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感想「10年後に食える仕事食えない仕事」

「10年後に食える仕事食えない仕事」 渡邉正裕 東洋経済新報社
本屋で見掛けて、ちょっと気になったので、読んでみた。10年後というのは、結構微妙な時期。そもそも、この本を読むまでもなく、10年後には今やってる仕事はないんじゃないかと思ってるし、あったとしても、10年もやってたくないな~、というのもあって、じゃあどうするかね、というあたりの関心が、読む気になった理由。
労働市場がグローバル化して、充分な報酬の取れる仕事はどんどん減っていくけれど、ある種の仕事は日本人の独自性に依存しているので確実に残るから、そういう仕事に就くことを考えた方がいいよ、というのが趣旨。それくらい、考えれば分かる、というレベルの内容かもと思ってたが、結構みっちり取材した結果(この本のための取材というより、著者の専門分野がこういう方面らしい)を踏まえて書いているので、それなりに中身があった。
ただ、断定的な結論を導くために、話をかなり単純化してる気はする。結論の方向は合ってると思うけど、ここまで極端な事態になるのかな。ワーストケースで提起することに意味があるテーマなのは確かだけど。実際、しばらく前から、大半の製造業(大量生産の)は、多分未来はないと思ってもいる。

どうしたもんだかね。今から他の専門職に商売替えするってのも、結構きつい。けれども、コンビニのレジ打ちとか、そういう仕事の報酬はグローバル基準(アジアの安い国の水準)へ下がっていくんだそうで。でも報酬の水準が下がったら、生活コストも、完全にではないにしても、ある程度連動して下がってくんじゃないんだろうか? 本書は、そういう相互作用のような所を、思い切り単純化している印象はある。
まあ、スペイン流?に、根拠なく、なんとかなるデショ、と考えておくのも悪くないような気もするけど(^^;)。そもそも、10年の間に何が起きるか、分かったもんじゃないし。
(2012.3.29)

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