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感想 「国鉄スワローズ1950-1964」

「国鉄スワローズ1950-1964」 堤哲 交通新聞社新書
交通新聞社が新書を出してるとは知らんかったし、そこにこういう本が入ってるというのも知らんかった。たまたま教えてもらって、読むことが出来た。去年出た本。

交通新聞社から出てる本なので、あくまでも「国鉄」という部分に焦点があって、国鉄がチームを手放した後のスワローズの話はほとんどなく、むしろ国鉄やJRの野球部についてページが割かれたりしている。そういう視点もあるよな、確かに。
俺自身はそもそも時期的に国鉄スワローズには間に合っていないし、小学校の頃までは、サンケイ/ヤクルト・スワローズ/アトムズのファンでもなかったから、本書の内容を直接記憶に照らしてどうこうというのは全然ないけど、今のヤクルトスワローズの源みたいな部分はやっぱりあるし、興味深く読めた。2リーグ分裂後について書かれた文章は、あちこちで結構読んでるが、国鉄について大きく取り上げたものはほとんど目にしたことがなかったからなあ。地味でマイナーな、今のスワローズに通じる(^^;雰囲気が、結構ここちいいよ。しかも、親会社が変わってるにもかかわらず、案外、チームの経営方針みたいなものは変わってなかったりするみたいだし。たとえば引退した選手は、国鉄が面倒見てたんだそうで、まるっきりヤクルトだ。やっぱり、チームの芸風というのは、けっこうしたたかなもんだったりするんだなあ。
国鉄はとてもスワローズを大事にしていて、当時も全国の職員が労使一体で全面的にバックアップしてたそうだ。俺の祖父は国鉄職員だったけど、スワローズを熱心に応援してたと聞いている。そういうことだったのかな。

短命だった武蔵野グリーンパーク球場の話が出て来たり(元々は国鉄がホームとして使う予定だったとか)、都市対抗の予選に出場していた国鉄の野球チームの名前の中に新津があったり(確かに大きい国鉄の工場があったんだが(今も工場は残っている)、そんなチームまであったとは知らなかった)、スワローズと直接関係ないところにも、いろいろ興味深い話があって、面白かった。
(2012.12.29)

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