感想「中国全省を読む地図」
「中国全省を読む地図」 莫邦富 新潮文庫
タイトル通り、中国の全ての省や自治区をひとつずつ解説した本。北方謙三の中国ものを読んだりしてて、中国の地理がもう少し分かってた方がいいんだけど、と思っているところで、古本屋で見つけたので読んでみた。
2001年に出た本なので、内容的にはちょっと古いはず。変化も速いから、特に経済の状況なんかは、今と相当違ってるんじゃないかと思う。まあ、それを承知の上で、地理や歴史を見る分には、そんなに差し障りはない。
淡々と読んでると眠くなってきた(^^;)。どっちかというとガイドの類なので、普通に読んでて、そんなに面白いものじゃなかった。でも、中国の地理は、ある程度頭に入ったかな。どの省がどの辺にあるか、みたいなイメージは、以前より、だいぶはっきりしたかもしれない。全然知らなかったわけではないけど、広西とか貴州とか陝西とか、かなり曖昧な地域もあったので、目的は果たせた感じ。
それにしても、端っこの方にあったりして、辺境ぽいイメージがあった省にも、かなり古い時代に名前が出て来る都市があったりして、中国の歴史の古さってのは特定の地域だけじゃないんだなと思った。そういう点について、日本とはスケールが違うのは確かだ。
ちなみに政治的な問題を抱えたいくつかの地域については(チベットとか新疆ウイグルとか、南沙群島などのからみとか)、無難にまとめている感じ。こういう部分は、今の方が書き方は難しいだろうな。
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