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2011年に読んだ本

海外小説
ウェイウェイオール、ロノ 鎮魂歌は歌わない
ウッドハウス、P・G がんばれ、ジーヴス 
ウッドハウス、P・G お呼びだ、ジーヴス 
ウッドハウス、P・G 感謝だ、ジーヴス 
カヴァン、アンナ  
カーリイ、ジャック ブラッド・ブラザー 
クイーン、エラリー Zの悲劇 
クリスピン、エドマンド 消えた玩具屋
クリスピン、エドマンド お楽しみの埋葬
クレイス、ジム 死んでいる
クロウリー、ジョン ナイチンゲールは夜に歌う
ゴアズ、ジョー 硝子の暗殺者 
ゴールドマン、ウィリアム ティンセル 
スタウト、レックス IF DEATH EVER SLEPT
チェスタトン、G・K 新ナポレオン奇譚
トンプスン、ジム 内なる殺人者 
バウトン、ジム+アジノフ、エリオット ストライク・ゾーン
ブロック、ローレンス 殺し屋 最後の仕事 
マクドナルド、フィリップ フライアーズ・パードン館の謎
マンケル、ヘニング 背後の足音 
ラファティ、R・A 翼の贈りもの
ルパン、アルセーヌ ウネルヴィル城館の秘密 
ルパン、アルセーヌ アルセーヌ・ルパンの第二の顔 
ルパン、アルセーヌ バルカンの火薬庫
浅倉久志(訳) 今日も上天気 
英国推理作家協会(編) 13の判決
メリル、ジュディス(編) 年刊SF傑作選6
メリル、ジュディス(編) 年刊SF傑作選7

国内小説
有馬頼義 黒いペナント
伊藤計劃 虐殺器官
北方謙三 楊令伝 1
北方謙三 楊令伝 2
北方謙三 楊令伝 3
北方謙三 楊令伝 4 
北方謙三 楊令伝 5
北方謙三 楊令伝 6 
北方謙三 楊令伝 7
木村二郎 ヴェニスを見て死ね 
木村二郎 予期せぬ来訪者
堂場瞬一 ミスジャッジ 
三浦しをん まほろ駅前多田便利軒 
矢作俊彦 引擎 ENGINE 
矢作俊彦+司城志朗 ARAKURE あらくれ 

海外小説以外
アクゼル、アミール・D 「無限」に魅入られた天才数学者たち
アーリック、ロバート 怪しい科学の見抜き方
タイソン、ニール・ドグラース かくして冥王星は降格された
リンドリー、デヴィッド 量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ

国内小説以外
石川雅規 頭で投げる。
上野健爾、志賀浩二、砂田利一(編) 現代数学の土壌 (読み切れず)
小幡貴一・小幡友貴(編) 不死蝶 岸田森
片岡宏雄 プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である
工藤健策 プロ野球誤審の真相
後藤紀夫 バンクーバー朝日物語 
志賀浩二 無限の中の数学 
篠宮愼一 誰も知らないプロ野球「審判」というお仕事 
白戸圭一 日本人のためのアフリカ入門 
関根潤三 野球ができてありがとう
森田邦久 量子力学の哲学 
文藝別冊 吾妻ひでお

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感想「予期せぬ来訪者」

「予期せぬ来訪者」 木村二郎 創元推理文庫
「ヴェニスを見て死ね」の続篇の短篇集。こっちは全部初読かな? なんとなく覚えがなくもない短篇もあるが。
こちらの方が「ヴェニスを見て死ね」よりもプロットは込み入ってる感じ。経験値を上げた効果かな。でも、基本的には2冊まとめて一定の期間に集中して書かれた短篇の集成ではあるので、作風自体は大きな変化はないと思う。今読むと懐かしい感じのする、80年代っぽいソフトな私立探偵小説。
もうちょっと主人公のキャラが立っててもいい、という気はする。木村二郎が紹介してくれていたネオハードボイルドの探偵たちは、差別化のための表面的とも思える特徴付けを、古手の評論家にしばしばクサされていたけれど、あの辺の小説は、そういう要素がないと、こんな感じになるのかも知れない、という気がした。
(2011.12.28)

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感想「ヴェニスを見て死ね」

「ヴェニスを見て死ね」 木村二郎 創元推理文庫
ジョー・ヴェニスもの短篇集。読んだ覚えのある作品がかなり多い(全部?)。元になっている94年に出た単行本は買ってないはずなんで、「ミステリマガジン」に掲載された時に読んだ記憶だろう。当時はまだ買っていたはずだから。そっちで読んでるから、と思って、単行本を買わなかったような記憶もうっすら。
木村二郎はファンだけど、翻訳の文章は硬いなとずっと思っていて、この文章で小説かあ、ということを当時思っていた。今読むと、硬さはあるが、昔思っていたほど不自然ではないかな。手を入れているのかな。
プロット的には、先が読める話が多い。読んだことがあるから当たり前という以前に、初読の時もそう思った覚えがある。適当な所から結末を引っ張り出さずに、ちゃんと書いている、ということではあるけどね。
こういうタッチの私立探偵小説は、懐かしい感じがする。
(2011.12.26)

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感想「楊令伝」7

「楊令伝」7 北方謙三 集英社文庫
梁山泊と宋の本格的なぶつかり合いが始まった巻で、割とあっさり入ったなという感じ。もう少し、前の巻までの展開を引きずったりするのかと思っていた。
何人かの登場人物がこの戦いはそんなに長くは続かないと言ってる割に、作家はむしろ先を急いでいるような印象もある。韓伯竜と韓世忠の関係なんか、あっさり流してるし(この後、また生きてくるんだろうが)、早くも双方で大物が戦死しているし。
まだ残りの巻数は結構あるんだが、梁山泊と宋が激突して、梁山泊が負けて終わりという、あっさりした終わり方じゃなく、その後も引っ張る展開があるのかな。まあ、そうなるための布石は確かに、あちこちに置かれているわけだが。この戦いだけで終わってしまったら、李富の出番なんかないままで終わってしまいそうだ。
にしても、これから次々戦死者が出て、しんどい話になっていくわけだな。
(2011.12.23)

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感想「氷」

「氷」 アンナ・カヴァン サンリオSF文庫
ずっと昔に古本で入手したもの。安かったのと(定価以下)、異色作という噂を聞いていて、買ったんだと思うが、ずっと放置していた。最近?ハードカバーで再刊されていることでもあるので読んでみた。氷河期がやってきて、世界が氷で覆われていく中で、主人公が「少女」を追いかけていく話。

よく分からなかった(^^;)。前半は、複数の展開が並行して語られて、説明抜きに全く別の展開に話が飛んで行ったりする、実験的というか、分裂症っぽさが結構面白かったりしたが、後半はそういう部分がなくなって、(かなりわけわからないにしても)直線的なストーリーになっていたし、大地を呑み込む氷河とか、幻想的な「少女」とか、シュールでビジュアル的な鮮やかさも、繰り返されるうちに飽きてきたし。
割と短い小説だけど、この半分の長さでもいい気がする。それで十分、やりたいことはやれたんじゃないだろうか。何がやりたかったのか、はっきり分かってるとは言い難いけども。
ただ、滅んでいく世界や「少女」に、作家が自分の命とかを象徴させていたんだとすれば、そんなに短い話で終わらせるわけにはいかなかっただろうな、という気はする(この小説が出た1年後に亡くなったらしい)。
(2011.12.23)

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感想「Zの悲劇」

「Zの悲劇」 エラリー・クイーン 角川文庫
実を言えば、エラリー・クイーンの全長篇の中で、個人的に一番どうでもいいのが多分これ。さすがに嫌い、と言うのは言い過ぎだが、まあ、どうでもいい感じ。
理由はかなりはっきりしてる。元々レーンものに、あんまり愛着がないというのに加えて、本書はペーシェンスの一人称があまりにも出来が悪く思えた。まあ、ペーシェンス自体が、どうよ、と思うキャラなんだけど。
ただ、ペーシェンスの一人称がヒドいのは、翻訳が古いせいかも、と考えてはいたので(ちなみに創元の鮎川信夫訳)、バリバリの新訳なら、実は面白く読めたりするかも、と思って、角川文庫の越前敏弥訳を読んでみることにした。

ペーシェンスについての結論は、やっぱり翻訳じゃなかった、というものだった。原文で読んでるネヴィンズ(当たり前だ(^^;))がクサしてた記憶があるので、そうかもなあと思わないわけでもなかったんだが。原文の悪さを翻訳がカバーする場合もあるが、本書に関してはそれもダメだった。この時期のクイーンには、リアリティのある女性の一人称を操るのは荷が重かったんだろうと思う。
もっとも、この時期以降、どうだったかは、作例がないので不明だな。ちなみに一人称小説自体、他にないんじゃないかな。そう考えると、「この時期」という言い方は妥当ではないかもしれない。

とはいえ、今回読み直して、それ以外で興味を感じた所はあった。消去法での犯人指摘に持ち込むための条件作りの、さりげない仕込みは大したもので、よく計算されている。クイーンの小説を、謎の構築のされ方を考えて読むようになってから、「Zの悲劇」を読み返したのは初めてと思うが、クイーンらしい丹念な作りだ。ベストな作品に比べると、やや安直な所はあるにしても、そういう観点からは、これは悪い出来の小説じゃないと思う。
その割にプロットでガチガチという印象がそんなに強くないのは、プロット的にほとんど何の役にも立ってないジェレミーが居るからじゃないかという気がする。ジェレミーが何のために居るのかと言えば、女性探偵ペーシェンスを引き立て役のわけで、それはプロットというより、ストーリーだね。ペーシェンスの存在自体、小説の中のプロットの比重を下げて、ストーリー的な要素の比率を上げるためのものに思える。まあ、改めて考えるまでもなく、一見してそうだけど。
その試みは、あんまり成功したとは言い難いけれども、とにかくクイーンはそっちの方へ路線を変えて、戻ってくることはなかった。本書の登場人物が、むやみに大袈裟な人たちに思えるのは、慣れないストーリー志向な小説の中で、生身っぽい人物を描こうとして、素人の俳優みたいなオーバーアクトにしてしまった、ということなのかもな。

「X」「Y」からのレーンの変貌が、すごく唐突だと、ずっと思っていたが、クイーンのそういう路線変更に、レーンのような芝居がかった人物は、メインキャラとしては馴染まなそうで、レーンの変貌は、本書と「最後の事件」で、花を持たせつつ、丁重にレーンにお引き取り願うためのものだったのかもしれない。

法月の解説は面白かった。レーンが実は悪さしてるんじゃないか、という深読みは、結構当たっているかもしれない。
(2011.12.15)

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感想「量子力学の哲学」

「量子力学の哲学」 森田邦久 講談社現代新書
量子力学における、一般常識で考えると受け入れがたい、理論と実験結果が示す事実について、どう解釈するかという考察の数々を概説したもの。光が粒子でも波動でもあるというのはどういうことかとか、シュレジンガーの猫の件とか、そういうことについて、学者がああだこうだと言い合ってるわけだ。
で、今も決定的な方向が見えているわけじゃなく、一長一短あるいろんな説が飛び交ってる状態だというのがよく分かった。先日読んだ「量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ」に書かれていたこと(本書でデコヒーレント説と書かれているやつだと思う)も、多々ある説のひとつに過ぎないんだな。ただ、あの本の最大のポイントは、どうせ分からないんだから、気にしなくていいじゃん、という所だったなと、個人的には思っているし(^^;)、そういう観点からすると、いろいろ考えてるね〜、という以上のインパクトのある考察はなかった気がする。人が決定した事実だと思っているのは、全部思い込みに過ぎなくて、実際は、全ては量子論的な確率の存在なのだという考え方には、ちょっと惹かれたけど。全ては幻、みたいな感じ。要するに、哲学の領域に入り込んでいる考察なので(だから本書はこういうタイトル)、そういう人生観的な話とも近いわけだ。そうなると、だから何?、という言葉が、すぐそこに(^^;)。
まあ、そんなことを言うなら、読んでもしょうがない本だろう。というか、量子力学自体、そういうものなんだろう。普通に生活する上では、どうでもいいことに違いない。
本書に、二次元の世界の人間は三次元の物体の二次元の世界での挙動を理解できない、という例えが出て来るが、そういうものだとすれば、確かに分かるわけもないしね。
そうは言っても、純粋に好奇心で(野次馬?)、分かってる所までは知っておきたいという気分があるので、だからこういう本を読んでみるわけだが。分かってないということが分かったのが、ある意味、収穫か(^^;)。

内容と関係ない話。著者が時々、唐突にくだけた口調の部分を挟むのを、この種の本では結構よく見る気がして、以前から気になってた。著者の立場からすると、講義の合間に余談を挟んだり、学生を和ませたりする感覚なんだろうな、ということに、今さら思い当たった。でも、こういうのは笑えない冗談を聞かされてるような感じで、結構違和感があるんだよな。やめとけばいいのにと思う。
あと、内容的に仕方ない面はあるが、括弧付きでのただし書きが、多すぎる気がした。厳密にはそうではないが、みたいなやつ。ちょっと苛々した。
(2011.12.8)

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感想「ミスジャッジ」

「ミスジャッジ」 堂場瞬一 実業之日本社文庫
大リーグを舞台にした小説で、主人公は大リーグ移籍した日本人の投手。そこに、大リーグ昇格を果たした、彼と因縁のある日本人の審判が絡んで、「ミスジャッジ」が起きる。
主人公も審判も、かなりイヤな奴なので、地の部分はあんまり面白くなかった。誰がどうなっても、どうでもええわ、という感じで。
でも、野球に関する部分は、よく書き込まれている。所詮、日本人が書いた大リーグだから、どこまでリアリティがあるんだか、という気はしたけれど、それらしさは感じられるし、小説なんだから、それで十分かな。球場の描き方や試合の組み立て、そういう部分の細かい描写は納得のいくものだった。「野球」を描いた小説としては、悪くない出来だと思う。

ところで、殺人が7年で時効という話が出てくるが、このケースは犯人が国外に出てるから、時効は停止なんじゃないんだろうか。ミステリじゃないし、ストーリー上、そんなに意味がある要素でもないから、いいけどね。
(2011.12.6)

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感想「楊令伝」6

「楊令伝」6 北方謙三 集英社文庫
聞煥章と扈三娘の件はある程度は予想してた展開で始まったけど、こういう凄いオチになるとは思わなかった(^^;)。「水滸伝」の真ん中あたりから持ち越しになっていたネタで、随分引っ張った割には、あっさり終わらせたな、という気もしないではないが、多分、北方は扈三娘を書くのが苦手なんだろう。そんな気がする。まあ、ブンちゃんらしい決着のようには思えるけども。
楊令は、こんな風になっちゃって、大丈夫なのかな。孤高でいることが存在感の一部だったように感じていたんで、この先、随分気安くなった楊令を、どういう風に描いていくんだろうと思う。

それにしても、解説で吉田戦車が書いている、「ジャイアントロボTheAnimation」は、ゲテモノぽくて面白そうだ(^^;)
(2011.11.30)

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感想「まほろ駅前多田便利軒」

「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん 文春文庫
「MELODY」の漫画版を読んでるうちに興味が出て来て、オリジナルを読んでみる気を起こしたもの。ただ、漫画連載の区切りが付くまでと思って、途中まで読んで放ってあったが、「MELODY」では、ここんとこずっと休載してやがるもんで、業を煮やして読んでしまった。

漫画版から入ったことが、小説の印象にかなり影響しているのは間違いなくて、多田も行天も、漫画の顔以外、脳裏に浮かばない(^^;)。
そういうキャラ的な所以外も、間合いの取り方を漫画っぽく感じたりとか、作家の持ち味なのか、漫画の意識で自分が読んでるから、そう思えるだけなのか、よくわからなくなってる部分がある。
ただ、露骨でない、サラッとした書き方をしつつ、雰囲気から奥に潜む大きなものを感じさせるのが巧い、とは思った。そこは間違いなく作家の力だろう。少し外れた人物像(特に行天やルルはいいキャラだ)とか、タイミングや焦点のずれた会話のおかしさも、作家のものだな。
割と好きな作風かなと思うけれども、解説を見ると、結構色んな方向性で物を書いてる人ぽいので(特に読んでないので、あんまり意識してはいなかったが、そういうイメージは元々あった)、そう言い切ってしまっていいのかどうかはよく分からない。

それにしても「16号は六本木につながっている」というくだりが、かなりひっかかるんだが、直木賞を取った本の文庫版で、(まほろ=町田とすれば)ここまではっきりした間違いが放置されているとは考えにくい。ということは、ここは、まほろ≠町田という、作家のメッセージ? そういうややこしいことを考える人だとすると、やっぱり一筋縄では行かない作家かもしれないな。
(2011.11.26)

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感想「アルセーヌ・ルパンの第二の顔」

「アルセーヌ・ルパンの第二の顔」 アルセーヌ・ルパン 新潮文庫
ボワロー=ナルスジャックの贋作ルパンの3冊目。
「奇岩城」の続編という趣向。「奇岩城」は読んでるが、例によって、中身はほとんど覚えてない。そんなに、強い印象も残ってないんだが、読み直してみるかなと思うくらい、この本は面白かった(^^;)。これと同じくらい楽しめるなら、その値打ちはある。
以前読んだ時に「奇岩城」を楽しめなかったのは、こういう時代がかった、おおらかな冒険小説に対する自分の許容度が低かったからなのか(以前は、そもそもフランスのミステリにあんまり好感を持てなかったが、今は好んで読んでるくらいなので)、今読んでも、原典はやっぱりイマイチつまらないのか(贋作はやはり現代の作家が書いた分、馴染みやすいのか)、その辺を、はっきりさせたい気がする。
しかし「現代の作家」と言っても、実はもう40年くらい前(1975年)に出た本なんだよなあ。高校の頃に戦前(戦中かな)の小説を読んだのと同じような間隔。この本に限った話じゃないが、そういうことを考えると、結構愕然とする(^^;)。
(2011.11.24)

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感想「感謝だ、ジーヴス」

「感謝だ、ジーヴス」 P・G・ウッドハウス 国書刊行会
ジーヴスもの。
国書刊行会のジーヴスものの最終巻が12月に出ると、「MELODY」に書いてあったので、置き放しにしてたのを読んでしまった。まあ、内容はいつも通り、としか言いようがないけど、ちょっと総集編ぽい趣があるかな。そういうことになった理由は、訳者のあとがきで考察されていて、著者89歳の時に書かれた作品で、これが最後かもしれないという意識があったということらしい。内容的に目新しさはないにしても、89歳の新作というのは、やっぱり結構凄い。
レックス・スタウト/ネロ・ウルフの本が小道具として使われているのが面白かった。ウッドハウスはスタウトが好きだったんだよな。
で、最終巻は1月刊行になったらしい。
(2011.11.21)

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感想「鎮魂歌は歌わない」

「鎮魂歌は歌わない」 ロノ・ウェイウェイオール 文春文庫
今年翻訳が出たシリーズ2作目の書評を見て、面白いのか?と思って、1作目を読んでみた。娘を殺されたヤクザな父親(シリーズキャラクターらしい)が、復讐に乗り出す話。犯人は簡単に人を殺す殺人狂。どっちもどっちで、盛大に血が流れる。
解説を読むと、90年代半ばくらいから目立つようになった、血なまぐさいハードボイルド小説の流れという位置付けになるらしい。そういう小説に相性が悪くて、俺はハードボイルド(というか、当時はノワールとか呼ばれてなかったっけか)と言われる小説の新作を読まなくなったわけで…。そういう意味で、ありていに言ってちょっと違ったかなと思う。
ただ、そういう小説の方向性を別にしても、主人公の立ち位置がすごく中途半端。ろくでもない男だが、心の奥底は真っ当という、いかにも言い訳がましい、ぬるいキャラクターなのがイカさない。著者が好きだという悪党パーカーは、パーカーが本当に悪党(というか、プロに徹した犯罪者)であることに良さがあるんだが、その辺が分かってないのかなあという感じ。まあ、パーカーも、後になると、だいぶ人情物ぽくなってはいたが。
殺人狂も、なぜか中途半端な所で、人を殺さず、人間らしさを見せちゃったりする。
そういう所があちこちにあり、殺伐としている割に、全体的に生煮えな感じのする小説だった。これでは2作目は読まないな。
(2011.11.18)

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感想「バルカンの火薬庫」

「バルカンの火薬庫」 アルセーヌ・ルパン 新潮文庫
ボワロー=ナルスジャックによる贋作ルパン第2作。
今回も、ルパンに対して持っているイメージそのままの、クラシックで優雅で華やかなオハナシ。楽しく読めた。原典をほとんど読んでいないから、そのイメージが正しいのどうかも、実際は定かではないんだが、この小説は確かにイメージ通り。
少し前に、パロディ(贋作とかパスティーシュとかも含めてだと思う)は批評の一形態、みたいな話を知人としたが、書き手がオリジナルに愛情を持っていて、書き手が考えているオリジナルの長所だけを取り上げて小説を書いたとしたら、それがオリジナル小説を純化したものになっている可能性もあるのかもしれない。このシリーズは、そんなことも考えさせる。なんせ、書いているのが、一流のミステリ作家だから、小説としての質は保証されているわけで。
「ウネルヴィル」に比べると、著者がよりのびのびと書いているような印象を受けた。2作目になって、すっかり要領をつかんだ、という所かな。「アルセーヌ・ルパンの第二の顔」も入手しているので、楽しみ。
それにしても、新潮文庫版は1975年の刊行。そんな昔だったんだっけ。いかにも昔の本という感じだものな。最初の数ページに、「つんぼ」「黒ん坊」「気狂い」とあったのを見て、しみじみそう思った。
(2011.11.9)

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「ワイルド7」

映像のカッコ良さ以外は何もない映画だったな(^^;)。ストーリーはグズグズ。結末の方で、どうしてワイルド7のトレーラーが、道路封鎖もなしに突っ込んで行けるのか、とか、あれだけの銃撃戦で人が死んでない(らしい)、とか。でもまあ、原作だって、結構グズグズだったし。
もっとも、原作をそんなにちゃんと読んでるわけじゃないけど。

「ワイルド7」の映像化というと、その後、アニメ化もあったが(見ていない)、とりあえず思い出すのは30年前の30分物の実写版。当時はえらくチープな印象しかなかったが、数年前にCATVで見たら、案外面白かった。
その時の、mobilの広告をくっつけて走ってたトラックが脳裏に焼き付いているから、今日の映画のでっかいトレーラーは感動ものだった。金かかってたなあ。

実は映像が格好いいだけで、結構満足した(^^;)。俳優もいい配役だった。みんな、いかにもという感じで。もっとも、「ワイルド7」の熱心なファンは、かなり不満があるらしいが(そういうことはあるだろうな、とは思う)、自分は原作もそこまでよく知っているわけではないので、こんなもんだろう、で済んでしまった。

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「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」

昨晩、テレビ朝日で流していたのを見てた。劇場では見てない。

実は、ディケイドは、全体の話がよくわかってない。途中から見始めたせいもあるんだろうけど、パラレルワールドという設定で、元々、話がかなりぐちゃぐちゃという印象。映画版も、これの後に作られたMOVIE大戦の方は劇場で見てるんだが、こっちは見てなかったので、この話が本編やMOVIE大戦の話とどうつながるのか、よく分からなかった。というか、これって本当に辻褄が合ってるのか?、みたいな。まあ、本編の方も、もうたいがい忘れているんで、比べようもないんだけど。それとも、パラレルワールドの話だから、つながってなくてもいいのかな?
ストーリーの話は置いとくとすると、仮面ライダーが大挙登場するところが見所だろうな、という感じ。ここんとこのスペシャル版に比べれば、人数的にもだいぶ地味だけど、普通にまとめるには、これくらいの数が上限じゃないのかな、という気はしないでもない。
結構暗い話だったが、MOVIE大戦はもっと暗かったな。全体的に、ディケイドは暗かった印象がある。もっとも、そこがなんとなく良くて、たまたま一度見てから、ずるずる見始めたわけで。今のフォーゼは、今の所、ちょっと明朗快活すぎる感じだな。

「W」がゲスト出演してるが、かなり無理矢理の短い登場(^^;。翔太郎もフィリップも声だけだし、ちょっとつまらなかった。

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「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」

毎度のことながら、おつきあいで(^^;

今まで見たMOVIE大戦の中で、一番ちゃんとしてたと思う。仮面ライダーをいっぱい出しつつ、うまく話をまとめるノウハウが蓄積されてきたのかな、という感じ。
最初にオーズのエピソード、次にフォーゼのエピソード、最後に両方合流したまとめ、という構図は、いままで通りだけど、各エピソードが無理なくつながっていた。一見して、それはおかしくない?、という所がなかったものな。そもそも、それぞれのエピソードも結構よく出来ていた。オーズのやつは映司のキャラクターが生かされていたし、フォーゼの方も、テレビ版はあんまりちゃんと見てないけれども、知ってる限りでは、やっぱり主人公の持ち味が出た話になってた。アンクの再登場も、無理なく、うまく処理されていたしな。
鴻上会長が登場して、やっぱり、このオッサンが居ないと、オーズは物足りないだろうなと思わされた。にしても、相変わらず、ろくでもないことばかりするやっちゃ(^^;。
あとは、Wの二人が、顔見せ程度には違いないけど、それなりにセリフも演技もある役どころで出演出来ていたのが良かった。まあ、人気があるということなんだろうね。

「ゴウカイジャー」の映画の予告篇で、大葉健二が出ているのを見たが、彼もオッサンになったなあ。最初、誠直也かと思ったけど、歳から言って、そんなわけはない、と思ってから、大葉健二だということに気が付いた。そりゃあ、ギャバンだものね。
宇宙刑事物は、いまいちピンと来なくて、見てなかったんだけど。大葉健二はやっぱり、バトルケニアが一番印象が深い。
(2011.12.18)

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天皇杯準々決勝 名古屋対横浜

2011.12.24(土) 13時 瑞穂陸上競技場
観客 8728人 主審 飯田淳平 副審 山口博司、間島宗一

 名古屋グランパス 0(0−0)0 横浜F・マリノス
           (0−0)
           (0−0)
           (0−0)
           (3PK4)

PK戦 名古屋 藤本○ 磯村○ 小川○ 吉村×(阻止) ダニルソン×(枠外)
    横浜 中村○ 栗原○ 小林○ 金井○

NHKBSの録画中継で見た。

まあ、結果は知ってたんで、かなりモチベーションの上がらない状態で見てた。そのせいは当然あるんけど、見ていて、ここまで気分的に盛り上がらないとは思わなかったな。双方とも、きわどい場面が本当に少なくて、潰し合いだけで120分みたいな感じだった。スコアレスドロー(ということは、事前には知らなかったんだけど)でも、もうちょっと盛り上がる試合はあるよな、という気がした。結果も内容も全然知らない状態で見てたら、もう少し違う印象もあったんだろうか。

PK戦も淡々と、失敗してもダメージが少なそうな2人が失敗して、あっさり負けて、名古屋の今季は終了。

結局、ジョシュアが居ないと形が作れない、やっぱり。
そういう状況下では、後半半ばのジュンゴのFKが落ち切らなかったのが痛かった。90分内では、多分、あれが唯一の得点機。延長に入ってからの、ジュンゴの股抜きシュートが、もうひとつの決定機。そんなもんだろう。マリノスの方が、まだチャンスは多かった気がするけど。そういう意味では、内容的にはマリノスの勝ち上がりが妥当かもしらん。
まあ、レギュラー4人落ちで勝ち上がれたら大したもんだとは思ってた。そこまで大したもんではなかったということか(^^;。それとも、PK戦まで持っていったのが、充分大したことかな。

まあ、来年に向けて、ゆっくり休んで下さい>選手の皆さん。

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天皇杯準々決勝 FC東京対浦和

2011.12.24(土) 13時 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
観客 11612人 主審 扇谷健司 副審 

 FC東京 1(1−0)0 浦和レッズ
       (0−0)

 得点 20分 東京・石川

ラグビーのついでで(ラグビー場の第2試合という選択もあったんだけど、結果は見えてる気がしたので。実際、予想通りの結果だったようだ)、隣の陸上競技場へ移動して、後半から観戦。前半の半ばくらいに、ラグビー場にも東京サポの歓声が聞こえて来たので、想像はしてたんだが、着いてみると1対0で東京リード。この状態で後半スタート。

一応、1部対2部の戦いのはずなんだが、そういう風には見えなかった。まあ、互角の戦い。序盤は東京の方が効果的に攻撃を組み立てていた感じだけど、得点にはならず。相変わらず、石川が目立ってるね、という感じ。
次第に浦和が押し始めたが、柏木、梅崎、マルシオ・リシャルデス、山田直の中盤が持ち味を消し合ってた印象。特に東京はリードして引き気味になっていたから、中盤の前目はスペースがなかった。FWにもうまくボールが通らず、得点の気配が薄かった。東京がミスして得たカウンターのチャンスも、攻めが遅くてうまく生かせず、そのまま終了。東京が勝ち抜け。

まあ、こんなもんかな、という感じではあった。一応、2部のチームが1部に勝った試合なんだけど、番狂わせ、という印象はなかった。
20111224board2

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トップイースト順位決定戦ヤクルト対明治安田生命

2011.12.24(土) 12時 熊谷ラグビー場 

 ヤクルト 30(17−12)19 明治安田生命 
        (13−7)

熊谷ラグビー場。電光掲示板付きのスタジアムでヤクルトの試合を見るのは初めてだ(^^;)

ヤクルトは、リーグ戦で唯一負けた明治安田生命に、今日も苦戦。SOジャスティンのPGで先制したが、当たりが強い明治安田の前進を止められない。数人掛かりでやっと止めると、マークが外れた選手に繋がれて、さらに数的不利で展開される苦しい試合運び。10分前後に立て続けにトライを決められ、3対12。リーグ戦で負けた時のような雰囲気。
それでも20分にジャスティンが、裏に蹴って自分で飛び込みトライを挙げて、一方的になりかけた流れを引き戻す。29分には明治安田がシンビンで一人欠ける(ちょっと気の毒なレフェリングには思えたが)。ヤクルトはこの好機は生かせなかったけれど、前半の終盤、相手陣内に深く入り込んで攻め立て、終了寸前にトライで逆転。
明治安田もしぶとくて、後半10分過ぎにヤクルトのペナルティでスクラムを選択し、そこからきっちりトライまで持ち込んで再逆転。それを20分過ぎにジャスティンのPGでまた逆転。僅差での競り合いで面白い試合になった。
その後、ヤクルトがPGでもう3点積んで、それでもまだ4点差だったが、30分頃から敵陣に深く入った所で粘り、33分のトライに繋げて11点差。これで決まった感じになった。序盤、明治安田にいいように切り裂かれていたディフェンスが、終盤は機能して、きっちり止められるようになっていたのが、試合を落ち着かせる意味で大きかったと思う。
明治安田は最後は力尽きた感じだったのかな。でもPGを狙わずにガシガシ攻めて来るラグビーは迫力があって、展開のスピードとジャスティンのキックが持ち味のヤクルトとは対照的で、面白い試合だったと思う。

これでヤクルトは順位決定戦3位で、1部昇格の可能性がつながったかな(ただ明治安田も、まだ可能性はゼロじゃないはずだ)。あとは完全に他力本願だけどね。
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天皇杯4回戦 名古屋対柏

2011.12.21(水) 19時 瑞穂陸上競技場
観客 5618人 主審 高山啓義 副審 平野伸一、戸田東吾

 名古屋グランパス 3(0−1)3 柏レイソル
           (2−1)
           (1−0)
           (0−1)
           (9PK8)

 得点 42分 柏・レアンドロ ドミンゲス
    66分 柏・工藤
    77分 名古屋・永井
    88分 名古屋・増川
    96分 名古屋・永井
    115分 柏・レアンドロ ドミンゲス(PK)

 PK戦 柏  レアンドロ○ 澤○ 大谷○ 近藤○ 水野○ 工藤×(阻止) 
        橋本○ 増嶋○   北嶋○ 菅野×(枠外)
    名古屋 藤本○ 三都主○ 吉村○ 金崎○ 橋本○ 永井×(阻止)
        増川○ 千代反田○ 楢崎○ ダニルソン○

 退場 113分 名古屋・田中隼

NHKBS1の生中継見てた。

前半は一方的に柏のペースだったけど、ジョシュアが居ない前線で攻撃が作れないのは折り込み済みだろうから、前半シュート0は、まあしょうがないね、という感じ。トップがムウじゃなあ。バックラインも、千代とアレックスが入って、いつもと半分メンバーが違うし、試合勘も鈍ってるだろうから、ある程度やられるのはしょうがない。楢崎が止める場面が目立つというのも、いつものことだし、アナウンサーが言ってるほどには名古屋の出来が、(いつもより)ひどく悪いとは思わなかったよ。ただ、0-0で持ちこたえて、柏が疲れて来た後半勝負と思ってたから、前半の最後に(増川のアシストで(^^;)失点しちまったのは想定外だった。
後半から入った永井が、結構いけてる感じで、こんなに永井に期待が持てそうな感じがしたのは、シーズン序盤以来じゃないかなと思ったけど、チャンスを作りながらも、結局得点出来ないまま、アレックスがさくっと抜かれて柏に2点目を取られたから、また惜しい止まりかと思ってた。そこから永井があんなに光り輝くとは思わなかったな。永井のミドルで1点返し、終了間際には、アレックスのスローインから増川が押し込む、失点に絡んだ二人が汚名挽回する得点で追いついた。
延長前半の永井の勝ち越しゴールは、シーズン序盤の好調時の永井そのものみたいなゴールだったと思う。でも延長後半にハユマがPKを取られて同点。しかもハユマは退場。そのままPK戦へ。
PK戦も長かったな。2周目まで行くかと思ったよ。永井が止められちゃったのは、ご愛嬌だ(^^;。最後は菅野がバーにぶち当てて、その後、ダニウソンが決めて、9-8で名古屋が勝ち抜けた。

やっぱり、最後は柏に疲労が出たということなのかな。永井の走りがあれだけ効いたということは。

12/24の瑞穂の準々決勝…。PKまでやった疲労感が、中二日でどれくらい効くかはわからんけど、ハユマが出られなくなったのは、かなり痛いはずだ。でも、せっかくの瑞穂で、名古屋がやれることになったのは良かったな。いろいろ、ほっとしてる人たちがいるに違いない。

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トップイースト順位決定戦日本IBM対ヤクルト

2011.12.17(土) 13時 IBMグランド 

 日本IBM 15(3−3)15 ヤクルト 
       (12−12)

ヤクルトが2部で優勝してトップイーストの順位決定戦に進んだので、八千代のIBMグランドに初めて行ってみた。勝った方が来季トップイースト1部の可能性がかなり高くなる一戦。

序盤は強い追い風を背にヤクルトがラッシュ。いきなりインターセプトからトライチャンスが生まれたり(足がもつれて逸機)、ゴール前まで押し込んだりしたが、決め手がない。15分過ぎにPGで先制したものの、すぐにPGで追いつかれ、同点で前半終了。追い風もあって、優勢な試合運びだったんだが。 IBMはミスは多いが、リカバリーが速いという感じだった。
後半はIBMが追い風。それでも、五分五分な感じで始まったが、5分過ぎにヤクルトが攻勢に出て攻め込んだ所でパスが乱れ、こぼれ球をIBMの 14番が拾って自陣から一気に走り切り、逆転トライ。これで流れがガラッと変わり、勢い付いたIBMのパスラグビーが機能し始めた。15分過ぎにもIBM が自陣からのカウンター気味の攻撃でトライを決めて突き放す。
ヤクルトは好機は作るけど、肝心な所でパスミスが出て潰れる繰り返し。しかも攻撃の要のSOが後半早々に痛んで退いてしまったようで、ダメか、という感じだった。
でもわかんないもんで、そこからヤクルトの攻勢が始まった。実はSOのトリッキーな攻撃の組立が、いまいち今日のチームにはフィットしていなかったかも知れない。代わりに入った22番が堅実にボールを繋いで、その効果もあったのか、うまく攻められるようになってきた。
25分頃にヤクルトがラインアウトからモールを作り、そこから飛び込んで左スミにトライ。これで7点差。30分過ぎにはパスワークで左右に揺さぶった末に、裏へ抜けてトライ。ゴールも決まって、とうとう同点。
そこからは一進一退。双方、かなり疲労が見える感じで、決め手なく、同点のまま終了。

レギュレーションが分かってないんだが、成り行き的には(最後はIBMがマイボールを蹴り出して試合終了)、1部のIBMが勝ち上り扱いと思うし、ヤクルトは今回もダメだったか…。ただ、まだ昇格の目がなくなったわけじゃないはずなので、24日の3-4位決定戦に向けて、もう一度頑張って欲しい。まあ、対戦相手はどっちが来るにしても厳しい相手だが(横河か、リーグ戦で負けた明治安田生命)。

そういやあIBMがトップリーグに居た時、入替戦を見たのを思い出した。近鉄戦で、確か際どい引分けでの残留だったような覚えがある。チームカラーは変わらないのかな(^^;)。
あの時はIBMを応援して見てた気がするな。
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トップリーグ第6節東芝対NEC

2011.12.10(土) 14時 秩父宮

 東芝ブレイブルーパス 19(19−12)24 NECグリーンロケッツ
               (0−12)  

第2試合。

先日見たトヨタ戦の印象があったので、NECがいい試合をするかと思いきやミス続出で、東芝が貫禄を見せて20分過ぎまでに3トライと圧倒。
それでも終盤にかけてNECがジワジワ巻き返し、30分過ぎにまず1トライ返して19対5。さらに終了間際、そこまでイマイチ目立たなかったネドロが左サイドでパスを受けて飛び込み19対12にして後半。
後半はNECが勢いで勝り、6分にトライで2点差。トヨタ戦同様、マッキンタイアのキックがなかなか決まらなくて、トライ数は同じでも得点は追いついてなかったが、マッキンタイアが下がった後の18分に、ネドロがインターセプトからトライを決めて遂に逆転。コンバージョンのキッカーは田村に代わり、きっちり決めて、19対24。その後、東芝が力づくの猛攻を見せたが、NECは持ち味の粘りのディフェンスで耐え抜いて逃げ切った。

やっぱり今年のNECは面白いや。へたれてなくて、華がある。ちなみに、東芝に勝ったのは4年ぶりだったらしい。
東芝はケガをしたのか途中でヒルが下がってしまって、追う展開でこれは結構効いたんではとも思う。41歳松田の奮闘も実らなかったな。それにしても、今年もバリバリ現役だ>松田。
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トップリーグ第6節パナソニック対NTTコム

2011.12.10(土) 12時 秩父宮

 パナソニックワイルドナイツ 52(31−7)21 NTTコミュニケーションズ 
                 (21−14)  シャイニングアークス

前半10分頃到着で、チケット買ってる間にパナソニックが先制したようで、中へ入ると7対0でパナソニックがリード。
前半はパナソニックが圧倒していて、まあそうかな、という展開。24対0になっての前半終盤、(見た範囲では)初めてNTTが攻め込み、ゴール前で粘った末にトライを挙げるが、その後、パナソニックはロスタイムに入っても延々攻め続けてトライで締め、31対7にして折返し。
後半序盤にもパナソニックがNTTのミスを突いて2トライを決めて、試合が壊れたなる、という感じになったんだけど、パナソニックがノットストレートや山田の絶好機でのミス(2回(^^;))とかで、微妙に流れを逃すと、NTTがそこから踏ん張った。押し気味の展開を作り、友井川がインターセプトから2トライ。最後はまたロスタイムにパナソニックに1トライ返され、スコア的にはパナソニックの完勝だったけど、踏ん張りを見せてくれたという意味で、第三者的に試合を見ている分には、NTTも悪くない試合をしたと思う。友井川主将は、悪かったと言ってたらしいけれども。

ちなみに、ワイルドナイツがパナソニックになってから、初めての生観戦だったが、青ユニは、さすがに違和感があったな。
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J1リーグ第34節新潟対名古屋

2011.12.3(土) 15時半 東北電力ビッグスワンスタジアム
観客 26300人 主審 東城穣 副審 岡野宇広、中野卓

 アルビレックス新潟 0(0−0)1 名古屋グランパス  
            (0−1)

 得点 54分 名古屋・玉田(FK直接)

鬼門の新潟。
ここで名古屋が試合をすると、信じられないような低パフォーマンスで、対戦相手の調子にかかわらず、ろくでもない結果に終るという歴史が。

でも、今日の名古屋はまともだった。序盤から好機を作り続け、なかなか決め切れない所に、イヤな感じはあっても、流れを相手に渡しちゃうような変なプレーはあんまりなく、優位を保ち続けた。新潟が妙にテンパっていて、やたらとファールを取られていたのも、名古屋の助けになってたと思う。
スコアレスで折り返した後半の序盤に、ゴール正面ペナルティの外あたりの絶好の位置で玉田がファールで直接FKを貰い、じゃんけんで勝った(^^;玉田が自分できっちり決めて先制。
その後の決定的な場面で追加点を取り切れなかったのは残念だったが、1点リードでもそれほどビクビクすることもなく、きっちり終らせて勝利。
ビッグスワンの新潟戦で、初めてのリーグ戦勝利。新潟市営陸上の1試合(相手は市原)も含めると、新潟で初めてのリーグ戦勝利(^^;。新潟で、初めてまともな試合をしたという感じ。これで、この手のジンクスは全部消えたかなあ。

ただ、同時刻、柏が浦和に勝ってしまったんで、名古屋の逆転優勝は成らず。まあ、浦和が柏に勝つ可能性は、そんなに高くはないと思ってはいたから、やっぱりダメだったか、という程度で、個人的にはそんなに失望感はなかった。
結局、9月の日立台で、ヒドい試合運びで柏に逆転負けを食らったことが、この試合結果の遠因のわけだから、他人のせいには出来ないだろうなとは思う。
まあ、いいんじゃないの、と思わないでもないけど。毎年毎年優勝してたら、飽きちゃうよ(^^;

まだ天皇杯があるが、とりあえずは今年1年、おつかれさま。
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