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感想「金髪のオンザロック」

「金髪のオンザロック」 カーター・ブラウン ハヤカワポケミス
リック・ホルマンもの。多分、まだ読んでないやつだと思うけど、再読でも、まあいいや。

ハリウッドが舞台で、愛人の俳優が変死してから干され始めた女優が、何が起きているのか突き止めて欲しいと依頼して来る話。
久しぶりにカーター・ブラウンを読んで、やっぱりいいなあと思った。依頼を受けたら同じように干してやると脅されても、屈せずにそのまま調査を続けたり、事件の犠牲者を思いやったり、ホルマンはいかにもハードボイルド探偵らしい義侠心を見せる。しかも、色気がありすぎるお姉さんたちをかき分けながら、深刻ぶらずにあくまでも軽く、それをこなしていくところが格好いい。型通りだけど、その型を楽しむために読んでいるんだから、それで十分。
しかも、プロットも結構手が込んでいて、死んだ俳優の本当の思いが見えて、状況が一変する辺りの手際には、職人作家らしい上手さを感じる。
カーター・ブラウンの中で、出来がいい部類じゃないかな。
(2012.3.15)

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