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感想「アヒルと鴨のコインロッカー」

「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎 東京創元社
この作家を読むのは2冊目。2003年刊行。
丹念に伏線を張って、全部きっちり閉じて終わらせている。丁寧な作りだなと思った。完成度は高い。ただ、作り込み過ぎて、おとぎ話っぽく見えているような気もする。そもそも、そういう効果を狙っているのかもしれないけれど。「ラッシュライフ」もそういう印象の小説だったし、そういう作風と考えるべきなのかもしれないな。
ただ、感情に訴えてくるタイプの小説だから、そこで作者の手つきが見えてしまうのは、ちょっとあざとい気がして、個人的にはあんまり好きではない。主な登場人物が、ヒロイン?を除くと、割と好感の持てる人間に描かれているので、なおさら。
エピグラフは洒落が効いてる。こういうセンスは好きだな。
(2012.11.15)

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