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感想「年刊SF傑作選6」

「年刊SF傑作選6」 ジュディス・メリル編 創元推理文庫
伊藤典夫が解説で、作品の選択に急進性が幾分薄れているかな、というようなことを書いている。自分も読みながらそんな気がしていた。ただし、伊藤典夫は6巻以前との比較で書いているが、自分は直前に読んでいた「7」との比較でそう思っていたわけだけど。それを考えると、本書は全体の中で、そういう傾向が出た本だったのかも知れない。
ディッシュの、いかにも彼らしい、題材の取り方とブラックユーモアな筆致の作品が、一番印象が強かった。それ以外は、割と普通のSFっぽい、と思った小説が多かった。まあ、ボルヘスを選んでいたり、ジャンル外の人が書いたアイディア掌編が複数入ったりという所に、特徴があるんだろうという気はするが、「7」を読んだ時ほど、特別なものは感じなかったな。
(2011.5.26)

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