感想「サイモン・アークの事件簿III」
「サイモン・アークの事件簿III」 エドワード・D・ホック 創元推理文庫
前2冊同様に、凄く面白くてよく出来てる、というほどではないにしても、きっちり作られていて、楽しんで読める、いつも通りのホックの短篇集。しかも、本書は結構粒が揃ってる気がする。
半分くらいは読んだ覚えがあるが、気にならなかった。例によって、たいがい忘れてるということもあるが、他のシリーズに較べてもシチュエーションが奇抜なので、それで読まされちゃうという面はあるかな。でも、どんなに怪奇めいていても、結局普通に謎解きされてしまうのがこのシリーズのパターンで、そこが今ひとつ物足りない理由でもあるわけだが。
それでも、奇怪さが前面に出た話の方がやっぱり印象的だし、本書の中で選ぶなら「焼け死んだ魔女」「黄泉の国への早道」あたりか。
(2012.1.19)
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