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感想「韓国のホンネ」

「韓国のホンネ」 安田浩一+朴順梨 竹書房新書
日本人と元在日三世のライターの2人が、韓国人のホンネの対日観を韓国へ見に行ったもの。
結局、普通の韓国人にとっては、竹島なんて、そう大した問題じゃないし、特別反日で盛り上がってるわけでもない、というのが結論かな。そりゃあ、どっちの領土かと聞かれれば、韓国と答えるだろうし、その文脈で通り一遍に対日感情を聞かれたら、ネガティブな返事が返ってくるかもしれないけど。逆にそういうことに大して関心のない日本人だってそういう反応をすると思う。
ただ、日本には、元々はその程度の感覚でしかない人間を煽り立てて、積極的な嫌韓に持っていこうとする動きをしてる連中がいるし、韓国にも同じような動きがあるみたいだ。扇情的な記事を売りたいメディアとか、自分たちの不手際を外国のせいにしたかったり、後ろ暗い所から国民の目をそらしたい権力とか。
そういうやつらが、韓国では反日って言ってるぞと言うのを聞いて、だったら嫌韓だと言ってる向きも日本では結構多いらしく、それってひどくバカバカしく思える。そんな原因で嫌韓・反日が増幅していくような事態は、絶対止めなきゃ。
著者の片方の安田浩一はリベラルな立場の人間だから、ある程度バイアスが掛かってる可能性はあるかも知れないけれども、韓国ではそれなりの相手に話を聞いてもいるわけだし、常識的に考えれば、まあそんなもんだよなという気がする内容なんでね。直接の付き合いがあるわけじゃないが、韓国人がそこまで得体の知れない相手だとは俺は思わないよ。
それにしても、普通の国になったと思える韓国だけど、今も国民を強権的に抑えつけようとする動きは残っているんだな。もっとも今の日本も外から見て、それとそんなに差があるとは思えない気がするが。特に安倍が総理大臣をやっている今は。実態を見ている分、むしろ日本の方がヤバいんじゃないかと思ったりもする。
(2013.3.13)

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