「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」
仮面ライダーとスーパー戦隊は共存出来ないという理由で、ディケイドがスーパー戦隊を、ゴーカイレッドが仮面ライダーを次々倒していくというお話。
話はかなりメチャクチャ。そもそも、なぜ共存出来ないのかということについて、満足な説明がない。要するに仮面ライダー全員共演の映画と、スーパー戦隊全員共演の映画を作ったから、次は両方全部共演の映画、というだけのことで、ストーリーなんて二の次なわけだ。その辺の事情は分かるが、200人くらい居るヒーローが一同に会するモブシーンて、お笑い以外の何ものでもない…。これだけの人数のスーツアクターをよく集めたな、というより、数合わせで素人も混じってるんじゃないか(俺だってやってみたいものな(^^;))、みたいなことを考えちゃったし。
まあ、華々しい戦闘シーン以上のものを期待しちゃいけない映画だったな、という感じ。
ディケイドやディエンドの屈折したキャラ設定って、嫌いじゃないんだけど、彼らが中心になった映画の割には、そういう部分もあんまり生きてなかったな。そういう映画じゃなかったからね。
アカレンジャーやライダー1号の声が、誠直也や藤岡弘でないあたりでも、そういう所をくすぐるんじゃない、純粋にライダー対スーパー戦隊の「夢の」戦闘を見せる映画なんだなと思った。
まあ、でもこういう方向の映画はこれでネタ切れで打ち止めだよね。それとも次は宇宙刑事を入れて、三つ巴の戦いをやったりするのかな?
(2012.5.1)
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」(2022.06.26)
- 「ホペイロの憂鬱」(2022.03.18)
- 「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」(2022.03.14)
- 「ロールスロイスに銀の銃」(2022.03.14)
- 「勝手にしやがれ」(2022.03.10)
コメント