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感想「東方見聞録」

「東方見聞録」 マルコ・ポーロ 小学館
地球人ライブラリーの一冊。
10月に「マルコポーロは本当に中国に行ったのか」を読んだので、「東方見聞録」も一応読んどくべきかなと思った。しかし、図書館で見ていると、とても原典を読む気がしなくて、もう少し楽に読めそうなこれにした。

もっとも読んでみると、これは「訳・解説 長澤和俊」が原典から適当に抜粋しつつ、解説を加えていくという内容だったので、これを読んでも、「東方見聞録」をちゃんと読んだとは、あまり言えなそうだ。ただ、抜粋を読んだだけでも、タルくて原典はとても読めそうもないなあ、という気がしたのも事実(^_^;)。
訳者はシルクロードに度々足を踏み入れたことがあるらしく、そのあたりの記述には実体験を交えた細かい解説が付くが、それ以外の所は単なる訳文の反復みたいな部分も多くて、やや物足りない。そういう意味でも、ちょっと中途半端な本という印象。ただ、「東方見聞録」の概観にはなっているんだろうと思う。いかにもこの時代らしい、トンデモ旅行記という面はあるにせよ、それなりに史料的価値のある部分もあるんだな。そのことは「本当に…」でも書かれていたが。
「本当に…」で触れられていた内容が怪しい箇所については、伝聞だろうとか、明らかな嘘とか書いてあり、まあ、そういう要素も混じっている文献というのが基本認識なんだなという感じ。中国側の史料にマルコの名前が出て来ないという点に関しては、触れつつ、そのまま流している。纒足など、書かれていて当然と思われることが書かれていないという点については、特に触れていない。
ちなみにトンデモ旅行記とは言っても、現代人が当時のそういう所を旅したら、結局似たような感想になるのかもしれない。たとえば日本の当時の風俗だって、客観的に見たとしたら、相当違和感があるはず。変な風に頭を刈っているし、外観からしてあやしい。ハラキリなんてのもあったりする。しかも伝聞で聞いたとしたら、なおさらだ。

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