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感想「未来医師」

「未来医師」 フィリップ・K・ディック 創元SF文庫
久々に出たディックの初訳長篇。
21世紀の医師が25世紀に突然タイムスリップすると、そこは医療行為が犯罪と見なされる世界だったという話。その後、華々しいタイムトラベルSFになって、何重にもなったタイムトラベルで同じ場所に同じ人物の集団がいくつも出現する、みたいなシーンも登場し、辻褄はちゃんと合ってるんだろうかという気になる。まあ、合ってないだろうね。でも、そういうパズルみたいな構成が、このタイプのSFの勘所だと思うし、面白ければ辻褄が合ってるかどうかは二の次だろう。で、ほんとかよ、とか思いつつ、充分面白かった。
分量的に薄いし、内容もあんまり深みは感じないけど、ディックっぽい、ややこし過ぎるプロットや陰気な未来世界、不安定な人物像などが揃っていて、いかにもディックという感じ。傑作とは思わないが、楽しめた小説。

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