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日本選手権決勝三洋電機対サントリー

2011.2.27 14時 秩父宮 

 三洋電機ワイルドナイツ 20-37 サントリーサンゴリアス

三洋の攻勢で試合が始まって、5分にPGで先制。10分頃、さらに三洋がトライ寸前まで攻め込んだが、サントリーがボールを奪ってカウンター。縦に粘り強く繋いで、最後は小野澤のトライで逆転。これで一変してサントリーが優勢になった。堅守のはずの三洋がサントリーの縦の突破を止められない。前半にサントリーは長友とトゥシ・ピシもトライを決めて24対6の折り返し。ただ、準決勝でも三洋はこれくらいのビハインドをはね返して逆転勝ちしてるんで、まだわかんないなという感じだった。
後半は12分にホラニが突っ込んで三洋が先行したから、さらにそういう雰囲気になったんだけど、16分にサントリーはラインアウトから青木がトライを決めて突き放す。19分三洋のノートンナイトのトライの後は、25分に長友がトライで取り返す。36分にはヒューワットのPGでダメ押し。37対20でサントリーが優勝。

三洋に流れが行っちゃいそうな時間帯が何度かあっても、そこで持ちこたえて引き戻せたのがサントリーの勝因だろうな。サントリーの試合を見てると、気が抜けたような時間帯があって、そこで試合をひっくり返されちゃうことが割とあるけど、今日は勢いが途切れなかった感じ。それが出来れば、サントリーに勝ち目があるだろうなとは思っていたけど、やっぱりそうなった。
三洋は先行されて焦っちゃって、ミスが増えていたような気はした。三洋の名前での最後の試合という気負いが影響したのかもしれない。準決勝で出た負傷者の穴を埋め切れなかった感じもした。

これで今季のラグビー観戦は終了。今季は見たくても一度も見れなかったチームがいくつかあって、心残りになっちゃった。まあ、また来季ってことで。
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スーパーカップ名古屋対鹿島

2011.2.26(土) 13時半 日産スタジアム

 名古屋グランパス 1(0−0)1 鹿島アントラーズ
           (1−1)
            3PK1

 得点 54分 名古屋・増川
    66分 鹿島・野沢(FK直接)

 PK戦 名古屋 ケネディ×(阻止) 藤本○ 三都主○     小川○
     鹿島  岩政×(阻止)   本山○ アレックス×(阻止) 新井場×(阻止)

今年初めてのサッカー観戦。

前半の名古屋は、動きがよくて、連携も鮮やか、ポゼッションの高い華やかなサッカーを見せてたと思うが、なかなかシュートを打てなくて、むしろ鹿島にカウンターからシュートを打たれてたという印象。ただ、鹿島は、大迫のクロスバー直撃以外は、フィニッシュの精度に難有りな感じだったかな。
後半に入ると、鹿島がハイペースで攻め込んで来て、押され気味になったが、5分過ぎの後半最初の?チャンスで、藤本のFKのボールに増川が合わせて先制。でも10分後くらいに、野沢の完璧なFK(あれは止められない)で同点にされた。後半の名古屋はペースが落ちたし、鹿島の方がシュートを打ってて、ゴールにも近い感じだったかな。でも楢崎の好セーブもあって、同点のまま終了、PK戦。
メインスタンド中央で見ていて、ここからだと角度の関係で、ゴールマウスがすごく狭く見えて、PKは絶対入りそうもないように見えた(^^;。実際、鹿島と名古屋が揃って先頭がストップされたが、その後、名古屋は全員がきっちり決めたのに対して、鹿島のPKはナラが止めまくり、4人目3対1で名古屋が勝利。

スーパーカップを獲ったのは、96年以来だから、15年ぶりか。おまけみたいなタイトルかも知れないけど、やっぱ優勝は嬉しいやね(^^)
00年にPK戦で磐田に負けた時のモヤモヤが、よーやく晴れた気がする(^^;。

まあ、おおかたの選手は、あまり無理はせず、抑え気味にプレーしてたように感じたけど、新加入の藤本のプレーは目を引いた。よく動くし、視野が広いし、巧かった。今まで清水戦で見てた印象よりもずっといい選手に思えた。さすがに清水で10番を背負ってただけのことはあるんだな。

そこそこいい状態でシーズンに入っていけそうだな。まあ、今年は個人的には高望みはしないつもりだけどさ(^^;
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2011年グランパス日程

節 開催日  KO時間 相手 スタジアム 結果
SC 2/26(土) 13時半 鹿島 日産  1-1 PK3-1  
A1 3/1(火) 19時半 杭州緑城 杭州 0-2
1 3/5(土)  14時 横浜 豊田 1-1
2 3/12(土) 16時 仙台 ユアスタ 震災のため延期
A2 3/15(火) 19時 アルアイン 瑞穂 震災のため延期
3 3/19(土) 14時 神戸 ホームズ 震災のため延期 
4 4/2(土)  13時 鹿島 豊田 震災のため延期
A3 4/6(水) 19時 FCソウル 瑞穂 1-1  
5 4/10(日) 13時 山形 NDスタ 震災のため延期
A2 4/12(火) 19時 アルアイン 瑞穂 4-0
6 4/16(土) 15時半 広島 瑞穂 震災のため延期
A4 4/19(火) 20時 FCソウル ソウル 2-0  
7 4/24(日) 14時 浦和 埼玉 0-3
8 4/29(金祝) 19時 川崎 瑞穂 2-0 
A5 5/4(水祝) 14時 杭州緑城 瑞穂 1-0
10 5/7(土) 15時 清水 瑞穂 1-1
A6 5/11(水) 19時40分(現地) アルアイン (UAE) 1-3 
11 5/15(日) 13時 甲府 中銀スタ 1-3
12 5/21(日) 16時 柏 豊田 0-0
AR16 5/25(水) 19時半 水原三星 水原 0-2
13 5/29(日) 16時 福岡 豊田 5-2
14 6/11(土) 14時 磐田 ヤマハ 1-0
15 6/15(水) 19時 新潟 瑞穂 4-0
16 6/18(土) 19時 大宮 瑞穂 2-2
17 6/22(水) 19時 C大阪 金鳥 3-2
18 6/25(土) 19時 浦和 豊田 1-1
2 7/2(土) 14時 仙台 ユアスタ 1-1
3 7/9(土) 19時 神戸 ホームズ 1-0 
4 7/13(水) 19時 鹿島 豊田 2-1
NQ 7/16(土) 未定 未定 未定 震災のため開催形式変更で延期
5 7/17(日) 19時 山形 NDスタ 2-0
NQ 7/23(土) 未定 未定 未定 震災のため開催形式変更で延期
6 7/23(土) 19時 広島 瑞穂 3-2
19 7/31(日) 19時 福岡 レベスタ 3-0
20 8/7(日) 19時 磐田 瑞穂 2-1
21 8/13(土) 19時 広島 コカスタ 3-0  
9 8/17(水) 19時 G大阪 万博 2-2
22 8/20(土) 19時 仙台 瑞穂 0-1
23 8/24(水) 19時 川崎 等々力 2-1 
24 8/28(日) 19時 甲府 豊田 4-1
25 9/10(土) 19時 柏 柏 1-2
26 9/18(日) 18時半 鹿島 カシマ 1-1
27 9/23(金祝) 14時 神戸 瑞穂 3-1
28 10/2(日) 15時 清水 アウスタ 0-2
NQ 10/5(水) 新潟 瑞穂 5-3
NS 10/9(日) 鹿島 瑞穂 1-2
E2 10/12(水) FC鈴鹿 瑞穂 6-0 
29 10/15(土) 16時 G大阪 瑞穂 4-1
30 10/22(土) 14時 大宮 NACK5 3-2 
31 11/3(木祝) 14時 C大阪 豊田 3-1 
E3 11/16(水) 19時 北九州 瑞穂 1-0 
32 11/19(土) 14時 横浜 日産 2-1 
33 11/26(土) 14時 山形 豊田 3-0 
34 12/3(土) 15時半 新潟 東北電力  1-0 
E4 12/21(水) 19時 柏 瑞穂 3-3 PK9-8
EQ 12/24(土) 13時 横浜 瑞穂 0-0 PK3-4

SCはスーパーカップ
A(数字)はACLグループリーグ
AR16はACL Round16
NQはナビ杯準々決勝、NSはナビ杯準決勝
Eは天皇杯、EQは天皇杯準々決勝

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感想「ティンセル」

「ティンセル」 ウィリアム・ゴールドマン 角川書店
ゴールドマンは好きな作家だけど、どういう本が出ているのか、ミステリにジャンルが限られていない作家ということもあって、よく分かってなくて、この本も偶然見つけた。原著は79年刊行、邦訳は86年。

ハリウッドの二流のプロデューサーが、自身の代表作とするべく構想した、マリリン・モンローの生涯をモチーフにした「ティンセル(虚飾)」という映画の、主演女優のキャスティングを巡って起きる出来事を描いたもの。登場するのは、プロデューサーとその家族、候補になった3人の女性と、彼女たちを取り巻く人々といったところだけれども、今まで読んだゴールドマンの小説同様、それぞれの人物の描写がとても達者。当り前でない特異な人物ばかりだけれども、生き生きしていて現実味がある。この小説はショウビジネスの世界が舞台で、イメージ的に当り前でない人物ばかりが居る場所という先入観があるから、著者に有利に働いているのは確かではあるが。それと、典型的ではないが、特異な人物の設定としては、比較的よくあるパターンという感もないではないかな。頭のいいブロンドのグラマー(3人のヒロインはそれ)のような。
それでも、こういう生涯を送って来て、こういう人間になったという所が、どの人物についても、とてもうまく描かれているし、読んでいて感情移入もしやすい(特にノエル)。それでいて、ユーモアのある乾いたタッチで、あまりベタベタしない所もいい。

ただし、ミステリではないこともあり、話の展開に関しては、まあ、そんなとこかな、というあたりに収斂していく感じで、そんなにインパクトはなかった。
ゴールドマンはシナリオライターで、この小説の舞台になっている世界に実際に居た人間だから、それを生かした裏話や楽屋オチがたくさん取り込まれている。それと、60-70年代を感じさせる固有名詞の数々。分かっていればいるほど、おもしろく読めるだろうな、という気がする。

傑作とは思わないが、ゴールドマンの小説ということで、期待していたものは、きっちり面白く読ませてもらったと思う。
(2011.2.19)

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日本選手権準決勝三洋電機対東芝

2011.2.19 14時 秩父宮 

 三洋電機ワイルドナイツ 33-21 東芝ブレイブルーパス

立上りの東芝の勢いが凄くて、4分にインゴール内に2回押し込んだが、2回ともTMOでノートライの判定。それでも勢いは鈍らず、16分にヒルを起点に宇薄がトライ。その後、三洋はトニーブラウンが痛んだらしく離脱、20分に東芝はブリューがディフェンスをぶち抜いてトライ。24分に三洋はPGで3点返すが、東芝は27分に立川がトライで21対3。東芝は最後まではペースを維持出来ないんじゃないかな、でも興醒めっぽい展開になってきたなと思っていた。ただ、東芝の守備に反則が多いのは気になっていて、三洋がPGでもう3点返した後の前半ロスタイム、反則の繰返しでヒルがシンビンになった時は、やっぱりそういう展開になるのか、これで少し面白くなるかなと思った。そのPGが決まって21対9で折返し。
後半立上り、当然、三洋が押しまくったものの、なかなか崩し切れずにいたが、7分にとうとう数的優位を生かして、霜村がフリーでボールを受けてトライ。さらに、次のキックオフのボールを受けた所から、ホラニが驀進して、北川を挟んでトライに持ち込み、21対21の同点。トライ数では上回って、まだ優位だったはずの東芝が浮き足立ち、ミスが増え始めた。21分にはインゴールに押し込んだが、またTMOでトライ成らず。直後、インゴール前で廻そうとしたパスを、三洋の北川がインターセプト、一気に反対側のゴールまで持って行って逆転トライ。三洋は34分にまた北川がダメ押しのトライで21対33の逆転勝ち。

大きく先行されてもきっちり立て直した三洋の粘り勝ちという感じ。1試合にTMOが3回って、初めて見たと思うが、それがことごとくノートライだったというのも、三洋のディフェンスの粘りを示すもののような気がした。トニー・ブラウンの穴を入江がよく埋めてた印象もあるし、チームに厚みもあったと思う。バックスのスピード感もあったし、持ち味が出てたってことだろうな。
東芝も勝機は間違いなくあったんだけど、気迫が空回りしちゃった感じかもしれない。今年の東芝は、久しぶりに、いまひとつ勝負強さが感じられないまま、シーズンが終っちゃった。
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感想「フライアーズ・パードン館の謎」

「フライアーズ・パードン館の謎」 フィリップ・マクドナルド 原書房
原著は1931年の刊行で、2005年に邦訳が出たもの。

代々、居住した家族の当主が謎の死を遂げてきたという屋敷に、偏屈な流行作家が住み始めるが、奇妙な出来事が続発。雇われて、その流行作家の財産管理人になった退役軍人が屋敷に赴くと、ついにそこで怪死事件が起き、彼が調査に乗り出すという話。
話の中心は不可能犯罪に見える怪死事件だが、屋敷に集まっている人々や屋敷で起きる奇妙な出来事の描写がすごく長くて、事件が起きるのは、話が半分まで進んでから。それだけじっくり描かれているから、奇怪な事件でも説得力がある、という感もないではないが、逆に事件が起きてから解決に向かうまでが、随分あっけないような気もする。幽霊屋敷に不可能犯罪と、話を(無駄に?)盛上げる魅力的な要素は充分あるにもかかわらず、気を持たせるような書き方をしないんだな。「Xに対する逮捕状」の時も思ったことで、それがこの作家のスタイルなのかもしれない。
書かれている内容そのものは明晰で、ごまかしのない論理的な推理という感じがする。なので、ここには必ずこういう仕掛けがなくちゃいけないはずだ、と感じた通りに、話が進んでいく所があり、拍子抜けのような、やっぱりそうかという満足感もあるような。ただ、無駄に気を持たされないというのは、個人的な嗜好としては長所だと思う。納得して、面白く読めたのは確か。
ただ、最後の所で、起きた心霊現象が全て説明がついているのかどうか、ちょっと微妙な気はする。もうちょっと細かく説明してもよかったんじゃないかな。あと、面白そうな登場の仕方をした割に、大した見せ場もなく終ってしまった登場人物が何人かいるな、と思った。多作していた時期ということだから、本筋以外の所は、あまり細かく気を配って書いていなかった、ということなのかも知れないが。気を持たせないという点も、もしかしたらそれが理由なのかも知れない。
(2011.2.10)

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日本選手権2回戦NTTドコモ対神戸製鋼

2011.2.13 12時 秩父宮 

 NTTドコモ     0-38 神戸製鋼
 レッドハリケーンズ    コベルコスティーラーズ

秩父宮。日が出ててあったかかったが、風は冷たかった。

予想はしてたものの、力の差は如何ともし難かったという試合。最初から最後まで神鋼ペースの試合だった。1対1では必ずしもそんなに差はないのかな、という気はしたけど、インゴール近くのラックやモールの密集戦で守りに入ると、ドコモはほとんど耐えられなかった。逆に前半30分頃に、この試合で唯一、ドコモがインゴール寸前まで攻め込んで、押し続けた時間帯があったが、神鋼はしっかり守り抜いた。
前半後半とも0対19、合計0対38で神鋼の完勝。
ドコモはちょっと普通に試合をし過ぎちゃったのかも知れない。去年トップチャレンジで見た時は、もう少しキャラが立った試合をしてた気がする(だから、見に行く気になったんだが)。力の差がありすぎて、そういう余裕もなかったということか。

第2試合の東芝対帝京大学は、さらに期待出来ないと思ったんで、パスしたが、やはり順当に東芝が大勝したらしい。
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トップリーグ入替戦NTTコム対キヤノン

2011.2.12 14時 秩父宮 

 NTTコミュニケーションズ 31-19 キヤノン・イーグルス
 シャイニングアークス 

厳寒の秩父宮。雪かな、と思ってたが、小降りながら雨。かえってタチが悪かったような気も。

NTTの先発を見ると、君島もジェラードも居なくて、なんだ、と思った。

開始早々、NTTのオブストラクションで、キヤノンがPGで3点先行。いきなり流れを掴み損なって、NTTは焦っちゃったらしく、反則は多いし、何度もターンオーバーされ、苦しい立上がり。それでも18分にFB栗原がPGを決めて3対6にすると、次第に落ち着いて押し始め、30分過ぎにFW陣が粘り強くボールを繋ぎ、最後はWTB友井川が突っ走って、逆転のトライ。37分にも押した展開から栗原がトライ。キヤノンも追加点は上げるものの全部PGで伸び悩み、17対12で折返し。
後半早々にもSOウィングのトライで24対12になり、これは決まったなと思ったんだが、そこからキヤノンが反撃。NTTのインゴール前で、 10分以上押し続けた末、裏へのボールにCTB水田が走り込んでトライ。しかし、直後にNTTが一気にメンバーを入れ替えると(君島もこのタイミングで入って、SOをやってたようだ。ちなみに、ジェラードは10分過ぎに入ったけど、彼にしては、いまいち迫力がなかったかな)、元気な交代メンバーの働きから、すぐに栗原のトライが生まれて、また12点差の31対19。あとはNTTが手堅く試合を運んで、キヤノンの反撃を許さず勝利。トップリーグ残留。
秩父宮のグランド状態は元々かなり悪化しているが、悪天候でさらにぐちゃぐちゃになっていたから、地力で優るチームの方に、さらに有利に働いた面はあったかも知れない。

九州電力に勝ったヤマハも含めて、今年も入替戦は現トップリーグチームが残留の結果。まあ、キヤノンは、今年見た2試合でそんなに強い印象がなかったから、難しいんじゃないかと思いつつ、NTTも序盤は好調だったけど、終盤失速したチームだから、どうかなと思ってはいたけれど。下位リーグのチームが入替戦で最初に勝つのはいつだろう。
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「グリーン・ホーネット」

基本3Dの映画だが、3D特別料金を取られるのが嫌で、2Dでの上映を狙って、「RED」のついでに遅い回の上映で見た。だって、大した映画じゃなさそうだったし、キャメロン・ディアスが出てるから見たかっただけなんで(^^;。

親父の急死で大新聞社を引き継ぐことになった道楽息子が、ひょんなことから、グリーン・ホーネットを名乗るヒーローになって、東洋人の仲間カトーと共に、悪と闘う話。なんだけど、この主人公がクソ野郎で、体はずんぐり、頭も鈍い。使うメカは全部カトーが開発してるし、実戦で本当に強いのもカトーで、主人公は尻馬に乗って暴れてるだけなんだけど、カトーを見下したような物言いや行動ばかりする。ついには喧嘩別れするが、そこで事件が起きて、父の死の真相を知ったホーネットが…、みたいなことになるわけで。
元々の「グリーン・ホーネット」(ずっと昔のアメリカのラジオ/テレビドラマのはずだ)も、ホーネットとカトーのコンビが悪と闘うという話だったはずだけど、主人公の設定がこんなだったはずはないと思う。多分にパロディ的な設定変更が行われているんだろう。ただ、そもそもオリジナルのカトーは、家来のような位置付けだったはずで、それを現代の視点で見て、こういう設定変更を着想するような要素が含まれていた可能性はあるのかもしれないな。それによって、ヒーローの在り方のようなことを、勝手に考えてしまうような、妙な奥行きは生まれていた気がする。どこまで意識的なのかは分からないが。基本的には、チープな(大掛かりな活劇はあって、金はそこそこ掛かってそうだが)コメディ・アクション映画。

やたらと格好いいカトー(ジェイ・チョウ。日本でも知られてる台湾の俳優・歌手らしい)は、顔は劇団ひとりみたいだったが(^^;、演技を見ていて、なんとなくイチローを思い出した。イチローがアメリカであんなに人気が出たのは、もしかして、アメリカ人の東洋人ヒーローのイメージにはまっていたからなんだろうか、それとも、イチローが、東洋人ヒーローのイメージに影響を与えたんだろうか、みたいなことを考えた。

キャメロン・ディアスはホーネットの秘書の役で、気楽にブッちぎれてたという感じ。まあ、脇役なんで、出番はそこそこだったけど、充分楽しかった。ポスターの写真だと、なんか老けが目立ってたが、映画ではそうでもなくて、よかった(^^;。

ちなみに、3Dだったら、ここが飛び出して見えるんだろうな、と思う場面は、そこここにあったけど、3Dにすれば良かったとまでは思わなかったよ。もっとも、そういうのは、3Dで見た上で、言うことだろうけども。
それにしても、1日映画2本見たのは、久しぶりだった。昔は2本立てがデフォルトだったけれども。

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「RED」

ブルース・ウィリス主演のアクション映画。引退したCIAのエージェントの役だが、なぜか突然命を狙われ始め、一方的に好意を持っていた年金係の女性を巻添えに、逃亡しないといけなくなる。その後、同じような境遇に陥った仲間と組んで、反撃に出る話。
まあ、ストーリーはかなりどうでもよくて、豪華なキャストや華々しいアクションシーンを気楽に面白がれる映画。ウィリスの仲間になる俳優は、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンという豪華さ。他にもリチャード・ドレイファスが出ていたりするが、びっくりしたのは、端役でアーネスト・ボーグナインが出てきたことだ。まだ生きていたのか(^^;。(多分、ロッド・スタイガーと混同していた…全然違うじゃん、と言われるかもしれないが(^^;) 
さすがにベテラン俳優揃いだけあって、みなさん演技は達者だし、持ち味もよく出ているし、楽しげにやってる雰囲気も良かったな。話にそんなに大きな破綻もなく、素直に面白かった。

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感想「野球ができてありがとう」

「野球ができてありがとう」 関根潤三 小学館文庫
1998年に刊行された、関根さんの自伝?本。3冊100円で買った古本の2冊目。
関根さんは、ニッポン放送の野球解説でずっと聴いていたし(しかし、1965年からやっていたとは知らなかった、驚いた)、スワローズの監督としても馴染んだ人なんで、読んでみようかという気になった。この本を読んでる限りだと、結構、成行き任せで生きてきたみたいで、その適当な所が、やたらと面白い。もちろん、要所要所では踏ん張りどころがあって、それをしてきたから、今があるんだが。もちろん、本人の書くことだから、どこまで本当に成行き任せだったのかは分からないけど。照れもあるだろうし、努力を見せないことを格好いいと考えるタイプの人みたいだし。

太平洋戦争を挟んだ時期の野球の状況が興味深かった。実際にその時期を体験してる人の話だからね。その時代の野球界ってのは、中等学校のレベルからプロに至るまで、結構ムチャな世界ではあったようだ(^^;。

関根さんは原宿で育ったんだそうで。実はスワローズの監督に、なるべくしてなったという所だったのかな? 埼玉にもいろいろ縁があるようで、吹上(父親が生まれた土地)とか浦和(父親の疎開先)とか川口(関根さん本人の疎開先)とか、いろいろ地名が出て来る。しかも、法政のエースとしてのデビュー戦は大宮球場(市営と県営のどっちだろうか)だったそうだ。

それにしても84歳で現役の解説者というのは凄いな。

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感想「13の判決」

「13の判決」 英国推理作家協会(編) 講談社文庫
ミステリ・アンソロジー。原著1979年刊行で、1981年に講談社文庫から出た邦訳版。刊行された当時、あんまり関心がなかったので、そのまま読んでなかったが、古本屋で見掛けて、3冊100円の1冊で買ってみた。中身はまずまずきれいだが、店の外の平台に置かれていたものだし、カバーもない。

広義で陪審制度と何らかの関わりがある小説、という縛りでの短篇の集成。ごく緩い制約なので、内容はバラエティに富んでいる。もっと狭い範囲のアンソロジーなのかと思っていた。
最大の異色作は、ピーター・ディキンスンのSFミステリ(「猫殺しの下手人は?」)だろうな。ただ、これはなんとなく、猫好きの自虐を書いているように思えてしょうがない(^^;。パトリシア・ハイスミスは、一人だけ空気が違うような気がする(「猫の獲物」)。クリスティアナ・ブランド(「至上の幸福」)とP・D・ジェイムズ(「大叔母さんの蝿取り紙」)が微妙にネタが被っている(中身は全く別ものだが)のは、このテーマから連想されるネタのひとつとして、女性による毒殺事件がポピュラーってことなのか?
ジュリアン・シモンズ(「マグレガー氏を待ちながら」)のみ「EQ」で既読。思えば、この頃は、こういう短篇を「EQ」や「HMM」で毎月読んでいたわけで、その頃を思い出させるような短篇群だった。ミステリを読み始めたばかりで、何もかも新鮮で楽しく読めた頃だったな。その後は、読み過ぎで食傷気味になっていたような気がするが、近年はあんまり数を読まなくなっているから、今はまた、楽しく読めるかもしれないな。本書を楽しめたのもそういうことかも。

ちなみに、ベスト、というか、なるほどこういう風に持って行くのかと、一番感心したのはシーリア・フレムリンの「コテージの幽霊」。

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