを自覚しながら、私利私欲のためにひとつの民族の文化を奪って隷属させ、絶滅に追いやったというのは、やはり批判を免れないことだと思われる。イギリス対タスマニアだけでなく、規模や深度の大小の違いはあっても、世界中でいくらでも起きていることではあるけれども。日本が琉球や蝦夷地、朝鮮半島でやったのもそういうことだな。

ちなみに、オーストラリアのアボリジンも似たような境遇だったわけだが(というか、タスマニア原住民はアボリジンが分化して生まれた存在らしい)、以前読んだアーサー・アップフィールドのミステリは混血アボリジンの名探偵が主人公で、名前はナポレオン・ボナパルトといった。妙な名前だなと思っていたが、本書で西洋人がタスマニア人に(親切心から)本来の名前を奪ってヨーロッパの有名人の名前を付けてやるというくだりがあり、そういうことだったのかと思った。アップフィールドがどういう意識(肯定的にか否定的にか)で自作の主人公にこういう名前を与えたのかは知らないが、少なくともこの名前そのものが、ある種の差別意識の存在を示すものだったんだな。知らなかった。

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感想「サム・ホーソーンの事件簿VI」

「サム・ホーソーンの事件簿VI」 エドワード・D・ホック 創元推理文庫
最後のサム・ホーソーン。
割と基本形に立ち返ったような密室物が多かった気がする。解決を読むと、ああそうか、というような。でも、それをカバーするミスディレクションに磨きがかかっていて、簡単にはそこに気付かせない。それから、ホックの以前の短篇だとこういう感じの挿入は手がかりだったというのが、実はなんでもなかったという所が何篇かにあって、これもパターンを逆手に取ったミスディレクションかな、と思ったが、考え過ぎかな?
それにしても、各篇とも、よく出来ている。これだけの数を書きながら、レベルを保ち続けたのは、偉業だと思う。
一番よく出来てると思ったのは、「自殺者が好む別荘」かな。

本書の時代は第二次世界大戦下で、戦争に絡めて、様々な動機やプロットを設定している。そういう材料には不自由しない時代背景なんだなと思ったが、戦後になればなったで、またいろいろなアイディアがあったはずで、そういうものが書かれる前に、ホックが亡くなってしまったのはつくづく惜しい。

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トップイースト 東京ガス対セコム

2009.12.13 14時 秩父宮

 東京ガス 76-0 セコムラガッツ

この日の秩父宮はこっちの試合が本命で行ったが、セコムの成績がボロボロなのは知ってるんで、正直あんまり期待してなかった。元々、見に行くつもりはなかったが、他に行くつもりだった所へ行き損ねたので。
で、開始30秒で東京ガスが先制トライ。3分にもトライで惨劇の予感。ガスが細かく繋いで来ると、それでもなんとか凌げるが、スピードで抜きにかかられると呆気なく行かれてしまう。特にガスの右ウイング西尾には、いいように抜かれまくっていた。
一応セコムが攻勢の時間帯も結構あったんだが、ガスのディフェンスには余裕が感じられたし、セコムは攻守ともいっぱいいっぱいだった。ラスト10分くらいは、セコムはもう動けず、やられる一方で0対76の完敗。今季最悪のスコアだったみたいだ。

ハーフタイムに両チームのプロモーションビデオが流れて、セコムにもそんなのがあるんだと思ったが、ビデオにテロップを乗せた程度のものなら、今はそんなに金も手間もかからずに作れるのかもしれない。かなり泣かせる中身だったけど、それで完結してしまっちゃしょうがないということも、さみしい感じの試合を見ながら、思わないではなかった。今年は満足な準備も出来なかった上に、昨年までとは違う厳しい環境で戦っている、というのは分るんだけど。
来年もチームが存続するのなら、今度は少なくとも準備期間はそれなりに取れるはずだから、今年よりは頑張れるのかな。
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関東大学Jr選手権決勝 帝京大対早稲田大

2009.12.13(日) 12時 秩父宮

前半30分くらいの入場。帝京が1PGで3対0とリードしていた。
さすがにジュニアなのかなあという感じで双方ミスが多くて、どっちもどっちで前半終了。(「ジュニア」の定義がわかってないんだけど)
後半に入ると早稲田が優勢。ミスはあるんだけど、局面局面で誰がどう動くかというのが、選手一人ひとりに徹底されていた印象。帝京は割と場当りな動きに見えた。早稲田は10番吉井が気の利いた球出しで、好機を度々作り出していた。
それでも後半序盤に、帝京がスクラムで早稲田をインゴールまで押し込む場面があって、そこで追加点が入れば分らなかったろうけど、早稲田が凌ぎ切り、後半25分に遂に逆転のトライ。ゴールも決まって7対3。そのまま早稲田が逃げ切って優勝。
早稲田の途中から入ったWTBの井口というのが、やたらと声援を受けていて、確かに妙に雰囲気があって、いかしたプレーをいくつも見せていた。何か特別な選手なのかなと思って、後で調べたら、大物選手だったみたいだ。6月のU20の世界大会で代表にも選ばれていたようだから、その時も見ていたかも知れない。
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天皇杯準々決勝 名古屋対岐阜

2009.12.13(日) 15時 瑞穂陸上競技場
観客 12211人 主審 佐藤隆治 副審 山崎裕彦、長谷忠志

 名古屋グランパス 3(1−0)0 FC岐阜  
           (2−0)

 得点 44分 名古屋・ケネディ
    67分 名古屋・ケネディ
    81分 名古屋・ケネディ

 名古屋 楢崎(GK)、田中、バヤリッツァ、増川、阿部、
    杉本(74分吉田)、中村(60分三都主)、吉村、
    ブルザノビッチ(81分花井)、玉田、ケネディ
 岐阜 野田(GK)、冨成、吉本、田中、秋田、
    菅、橋本、高木(74分永芳)、嶋田(86分大友)、
    西川、佐藤(74分染矢)

 警告 名古屋 なし
    岐阜 秋田

昨年12月のNHKBS録画中継をやっと見た。今年の開幕にぎりぎり間に合った。

立上がり、名古屋は岐阜の仕掛けの速さにてこずってるようだったが、次第に慣れて来て主導権を握った感じ。やっぱりスキルでは名古屋の方が明らかに上。ただ、岐阜の思い切りのいい攻撃が名古屋の守備のミスを誘う場面が何度かあり、岐阜のフィニッシュがもう少し正確だったり、ナラのセーブがもう少し不安定だったりしたら、先制されてた可能性は充分あったかな。実際は44分に阿部のアーリークロスをジョシュアが決めて名古屋が先制。
試合展開自体は、後半もそんなに劇的に変わった感じはしなかったけど、先制した分、名古屋に余裕が出たかな。22分に杉本のクロスからジョシュアが決めて2-0。その直後に右サイドを崩されて、岐阜にゴールに押し込まれたが、オフサイド。36分に攻勢の中でのこぼれ球をジョシュアが押し込んでハットトリック、3-0。そのまま名古屋が勝利。

少なくとも攻撃に関しては、相手とのレベルの差がはっきり見えてた試合だと思う。杉本がかなり効いているように見えたくらいだし(^^;、ボールもよく廻ってたし。
あぶなっかしかったのは(油断もあったんだろうけど)ディフェンス。右からハユマ、バキ、増川、阿部。まあ、今年は両サイドはそのままだろうけど、CBは基本、ツリオと千代反田なのかな? これにくらべれば、一応、補強にはなってると思うけどね。ツリオがちゃんとディフェンスしてくれるのかどうか、やや不安はあるが…。
(2010.2.28)

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感想「ババ・ホ・テップ」

「ババ・ホ・テップ」 ジョー・R・ランズデール ハヤカワ文庫
「現代短篇の名手たち」という短篇集シリーズの1冊だが、本書収録作品の中では、短篇らしいアイディアで引っ張るタイプの小説は、いまひとつの出来に感じられた。この作家は基本的には長篇作家なんじゃないのかな。よい出来と思えるものも、長篇を読んだ時の印象に似ているタイプの小説だ。多分、「審判の日」が本書中ではベスト短篇だと思うが、これも、かなり長めで、長篇的なドラマチックな造りだったりする。
「恐竜ボブ…」や「ゴジラ…」みたいな、楽しめる軽いアイディア小説もあるけれども、それがこの作家の本流とは言い難い感じ。
とはいうものの、「草刈り機を持つ男」みたいな変な味わいの短篇は、彼独特のものかな、という気はする。コメディとホラーの間を綱渡りしてるような感触。それは「ステッピン・アウト」にも言える。味付けがかなりどぎついので、好き嫌いは分かれると思うが(自分自身、どっちとも言えない気がする)、オリジナルな感じがする。そういう特徴的な短篇を書く能力はある作家だと思う。
冒頭の「親心」は、あんまり感心しなかったが、「EQMM」に掲載されるのが夢でそれを目指した短篇と聞くと、いかにもそうだな、と思った。以前から思っているが、ランズデールには、妙にかわいらしいところがあるな。

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J1リーグ第34節大分対大宮

2009.12.5(土) 15時半 九州石油ドーム

 大分トリニータ 1−1 大宮アルディージャ

最終節。JSPORTSの録画中継を録画しておいたもので、これも2ヶ月以上放置していた。

序盤はパスで繋いで攻め立てる大分が優勢。大宮は江角の好守でなんとかしのいでいる状態だったが、20分過ぎに橋本のパスを受けた土岐田の正面からのミドルシュートが決まり、この試合ほとんど最初のチャンスで先制してしまった。そうすると、流れが一気に変わり、大分はビルドアップでミスが多発。そこを狙ってボールを奪っては、早めに前へ入れて行く大宮ペースの試合になった。
後半に入ると徐々に大分が調子を取り戻し、ボールを奪われても大宮が決定機まで持って行く前に止められるようになった。大分が押し込んだ状態で、70分には、スローイン起点で、エジミウソンのパスを受けた東が強いミドルシュート。江角がなんとか弾いたが、こぼれ球に詰めた高橋が決めて同点。後半半ばに交代出場した東は、積極的なシュートを何本も打っていて、それが大分に流れを呼び込んだような感じもあったな。ただ、その後は、大分優勢で進んだものの決め手を欠き、大宮もラファエル投入が実らず、ドローで終了。

大宮は主税が居なかったので、石原と藤田のツートップに早めに入れて行く単純な攻撃パターンがほとんどだったが、大分が攻撃的に来ていたことと、藤田が結構器用にポストプレーをこなしたこともあって、それなりに形になっていた感じ。ただ、それでもゴールにはなかなか至らないんだよな。今年、攻撃陣は特に補強しなかったみたいだが、どうするのかね。ドドに期待するのかな。
もっとも、どうするのかね、ということを言うなら、大分の方がはるかにどうなるんだろうという感じではあるが。

これで溜っていた昨年のアルディージャの試合の録画を消化終了。今年はアルディージャへの関心を、すっかり喪失してしまったので、グランパス戦以外は、基本的には見に行かないつもり。
(2010.2.13)

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感想「社会主義と個人」

「社会主義と個人」 笠原清志 集英社新書
序文で、日本における「市民」は欧米で言うところの「市民」とは違うのではないかと考えていた、というようなことが書いてあったので、そういう方向性の本かと思ったのだけど、あまりそういう要素はなかった。改めてちゃんと読んでみると、そのことと著者の東欧留学に直接関係があるということは何も書いてなくて、勘違いだった。実際の内容は、90年前後の東欧の激動を、留学していたユーゴスラヴィア、その後調査に行ったポーランドにおいて、市民レベルから見た記録で、そこで「市民」がキーワードになっているという繋がりだった。
市民レベルの記録という点については、たまたま著者の手の届く所にあった、ごく一部のサンプルなのでは、という気もしないではなかったが、興味深くはあった。特にポーランド編は、元々そんなに関心を持ったことのない国だったので、そういうことだったのか、という事柄がいろいろあり、啓蒙された気がした。カトリックが強い力を持っていたり、根深い反ソ連感情があった故に、社会主義体制になる前の社会構造がある程度維持され続け、80年代までの「東欧」の社会主義国の中で独特なポジションにあった、みたいなことは全然知らなかったよ。そういう背景があって、「連帯」やアンジェイ・ワイダや出て来て、社会主義体制のああいう形での崩壊も起きていたんだな。

ベルリンの壁が壊れて20年ということで、この辺の話を見聞きすることが多い昨今で、当時はなんとなく凄いことが起きてる、くらいにしか思ってなかったが、必然的に起きた出来事だったのは確からしい。そうは言っても、あの時、特定のポジションに特定の人物が居なければ、(少なくともああいう比較的穏やかな形では)起きなかった事件なのも確かなんだろう。そういう意味では、あれはやっぱり一種の奇跡だったか。
もっともユーゴスラヴィアでは奇跡は起きなくて、最悪に近い形になってしまったわけだが、その理由も、これを読んでいてなんとなく分った気がした。結局、内部矛盾を上から強引に糊塗しても、いつかは火を噴くということなんだろう。たとえその時は困難に思えても、矛盾は矛盾として白日のもとにさらして向き合っていくことでしか、真の解決は生まれないんだろう。

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J1リーグ第34節清水対名古屋

2009.12.5(土) 15時半 アウトソーシングスタジアム日本平

リーグ戦最終戦。

キックオフ2時間前くらいは、小雨がぱらつく程度で、まあいいかという感じだったけど、どんどん雨が激しくなった。一時は土砂降りに近い降り。ここまで辛い観戦したのは、今年初観戦だった山形戦以来だよ。最初と最後にこんな目に(^_^;)

多分コンディションの影響で、微妙にボールのコントロールが狂ってたみたいだ。あれれ?と思うミスキックが目立った感じ。滑ってる場面もあったし。
総じて名古屋が攻撃的に仕掛けて、押してた試合だと思うけれども、肝心な所でミスが出たり、ゴール前にクロスが入る割には、GKへダイレクトばっかりで、どうにも点が入る気がしなかった。1トップ気味に構えたジョシュアに、2列目以降の飛出しがさっぱり噛み合ってなかった感じもあった。山口慶が一番意欲的に出て行ってたような気もした…。ずっと使わなくて、戦力外になった選手を敢えてここで使った意図はよくわからないけど、いろんな意味でいい起用ではあった気がする。
まあ、清水の守備に安定感があったのは確か。それにどっちかというと、カウンターからゴールに迫ってきた清水の方が、きわどいシュートを何本も撃っていた。失点しなかったのはかなり幸運もあった感じ。
それでも、優勢なまま90分戦ってれば、最後の最後で勝ちを拾った可能性もあったかもしれないけど、終盤、マギヌンがつまらないボールの蹴りだしで退場になり、その少し前には清水にヨンセンが入って、攻撃に脅威感が増していたから、最後の方はそこまで優勢でもなかった。
ということで、結果も天童同様、スコアレスドロー。優勢だったけど、負けそうな気配もかなりあった試合だったから、まあしょうがないかという感じ。

アレックスの1ボランチがかなりうまく廻ってた感じで、相手や状況によっては彼で充分なんだよな、と思うと、慶が出されちゃった理由も分からないではなかった。まあ、札幌からダニウソンも獲ることだし(どういう選手か、全く知らないが)。
マギヌンは、重要な選手だと思うんだけど、こういうのが多過ぎるのが難だよなあ。そういう意味では、移籍の噂に対しても、彼を必要不可欠と考えちゃいけないのかも知れない。
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感想「東方見聞録」

「東方見聞録」 マルコ・ポーロ 小学館
地球人ライブラリーの一冊。
10月に「マルコポーロは本当に中国に行ったのか」を読んだので、「東方見聞録」も一応読んどくべきかなと思った。しかし、図書館で見ていると、とても原典を読む気がしなくて、もう少し楽に読めそうなこれにした。

もっとも読んでみると、これは「訳・解説 長澤和俊」が原典から適当に抜粋しつつ、解説を加えていくという内容だったので、これを読んでも、「東方見聞録」をちゃんと読んだとは、あまり言えなそうだ。ただ、抜粋を読んだだけでも、タルくて原典はとても読めそうもないなあ、という気がしたのも事実(^_^;)。
訳者はシルクロードに度々足を踏み入れたことがあるらしく、そのあたりの記述には実体験を交えた細かい解説が付くが、それ以外の所は単なる訳文の反復みたいな部分も多くて、やや物足りない。そういう意味でも、ちょっと中途半端な本という印象。ただ、「東方見聞録」の概観にはなっているんだろうと思う。いかにもこの時代らしい、トンデモ旅行記という面はあるにせよ、それなりに史料的価値のある部分もあるんだな。そのことは「本当に…」でも書かれていたが。
「本当に…」で触れられていた内容が怪しい箇所については、伝聞だろうとか、明らかな嘘とか書いてあり、まあ、そういう要素も混じっている文献というのが基本認識なんだなという感じ。中国側の史料にマルコの名前が出て来ないという点に関しては、触れつつ、そのまま流している。纒足など、書かれていて当然と思われることが書かれていないという点については、特に触れていない。
ちなみにトンデモ旅行記とは言っても、現代人が当時のそういう所を旅したら、結局似たような感想になるのかもしれない。たとえば日本の当時の風俗だって、客観的に見たとしたら、相当違和感があるはず。変な風に頭を刈っているし、外観からしてあやしい。ハラキリなんてのもあったりする。しかも伝聞で聞いたとしたら、なおさらだ。

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