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感想「お呼びだ、ジーヴス」

「お呼びだ、ジーヴス」 P・G・ウッドハウス 国書刊行会
ジーヴスもの。
長篇ひとつをメインとして、この長篇が劇作品のノベライズという変則的な成立ちであることに関するウッドハウスの短い文章2篇、それからジーヴス+バーティものの短篇1篇を併録した構成。
長篇は、内容的にも変則で、上流階級が労働党の政策によって財産を失いつつあるイギリスの状況に合わせて、バーティーが職業訓練校に通い、その間、ジーヴスは別の貴族の家へ貸し出されているという設定。相方が違うので、いつものバーティーものではありえなさそうな展開になっており、そういう中でジーヴスの悪知恵が働いているのを見るのは、新鮮な感じで面白かった。
短篇はEQMMに掲載されたものだそう。お馴染みのパターンではあるが、よくまとまっていて面白い。EQMM(ダネイ)が注文を付けたりしたのかな。
(2011.3.31)

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