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感想「不死蝶 岸田森」

「不死蝶 岸田森」 小幡貴一・小幡友貴(編) ワイズ出版
岸田森についての回想本。2000年に出た本で、写真、生前のインタビューや取材記事の再録、親しかった人々へのインタビュー、出演作品リスト等で構成されている。何年か前に、本屋で見つけて買って(2007年刊行の第3版)、時々読んでいたのを、ようやく読み終わった。

自分が70年代の特撮ヒーローものの影響下で人格形成しちまった人間なもんで、そこにつながりのある俳優やドラマには、今も思い入れがあるし、その中でも岸田森は特別な存在の一人だから、とても興味深く読めた本だった。

岸田森が亡くなったのは1982年で、それから18年も経過した時点で、なぜこういう本が出たのか、いきさつは全然知らないけれども、友人・知人へのインタビューについては、年月が経っているからこそ話せたこともあるんだろうなと思う(思い出が純化されている部分も当然あるだろうけれど)。それと、時間を置くことによって、岸田森の、その時代での立ち位置が、よりはっきり見えてきたという面もあるような気がする。
水谷豊のインタビューがとても濃い。今になって、遅まきながら「傷だらけの天使」をポツポツ見てるけど、やっぱりこのドラマが岸田森のキーワードのひとつなんだというのが、よくわかる(ちなみに、萩原健一のインタビューは、思い出すのが辛い、という短いコメントのみ)。最近の水谷豊を見てると、この人が歳取って、こんな風になるとは思わなかったな、という感じなんだけど、もしかして、岸田森が憑いてたりするんだろうか。

それにしても、収録されているインタビューで、2000年に初版が出た時は存命だったのが、2007年の3版の時点では亡くなっていて、その旨の注記が追記されている人物が多いこと。あの時代がどんどん遠くなっているな、という気がする。

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