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感想 「伏 贋作・里見八犬伝」

「伏 贋作・里見八犬伝」 桜庭一樹 文春文庫
この作家も初めて読んだ。八犬伝を下敷きに、伏姫と八房の末裔の犬人間「伏」が跋扈する江戸で、少女の猟師が伏を狩る話。

解説を読むと、アニメ化されたそうだけど(ゲラの時点で決まってたということは、アニメ化前提の作品?)、いかにも今時のアニメの原作、という気はしないでもない。今時のアニメのことは、大して知らないけど(^^;)
主人公が威勢のいい女の子で、ホラーっぽくて、美形の男が出て来て、グロいところもあり、幻想的な場面もあり、アクションが華々しい。そんな所(^^;)

もっとドロドロした話かと思ったんだが、意外に爽やかにまとめられてた。素直に面白かったと思う。

伏はまるっきりレプリカントだよなあ、と思いながら読んでたんだが、終盤に「ブレードランナー」の有名なセリフ(「ブレードランナー」のオリジナルではないが)が出て来たから、著者は意識してるんだと思う。そもそもが八犬伝の「贋作」だし、そういうコラージュっぽい小説なのかも。既視感のある場面も結構多いし。
(2012.12.19)

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