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「舟を編む」

映画の方。先週土曜に味スタへ行った後、おつきあいで見に行った。原作を読んでることでもあるので。

原作の小説がけっこう薄い中身だったから、映画は尺が余るんじゃないかと思ってたけど、全然そんなことはなく、小説の情報量って多いんだなという感じ。まあ、全体を通してのストーリーよりも、個々のエピソードの積み重ねの方に比重がある小説だから、エピソードが省かれる形で詰められた時、省略が見えやすいという構造の関係はあるかもしれない。
主人公はまじめ、というか、学究肌で世間ずれしていないし、人付き合いが苦手なので変人に見えるが、実はいい人的なキャラだが、松田龍平がうまく作れてない気がした。間違いなく変人には見えるんだけど、「実はいい人」には、あんまり見えなくて。父親と同じで、目が笑うことがない気がするんだよな。まあ、堅物な人って、結構そうだったりもするから、実はそれはそれでリアルな演技だったのかもしれないが、とっつきにくさというか、違和感が、最後まで消えなかった。同じ作家の「まほろ」の映画化で出演したつながりでのキャスティングなんだろうと思ったが、ちょっと違ったんじゃないかと。
それ以外の人物は、けっこうはまっていたと思うけれど。特に加藤剛が国語学者を演じて、いい味を出していた。とても良かったと思う。
オダギリジョーが演じてた西岡には、原作では泣かせる場面がわりとあったんだけど、かなり切られちゃっていて、残念だった気がする。彼も割と良かったので。
小説の印象は、まあ、そこそこ、という感じだったが、この映画もそんな感じ。微妙にポイントは違うが、単純に良かったとまでは言いづらいという意味で、同じような後味だった。
(2013.4.20)

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