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「地獄でなぜ悪い」

園子温監督のコメディ映画。おつきあいで見に行った。

凄い映画を撮ることを生涯の目標に掲げるアマチュア映画監督の主人公が、ヤクザの出入りを「劇映画として」撮影することになるムチャクチャな話。当然、リアリティは最初から放棄していて、キャラの立った俳優たちが、あくの強い演技でかっ飛ばしていくのを、そんなアホなと笑って見てるうちに終わってしまう。面白かったと思う。
ただ、監督は、何も考えずに楽しんで下さい的なことを言ってるらしくて、確かにそういう映画に見えるけど、裏側に何かの意図はいろいろあるんじゃないかとは思った。それが何なのかはよく見えないけれども(単なる監督の趣味かもしれないけど)。

クライマックスは明らかに「キル・ビル」のパロディになんだけど、「キル・ビル」自体が日本のヤクザ映画のパロディみたいなもんだから、ねじれてるなあという感じだし、あとから考えると、そういう状況を作るために、強引に話を作り込んでいるわけで、その努力は一体何なんだろう、とか。
最後の方で、警察がムチャクチャなことをするが、日頃、社会派っぽい映画を撮ってる監督だし、そこを単純にスルーしていいのかどうか、とか。
感動したがりの観客を一切拒絶したエンディング、とか(ここはかっこいいと思った)。
クリエーターの狂気とか、過去の映画へのオマージュ?みたいなのは、ある程度分かるけれど、俺自身が大して映画愛好家じゃないので、それで分からない所も、多分あるんだろうなとは思う。

主人公役の長谷川博己がイカレてて凄かった。他にも、國村隼とか、友近とか、キャスティングが見事にハマっていたなあ。

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