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感想「ブラッド・ブラザー」

「ブラッド・ブラザー」 ジャック・カーリイ 文春文庫
シリーズ4作目。ここまでのシリーズとしての安定感をベースに、次の展開を作る小説という感じ。

面白かったし、よく作ってあるが、驚くような真相かな。全然想定内に思えるんだけど。別にそれでダメだと言ってるわけじゃなくて、プロットも人物描写もちゃんと書かれてるという安心感があって、いい出来とは思う。でも、「本格ミステリ」とか、ラスト1ページまで真相はわからないとか、そういうのを売り文句にするのは間違ってると思う。この作家の売り方について、毎回感じてる違和感だが。誰が悪いんだろう。それとも何か読み落としてるこっちが悪いのかな。
この作家なら、こう持ってくるかな、という勘が働いて、話の都合で人を動かしてる手つきが、気になった箇所はいくらかあった。でも、ディーヴァーほど嫌らしくはない。それに辟易してディーヴァーを読むのをやめたので、そういうふうに行って欲しくないとは思ってる。
(2011.10.2)

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