感想「史記 武帝紀(一)」
「史記 武帝紀(一)」 北方謙三 ハルキ文庫
「史記」を元にした中国もの。北方の他の中国ものに比べて、ちょっとシンプルな気がするのは、時代が古くて情報が少ないからかな。創作とはいえ、ベースになる材料が少なければ、複雑な話も作りにくいだろうし。
いつもの北方らしい小説にはなっているから面白くは読める。ただ、シンプルな分、いかにも、という感じのする部分が多くて、そこが若干、つまらない気もする。何か新しい要素はないんだろうか、みたいな。「水滸伝」「楊令伝」が、次々、新しいアイデアを出してきたのに比べると、ちょっと物足りないかもしれない。
(2013.4.23)
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