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感想「虚空から現れた死」

「虚空から現れた死」 クレイトン・ロースン 原書房
1940年刊行の、マジシャン探偵ドン・ディアボロを主人公にしたミステリ。赤い仮面に赤いコスチュームの「深紅の魔法使い」って、仮面ライダーウィザードかい(^^;.。

中篇2篇で構成されている(「過去からよみがえった死」「見えない死」)。一方は降霊会で甦った昔の大量殺人鬼が人を殺すという話だし、もう一方は透明化装置で透明になった犯罪者が登場する。SFでもホラーでもなくミステリだから、当然ネタはあるわけだけど、なかなかハッタリが効いている。それでも、あんまりおどろおどろしくないのは、ユーモアの多さと都会的な筆致による。明るい雰囲気で、面白く読めたし、いろいろ出て来る奇術的なアイディアも楽しい。
ミステリとしてもよく作り込まれていると思う。「見えない死」の方は、若干拍子抜けな部分もあったけど、まあ、凄い、というよりは、楽しい感じのミステリだからね。
ロースンはマリーニものの長篇を、以前、何か読んだと思うんだけど、その時も結構楽しく読んだような覚えがある。
(2013.4.16)

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