「まほろ駅前多田便利軒」
年末にテレ東でやってたのを録画して年明けに見た。
原作小説と漫画化したのを読んでるイメージからすると、瑛太が多田で松田龍平が行天って、若すぎないかと思ってた。多分、原作小説よりも漫画の方を先に読んでいるので、なおさらそう感じたんだと思う。見てみると、松田龍平は思ってたよりはまってたけど、瑛太はやっぱりちょっと若すぎた感じ。
小説や漫画のまったりした雰囲気を、映画は会話の間に長いインターバルを取ることで表現しようとしてるようだけど、生身の人間が演じてる分、やっぱりちょっとリアルになり過ぎちゃってる気がした。原作は、かなり深刻なテーマをゆるい雰囲気で中和して書いてる印象で、そこがいいと思ってるが、映画は深刻さが直接見えすぎてる気がする。瑛太が若く見えるのも、その一因じゃないかと思う。もう少し歳食ってて、角が取れた感じの俳優がやってれば、もうちょっと誤魔化せたんじゃないかな、とか。
あと、小説や漫画でどれだけ変な人に描いても、生身になると、面白さはやっぱり薄れちゃう(ルルとか、凪子さんとか)。
見終わって原作を確認してみると、ストーリーや会話自体は、かなり原作に忠実な映画化なんだけど、なんか違う、と思ったのは、多分その辺の理由。最後の岸部一徳は唐突過ぎるが。
ちゃんと作ってはいるけれど、まあ、こんなもんなんだろうな、という感じ。
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