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J1リーグ第33節名古屋対甲府

2013.11.30(土) 17時 豊田スタジアム
観客 26369人 主審 松尾一 副審 田尻智計、田中利幸

 名古屋グランパス 0(0−0)0 ヴァンフォーレ甲府 
             (0−0)

現地。
今季ホーム最終戦でピクシーのホーム最終戦。さすがに自由席はパンパンで、キックオフ30分前ではホーム側の席確保が厳しく、ビジター側2階へ回ったんだけど、結果的には正解だったかもしれん。
名古屋がそれなりに攻めていられたのは、前半の前半くらいだったからねえ。あとはスペースをうまく消して手堅く守る甲府に対して攻めあぐみっ放し。ホーム側へ攻めてた後半は、まるでつまらなかったと思う。ビジター側は、可能性皆無なミスショットばかりとはいえ、永井やジョシュアや藤本のシュートが目の前で見れたし、シュート以前は、そこそこちゃんとした崩しもあったし。
チャンスはカウンターからの速攻や、いい位置でのFKを何本か得ていた甲府の方が多かったと思う。そんなに怖くはなかったけど。本当に決定的な場面は2回くらいじゃなかったかな(名古屋は0だった気がする(^^;))。特に終了寸前のCKからのシュートがやばかった。

スコアレスドローってのは、いかにも消化試合という決着ではあったよな。

その後は最終戦イベント、ピクシーさよならイベント。ビジター側で良かったかも、と思ったもう一つの理由は、ビジョンが見やすかったことだ。イベント絡みの映像を正面で見られた。
まあ、いろいろあったけど、ありがとう、お世話になりました>ピクシー

ただ、なにせ、その後のランクル賞表彰式の隼磨(優秀賞に選ばれていて、表彰式に最後まで付き合わされていた)が、あまりにも痛ましくて、ピクシーさよならイベントの印象が、かなり飛んじゃった。表彰式が終わった後も、だいぶ観客は少なくなっていたけれども、ひとりで場内を一周して、最後はメイン中央で長いことピッチに向かって深々と頭を下げて。
隼磨を表彰式に出して良かったんだろうかと思う。ひどく気の毒に思えたから。でも、本人が最後に心行くまで別れを告げることが出来たんだったら、それはそれで良かったようにも思える。
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感想「ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光」

「ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光」 町山智浩+柳下毅一郎 ちくま文庫
1999年に出た本の文庫化。著者二人がアメリカで、映画を中心にしたサブカルのマニアックなバカ話をしながら、キワモノっぽい観光地?を訪ねて回る。
この二人が昔、「映画宝島」で、こんなふうな漫才をやっていたのを読んでいた。というか、それが「映画秘宝」(読んでなかった)に移って、その流れで出たのがこの本、ということみたいだ。本屋で見て、なんとなく懐かしくなって読んでみた。近頃、彼らはすっかり大物感が出て来て、あちこちで名前を見るけど、1999年なら、まだそうなる前の時期だな。
「映画秘宝」をなんで読まなかったかといえば、「映画宝島」は「別冊宝島」の流れで読んでたけど、別に大した映画ファンでもないので、独立した映画雑誌まで読む気にはならなかったとか、そういう感じじゃなかったかと思う。「映画秘宝」の出版社が宝島社の子会社だってのも、ついこないだまで知らなかったし。
いろんなネタを教えてもらって、面白く読めたけれど、ずっと読んでいなかったのは残念、というほどでもなかった。たまに遭遇するくらいで、ちょうどいいんだろう(^^;)

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感想「イン・ザ・ブラッド」

「イン・ザ・ブラッド」 ジャック・カーリイ 文春文庫
カーソン・ライダーもの5作目。
海上を漂流している所をカースンとハリーが助けた赤ん坊の遺棄事件と、テレビ宣教師の変死事件の二つが絡んで進む話。まあ、二つの事件と言っても、どこかで繋がってくのは、読む方にとっては容易に想像がつく。
旧作に比べると、全体的に構成が緩い気がする。その結果、終盤の展開もちょっと弱い。色々仕掛けてきて、ひねりとしては面白いけど、びっくりするようなレベルではない。今回、お馴染みの「本格ミステリ」という煽り文句が使われてないように思えるのは、そのせいじゃないかな、さすがに。
全体的に書き込みが不足している感もあって、サスペンスとしても、やや物足りない気がする。

人種混合がテーマになっていて、プロットと必ずしも直接関係ない所にも、その要素が顔を出してくる。混じり合うことで人種がなくなり、よりよい世界になるという考え方は、著者が純粋に書きたかったことなのかもしれない。
本書の敵役の白人優越主義者たちが言ってること、やってることは、近頃目立つ、日本のレイシストたちに似通っていて、どこの国にもそういうバカがいると思った。というか、昔は、そういうのはアメリカには居ても、日本にはあまり居ないんだろうと思っていた。物を知らなすぎた。
(2013.11.22)

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トップイースト1部栗田工業対ヤクルト

2013.11.24(日) 12時 江戸川陸上 

 栗田工業      32(15−3)31 ヤクルトレビンズ
 ウォーターガッシュ  (17−28)

栗田工業の印象は、今年見たIBM戦での、ちょっと粗いけど強いな、というものだったけど、今日の試合もそれに近かった。当たりが強くて、まずぶち当たって、ゴリゴリ進むという感じ。ヤクルトは出だしから圧倒されて、何も出来なかった。粗かったのも確かで、細かいミスが多かったから、何も出来てない割にはヤクルトもそれなりに持ちこたえていたが、前半30分過ぎて0対15。(7分にシンビンで一人抜けてたんだ。現地で気がついてなかったよ。ある程度はそれが理由だったか…。あと、24分から数分、ハミッシュが怪我の治療で外れていたのは気付いていた。あれは痛かったと思う)
それでも徐々に栗田工業のプレッシャーが弱まると、ヤクルトが相手陣内でパスを繋げるようにはなり始め、35分過ぎに、とりあえずPGで3点返して折り返し。
ただ、後半立ち上がりにも、いきなりCTBカワウに突破されて失点。さらにPGで3対25まで離されて、やっぱり駄目かなあと思ったんだが、そこから反撃。10分過ぎから攻め続けて、ようやくトライをもぎ取る。直後に栗田工業はトニー・ブラウン(びっくりした(^^;)を投入してきたけど、ヤクルト的にはむしろ戦いやすくなったような。20分過ぎにトニー・ブラウンへのタックルを起点に、トライを上げて17対25。
その矢先、今度はNO8パーカーにぶち抜かれて、引き離されたが、流れは変わらず。残り10分を切ったあたりから、矢継ぎ早に2トライを決めて、ついに1点差。しかしさすがに栗田工業もそこからは粘って、押し込みきれないままノーサイド。追いきれなかった。

それでも、序盤にあれだけ何も出来ない状況から、ここまで追い上げた戦いっぷりは、見てて楽しかったし、力が入った。いい試合だったと思うし、この流れを最終戦の横河戦に繋げてほしいな。
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J1リーグ第32節名古屋対柏

2013.11.23(土) 17時 豊田スタジアム
観客 17483人 主審 村上伸次 副審 相楽亨、五十嵐泰之

 名古屋グランパス 3(1−1)2 柏レイソル 
             (2−1)

 得点 19分 名古屋・小川
    41分 柏・太田
    60分 名古屋・小川
    81分 柏・工藤
    90+3分 名古屋・ダニエル

2時間遅れのNHKBSの録画中継で見た。気分的にはほぼリアルタイム。

柏戦らしいオープンな(^^;)試合。取って取られての繰り返し。引き分けでおしまいか、と思ったら、最後にダニエルの劇的な決勝ゴールで3対2で勝った。第三者的に見てれば、面白い試合だったんじゃないかな。
まあ、俺も、またかよ、と思う以外は面白かったけど。ダイナミックな展開から作ったチャンスがいくつも見れたし、小川の2ゴールは今年好調だった頃を思わせるいいシュートだった。失点も、まあしょうがないかな、という感じだったし。柏の状況の変化に合わせたフォローが見事だったと思う。
ただ、あれだけチャンスを作りながら、ここまで接戦になったのはどうかと思うが。決定機をきっちり決めてれば、早々に勝敗のケリはついてた試合だと思うよ。ジョシュアもジュンゴも永井もシュートは狂い放しだった。それ以外のプレーは悪くなかったから、難しい所だけど。ただ、特に永井なんかは、攻撃の組立や守備にもよく顔を出して、頑張ってたとは思うんだけど(小川の2点目は永井の浮き球パスのアシスト)、シュートがいまいちって、それでいいんだろうか?
あれだけ逸機しながら勝てたのは、中盤で競り勝ってボールを奪ってチャンスに繋いだ回数がそれだけ多かったからだし、そういう意味でも、悪い試合ではなかったとは思うけれどね。
ただ、優勝戦線で前節の試合やこういう試合を続けていれば、気持ちの盛り上がりは全然違っただろうなとは思う。2008年や2010年を思い出すよ。まあ、それがおやじさんの最後の置き土産ということか。

それにしても、戦力外通告されたという3人のDF…。
ハユマはちょっと元気なかった気がしたが、序盤にディフェンスでゴールポストに衝突する場面があって、その時にかなり大きい負傷をしていたらしく、それを考えたら、むしろ元気すぎたくらいかもしれない。アベショーも頑張ってたし、増川は前節の印象も込みで、ちょっと良かった頃のイメージに戻ってきてるかも、と思う。本当に彼らを放出して来年大丈夫? 支出の削減が必要としても、切るべき場所を間違えているとしか思えない。

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スワローズファン感謝デー

いろいろやることがあるので、そんなに長居する気はなかったが、一応行ってきた。

まあ、いい天気でよかった。にしても、登場選手の顔触れが地味。分かっちゃいるけど、こうして改めて見ると。慎也は引退したし、その他のベテラン選手もイベントの中心に出て来れるような状況じゃないし、そうすると残るのは、チームのファン以外はろくに存在も知らんような選手ばっかりだ。まあ、ライアンはそうでもないと思うが、本人のキャラが地味だし(^^;

ちなみに、亀田製菓のブースで畠山からハッピーターンを貰って、握手もしてもらったけど、暗かったな。来年、大丈夫か? せめて畠山くらいの選手が、ステージに出て来るようでないと、厳しい。いや、大丈夫かってのは、元々はファン感の話じゃないが(^^;

ファンクラブの景品を貰ってきたけど(着れる毛布みたいなフリース)、俺は正直使わないと思う。そう思ったし、去年の景品のバッグは、貰って早々に壊れるといういやな経験もしたので(交換はしてもらったが、使う気を失くした)、ほんとはライト会員にしようとしてたんだが、今年はライト会員にはファンブックも寄越さないというんで、しょうがなくレギュラーにした。俺みたいなのが増えると見越したんだが、どうなんだか。なんか、このチーム、せこくなった、と思うことが多いんだよな、近頃。
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高校サッカー選手権大会埼玉県大会決勝 市立浦和対正智深谷

市立浦和にはちょっと縁があるもんで、ここが県大会決勝まで来た時は、割とフォローしてる。今日は秩父宮に行かんといけなかったので、見には行かなかったんだけど、テレビ埼玉の夜の録画中継を見ちゃった。

正直、正智深谷の方が守備は安定していて堅かったし、攻撃も形を作れていたと思うんだけど、市立浦和はディフェンスの隙を突かれても間一髪でかわしまくり、GKは踏ん張るしで、スコアレスで持ちこたえて、後半終了間際にCKからのシュートをキャプテン松本が叩き込んで勝っちゃった(^^;。記憶にある限り、市立浦和のきわどいシュートって、これ以外に前半に1本あったきりじゃなかったかな。
準々決勝の西武台戦、準決勝の武南戦も、テレビで流していて、あんまりちゃんと見てたわけじゃないけど、劣勢なようで、いつのまにか自分たちのペースに引き込んで逆転勝ちという感じだったんで、その流れ通りだった気もしないではない。
割と毎回、そういう感じで勝ち上がってるような気もするから、そういう芸風なのかもなあ。

面白かったけど、ちょっと正智深谷が気の毒だった(^^;。

5年ぶりの選手権出場だそうだから、5年ぶりに選手権を見に行くかなあ。

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関東大学対抗戦 帝京大対明治大

2013.11.17(日) 14時 秩父宮

 帝京大学 36(28−3)17 明治大学 
       (8−17)

明治は先日見た慶應との試合が念頭にあったし、相手も帝京だから、あんまり期待は出来んよなと思っていたら、思っていた通りで、前半は多分、35分くらいまで、帝京陣内の22mを越えることも出来なかった。PGが1本あったんで、ボールは越えていたけど、人が…(^^;)。
帝京が、よく訓練してるなあと思った無駄のないキビキビした動きで明治を圧倒して、28対3で折り返し。ただ、帝京は最後の方、少し緩み始めてる気配があった。
それもあって、後半は明治がある程度攻められるようになった。帝京にシンビンが出た影響もあり、2トライで31対17まで追い上げたが、最後は人数が戻った帝京に駄目押しのトライを食らっておしまい。

前半途中までの勢いだったら、とんでもない点差になっててもおかしくなかったと思うが、帝京に緩みが出た分、なんとか見られる点差で収まったという感じ。
ただまあ、内容的には勝敗がはっきりしてたんで、いまひとつ面白味はなかった。緩む前の帝京の試合ぶりには感心したけど。
ちなみにこの勝ちで帝京は優勝を決めたんだそうだ(同率優勝校が出る可能性は残る)。
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東日本トップクラブリーグ決勝神奈川タマリバ対北海道バーバリアンズ

2013.11.17(日) 12時 秩父宮

 神奈川タマリバクラブ 37(11−13)30 北海道バーバリアンズ 
             (26−17)

北海道バーバリアンズは、クラブチームのラグビーにはそんなに関心がないんで、ちゃんと見たことはあまりないけども、断片的なのも入れればそこそこ回数は見てるはず。この試合の立ち上がり20分くらいは、今まで見た中で、一番見事な試合をしてたと思う。中心メンバーにゴツい外国人が多くて、割と力任せの試合をしてくるイメージだったけど、細かくパスを繋いで左右に揺さぶりながら、縦に突いてくるきれいな試合運びだった。タマリバが、ノックオンや反則を連発したこともあって、13対0まで点差を広げた。惜しむらくは、手堅くPGで加点に行ったショットがあまり決まらなかったこと。タマリバを突き放しきれなかった。
25分過ぎくらいからようやくタマリバは調子が出て来て、(持ち味だと思う)スピードのある展開が効き始めた。一旦守勢に回るとバーバリアンズは脆くて、どんどん押し込まれ、それでも辛うじてリードを保ったまま折り返したけど、後半開始早々に逆転のトライを食らうと、さらにもう1トライ。その後、反撃して、タマリバのシンビンによる数的優位もあって1トライ返し、さらに攻め込んで、もう1トライという所でパスカットからターンオーバーされて逆に失点。さらに駄目押しと思われるトライも献上して、終わったな、と思ったんだが…。
18対37になった直後から、バーバリアンズは開き直ったみたいに、急に攻撃がテンポアップした。特に13番の外国人CTB(ロテ・トゥキリ)が、どんどん仕掛けて、タマリバを守勢に追いやった。彼が35分38分に立て続けにトライを決めて7点差。ロスタイム突入も、トライ&ゴールで同点という状況で、バーバリアンズが攻めていたから、そりゃあ盛り上がった(^^;)。しかし最後はゴール目前でノックオン…。

結局、タマリバ優勝。もたつきはあったけど、らしさはきっちり見せたという感じ。夏に見たヤクルトとのオープン戦では完敗だったけど、クラブラグビーの中では、やっぱり今も強豪なんだな。

割と成り行きで見た試合だったんだけど、楽しめる内容で良かった。
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感想「亡びゆく言語を話す最後の人々」

「亡びゆく言語を話す最後の人々」 K・デイヴィッド・ハリソン 原書房
タイトル通りの内容。著者の言語学者が、世界中のそういう人たちを訪ねて、滅びかけている言語を記録してきた活動や、当事者たちの言語を生き延びさせようと行っている取組みを紹介している。結果として、世界のいろいろな少数民族の文化を紹介する本にもなっている。

言語はただの意思疎通の手段ではなく、その言語を使っている民族固有の知識や文化が含まれているから、言語が滅びるということは、そういうものまで、丸ごとなくなってしまうこと。だから、守っていかないといけないというのが、著者の主張。なぜ、そういう文化を守らないといけないかと言えば、そこにはまだ外の人間には知られていない重要な情報が含まれている可能性がある、というんだけど、そこは(事実だとは思うが)、若干後付けぽい気配を感じなくもない。
ちっぽけな地域の「遅れた」文化なんて保存する値打ちはない、という考え方をする人間はかなり多いと思われるし、それが国家による少数民族や被支配民族への同化政策の基盤でもあると思う。そういう人間に、保存の意味を訴えるには、こういう理由付けがいくらか有効なようには思える。
でも、本当に保存が必要な理由は、当事者の自身の文化への思いがあるからだと思うけれどね。そういう意味では、外の文化からの干渉とは無関係に、当事者たちが自主的に、なくしてしまおうと考えている言語なら、それを残そうとするのは、むしろ不自然な行為かもしれない。そういう事例は、まずないんじゃないかと思うけれども、英語教育に異常に熱心な一部の日本人を見てると、そうでもないかもしれない、という気もする。彼らは日本の文化が滅びてもいいと思ってるのかね。それとも、そこまで大きな問題ではないと考えているのか。
もう一つ思うのは、同化圧力に耐えられないとか、そういうことではなく、その言語自体にネガティブな要素があって、自分の言語に耐え難いものを感じているとしたら、それを強制することは出来ないんじゃないかということ。それこそ単なる意思疎通の手段だとしたら、言語そのものにそういうことを感じる可能性はかなり低いと思うけれども、文化と一体になった言語という考え方をすると、いくらか話は違ってきそう。たとえばの話、結構ありそうな気がするんだけど、何らかの差別文化が言語の体型の根本にあって、それを抜きにしては言語が成り立たなくて、話者がそれに耐えられなかったら? 広く流通している言語なら、言語自体が変化することで話者の意識に追従していくだろうけど(実際にそういうことは日々起きていると思う)、そこまでの体力のない言語はどうなるのかな。

ただ、そういう留保付きではあるけれど、基本的にはこの著者の考え方には共感できる。
要するにマイノリティの文化をどう守っていくかという話になると思う。ちなみに、この本を読んでて思ったのは、日本の文化って、やっぱりマイノリティの側にあるということ。この本自体はアメリカの学者が書いたものだから、(明らかにマジョリティの側にある)英語視点なわけで、いろいろな言語の特異性を述べているが、当然英語が基準。でも日本を基準に考えると、それはそんなに特異な言い方、文化には見えないんじゃないかというのが、結構あちこちにあるんだよな。一億人も人口が居て、そういう中だけで暮らしていると、あまり実感が伴わないんだけど、日本での言語教育を考えるには、自分たちはマイノリティだという視点は必要なんじゃないかと思う。
もう一つ、さらにもう一段階下の日本の中の言語の多様性のことを考えた。本来は日本の中に多様な言語があったのが、明治時代以降に強烈な同化圧力がかかって、方言扱いのレベルまで引きずりおろされたと考えるのが、本当は妥当なんじゃないかと思う。そういう認識が一般的になれば、この国の、マイノリティに対する冷酷な姿勢も、少しは改善するんじゃないかと思ってみたりする。
(2013.11.16)

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感想「若者よ、マルクスを読もう」

「若者よ、マルクスを読もう」 内田樹+石川康宏 角川ソフィア文庫
若者じゃないけど読んでみた(^^;)。高校生あたりを念頭に置いたというマルクスの入門書だけど、俺もマルクスを読んだことはないし。

どちらかというと、思想そのものよりも、マルクスがどのように思想を構築していったかを解説するところに主眼があるらしい。マルクスの思想自体は、本書に拠れば、19世紀ヨーロッパの底辺の労働者の悲惨な状況を、現実に改善することを目標として組み立てられたものなので、21世紀の日本にそのまま通じるわけもない。
と言いつつ、マルクスの理論が現在の日本にそのまま当てはまる所もあると考えていると、内田樹が書いていて(52ページ)、後述することになってるんだけど、見当たらないような。今書かれているという続編に出て来るのか? もっとも、読んでいて、分かるような気はしてきたが。

正直言って、引用されているマルクスの文章(翻訳だが)は、かなりややこしくて、よく考えないと頭に入って来ないので、読んでみようという気にはあんまりならなかった。基本的には理想主義の思想だから、時間があって共鳴した学生なら、心酔して読みふけるというパターンもあるかもしれないが、これがどこまで実際に入門書になるのかなという感じ。
ただ、著者二人が解説として書いている文章が、既に十分啓発的と感じた。マルクスの名前を借りて、自身の思想(ただし、二人が全く同じ考え方というわけではない)を語っていると言ってもいいような内容だと思う。読んでいて、なるほどね、と思わされるくだりがいろいろと。
あくまでも現実的に世の中をよい方向へ向けようとする、頭でっかちではない、行動を伴った理想主義というのがポイントなんじゃないのかな。マルクスも、著者たちも。
そのためにどうすればいいのかということを、試行錯誤しながら徹底的に理詰めで考えたのがマルクスで、その姿勢に感銘を受けたのが著者たちということなんじゃないかという気がした。

マルクスの思想は理想主義で(「類的存在」というのが出て来る。自分の幸福と利益を気づかうのと同じ熱意で隣人の幸福と利益を気づかう、マルクスが考える理想の人間像だそう)、その後の共産主義国家が掲げた思想とは違う、みたいな話を、以前から断片的には聞きかじっていたけれど、全体像がある程度は分かった気はする。
既得権を守るために敵視する人間や、利用するために意図的に曲解する人間のせいで、彼が救済を目指した人たちに、その思想が正しく伝わらなかったんだとしたら、不幸なことだと思う。今の日本を見ていると、そういうことはよくあること、とは思えるが。
(2013.11.24)

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J1リーグ第31節横浜対名古屋

2013.11.10(日) 13時 日産スタジアム
観客 28484人 主審 佐藤隆治 副審 八木あかね、平間亮

 横浜F・マリノス 1(0−1)2 名古屋グランパス 
           (1−1)

 得点 8分 名古屋・ケネディ(PK)
    51分 横浜・兵藤
    53分 名古屋・藤本

現地。

前半早々、うちのゴール前へのクロスを中澤が手に当ててハンド。PKをジョシュアが決めてラッキーな先制点。
ただ、その後、名古屋は攻撃的にはほとんどいい展開を作れなかった。ジョシュアが前目でボールを持てていたし、主審が接触プレーでマリノスのファールをよく取ってくれてたこともあって、一方的に押し込まれることはなかったし、粘り強く守ってもいたけど、枠スレスレのミドルとか、枠を叩いて外へ出るクリアとか、そんなのを何本も食らってた。
印象としては、マリノスが焦ってるかな?という感じはあった。そこで無理に取りに行かなくても、とか、そのタイミングでシュートに行かなくてもみたいな場面が結構あったので。優勝へのプレッシャーか?
これで勝ったら大笑いだなと思って見てたが、前半の終盤に入って、ようやく名古屋のチャンスが生まれ始めた。ただ、そうなると、そういう流れで調子こきはじめた矢先に、つまんない失点をするパターンを見慣れているから、むしろ怖くて(^^;)。それでも前半はなんとか無事に終わったんだけど、後半8分に危惧してた通りの形で、ドリブルから最後は兵藤に押し込まれて失点。やっぱり…という感じ。
ただ、今日はそこでシュンとしなかった。元々いい流れは来ていたわけで、それをそのまま生かして、2分後に、左サイドを攻め上がった阿部からゴール左手前の藤本へパスが通り、DFやGKが詰めてくる中をきっちりゴールへ流し込んで再度勝ち越し。目の前のゴールだったから、すげえ盛り上がった(^^;)。
マリノスへ行きかけた流れをこのゴールで引き戻した後は、強いチームみたいな(^^;)安定感のある試合ぶりだったと思う。終盤5バックで守りに入っても、変に引き過ぎずにペースを維持出来ていた。追加点がなかったので、なかなか安心は出来なかったけど(ジョシュアに当たりが戻ってない上、ジョシュアが外に流れてクロスを入れるけど、中で合わせるやつが居らん場面が多くて)、結局きっちりリードを守り切ったよ。

中村俊輔が体調不良で出てなかったのは、間違いなく効いてたと思う。俊輔が居ったら、あんなにおおらかにファールしてたら、確実にやられていたよ(^^;)。しかも、今日は接触プレーでよくファールを取るレフェリングだったからねえ。その辺、ツキはあった。

それでも、後半は内容も伴って、勝ちに値する試合だったと思うから、良かったんだけど、所詮、優勝争いしてるマリノスに嫌がらせしただけの勝利なんだよな。自分たちも勝って何かが付いてくる状況での、こういう試合だったら良かったのにと思ってしまった。J1残留とかでなく、もっとポジティブな何かのね。

ピクシーの関東最終戦がこういう形で終われたのは良かった。
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吾妻ひでお

このブログ上にある吾妻ひでお関連の本の一覧。だいぶ増えて(というか、成り行きでこの1月で3冊増えた(^^;)、検索が面倒になってきたので。

失踪日記」 イーストプレス 2004年
うつうつひでお日記」 角川書店 2006年
逃亡日記」 日本文芸社 2007年
うつうつひでお日記 その後」 角川書店 2008年
文藝別冊 吾妻ひでお」 河出書房新社 2011年
失踪入門 人生はやりなおせる!」 徳間文庫 2011年(2010年刊行書籍の文庫化)
ぶらぶらひでお絵日記」 角川書店 2012年
実録!あるこーる白書」 (西原理恵子共著) 徳間書店 2013年
アル中病棟 失踪日記2」 イーストプレス 2013年

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感想「ぶらぶらひでお絵日記」

「ぶらぶらひでお絵日記」 吾妻ひでお 角川書店
2008年の6月から2009年の6月までを描いた日記もの。とりたててテーマがあるわけでもなく、まるっきり単なる身辺雑記。
そんなものでも結構面白く読めちゃうのは、吾妻ひでおが関心を持ってる方向が、俺の関心の方向と微妙に(完全に、でも、かなり、でもないけど。そもそも俺は女子高生には特に興味ない(^^;))重なってるからだろう。あとは80年代に吾妻ひでおとか、そういう人たちが居た場所へのノスタルジーかな。
ただ、吾妻ひでおがしばしば途方にくれる姿ってのも、そんなに縁遠いもんでもない。俺はアル中も深刻な鬱もないけど、世の中に対して抱えてる違和感はこの人とそんなに違ってない気がするし、いくらかこっちに運があっただけで、実は結構紙一重の所で生きてるんじゃないかとも思うわけで。もちろんマンガの能力は全く別の話だけど(^^;)、とにかくそういう共感もあるので。
でもって、そう考えると、吾妻ひでおの本は買ってあげないと、と思ったりもする。
(2013.11.8)

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感想「アル中病棟 失踪日記2」

「アル中病棟 失踪日記2」 吾妻ひでお イーストプレス
割と最近出た本だけど4刷りになっていた。売れてるのかな。これを探していて見つけられなくて、代わりに吾妻ひでおの別の本を2冊も買ってしまったんだけど、もしや、その時は本当に売り切れていたのかな?

「失踪日記」の続編ということになってるが、内容は別物な感じ。吾妻ひでおがアル中病棟に入院させられてから退院するまでの日々を描いているが、いつもの日記ものと違って、構成が結構しっかりしていて、行き当たりばったりな(に見える)雰囲気が割と稀薄。
この題材はこれまでもちょくちょく触れていたが、ついに全貌が明らかになった、という所か。

アル中について啓蒙する部分と、著者本人を含むアル中病棟の人たちの奇行を描く部分から成っているが、若干うまく混ざりきってない印象はある。
面白いんだけれども、娯楽として読むにはちょっと重たい。かなりあく抜きして描いてあるが、それでも十分衝撃がある上に、軽く描かれていても、実際はこんななんだろうなあ、というのが、うすうす見えてきちゃうので。
最後の数ページは見事な締めくくりだったと思う。やっぱりこれは「作品」なんだなと思った。
(2013.11.7)

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感想「エロマンガ島の三人」

「エロマンガ島の三人」 長島有 文春文庫
吾妻ひでおがほめてたような気がしたんで読んでみたけど、確認したら吾妻ひでおの評価は△で、勘違いだった。この作家は、しばらく前に、「猛スピードで母は」を読んで、いまひとつ釈然としない印象だったんで、そういう理由でもなかったら、読まなかったな(^^;。

表題作が、全体(薄い)の半分くらいの長さ。それに短篇4本を併録。
一応それなりには面白かった。表題作の成り立ちが、他人の実体験をかなり忠実に小説化したものなんだそうだけど、要するにこの作家は、お話を書きたい人なんじゃないかという気がした。アイデアやテーマが先にあるんじゃなくて。ある意味、ラファティみたいな語り部?(ラファティは、多分、本書中にSFっぽい短篇が2つあったことから連想してる。ただし中身はラファティとは全然違って、あんなにイカレてないけど)
どれもまずまず読めたから、悪い感情は持たないけど、軽いし、特に強い印象が残るわけでもない。どうしても読みたいというほどのものではなく、「猛スピードで母は」と似たような読後感だった。
(2013.11.2)

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感想「三陸海岸大津波」

「三陸海岸大津波」 吉村昭 文春文庫
2011年のではなく、明治29年(1896年)と昭和8年(1933年)に三陸海岸を襲った大津波について、当時の資料や証言を掘り起こした本。1960年のチリの地震で来た津波被害にも触れている。1970年に初版刊行。この文春文庫版は、2011年の震災の後に再版がかかって、店頭に平積みになってたのを覚えてる。

震災や津波被害のディテールは、それなりに興味深いけれども、2011年の後では古い話に見えてくるのは仕方ない。
どっちかというと、日常の中では、大災害も簡単に風化してしまうことの方が、印象は強い。1933年時点で、前の大津波から40年も経っていないのに、危険な場所にわざわざ戻って住んでいた住民がたくさんいたわけだ。漁に出るのに不便だからとか、日常生活の利便性の前には、いつか必ず来るにしても、いつ来るかは分からない大災害や大事故なんて、結局、簡単に意識の外に置かれてしまうということだよな。当時は今よりも圧倒的に情報量が少ない時代だったにしても、それ以前からも度々津波の被害が起きていた土地柄なんだから、住民にまるで知識がなかったとは思えない。知っていてもやってしまうんだな。
1933年から80年開いた2011年も結局、過去の教訓が生きなかった場所が方々にあったようだし。本書で津波に対する備えを賞賛されている田老町も、大きな被害を受けてしまっている(ただし、ここの場合は、教訓が生きなかったというよりは、過去の経験から想定した以上の津波が来たということのようだけど)。
巻末に、今はいろいろな形で警戒しているから、もう津波の犠牲者はあまり出ないと思う、という言葉があるんだけど、むなしい感じがする。もっとも、この言葉の「今」は1970年だから2011年の40年も前のわけだ。開発の状況なんかが全く違ってるはずだから、単純に比べるのは不可能だが、2011年の地震が1970年に来ていたら、もう少し教訓は生きたんだろうか。

それはそれとして、反原発のような運動も、そういう世の中の忘れっぽさ、日常への埋没を乗り越えていかないと、結果には繋がらない。容易なことじゃないよなと思ったりする。
(2013.11.1)

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感想「謎の独立国家ソマリランド」

「謎の独立国家ソマリランド」 高野秀行 本の雑誌社
ソマリアやソマリランドのことを、しばらく前に何かで読んで、冒頭で著者が書いているのと同じような感想を持っていたから、最初にこの本を見た時、読んでみようと思ったんだけど、ちょっと高かったんで一旦パスした。
割引で買える時に改めて見に行ったら、「講談社ノンフィクション賞受賞」なんて帯がかかっていた。受賞しちゃったのか…、まあいいや、と思って(^^;)買った。

内戦状態だし、沿岸に海賊は出るし、滅茶苦茶な国というイメージのソマリアだが、国内にはソマリランドという独立国家?があって、そこはまるっきり平和らしいという不思議な話の実態を見るために、現地に乗り込んだジャーナリストのレポート。
自分で見て聞いて体験した上で書くという姿勢が一貫している。そうやって取材していくと、外から見て奇妙に思える状況が、十分必然性や合理性があることが分かってくるという内容。
結局、現場のことを知らずに、不確かな情報を元に、自分の価値観だけで判断してはダメということなんだろう。

ソマリランドは国際的にはソマリアの一部として扱われているが、実態はソマリアの他の地域とは一線を画した「独立国家」。そしてソマリランドの中は間違いなく平和だけど、それは降ってわいたものじゃなく、いろんな幸運も手伝ったとはいえ、住民たちが自分たちの伝統的な手法を駆使した努力によるもの。平和をもたらそうとして、地域の実態もよく知らずに見当違いの介入をしたアメリカや国連軍の影響で、滅茶苦茶な状態になったのがソマリア南部という構図らしい。
ただまあ、だからといって、その国にはその国のやり方が、と直結してしまうものでもない。帯には「西欧民主主義敗れたり」と書かれているが、実際には、伝統的な手法を駆使したとはいえ、西欧の民主主義の思想を十分に咀嚼してアレンジした上で使っている。西欧流は日本には馴染まないし、基本的人権なんてどうでもいいみたいなことを大して考えもなく言ってしまう、日本にいるムチャクチャな連中とは別の次元の話。ある意味、民主主義の本質的な意義を考えず、ただの手続きくらいにしか思ってないらしい政治屋だらけの日本よりも、「西欧民主主義」がちゃんと使われてるようにも見える。まあ、この本で読む限り、ということだけどね。

他には、取材の時点では内戦状態だったソマリア南部でも、実は都市住民の生活がきっちり成り立っていたというくだりが、人間の生活って、そう簡単に破壊されるほどヤワなもんじゃないんだなと思わせてくれた。そうはいっても、アル・シャバーブのような、本当に強烈な暴力には、やっぱりなすすべはないんだが。

ソマリ人の気質は、先日読んだ「砂漠の豹イブン・サウド」に描かれていたアラビア半島の遊牧民に、かなり似通っていた印象。まあ紅海を挟んだ対岸の人たちなんだから、似てて当たり前かもしれない。こういう環境の中から生まれた民族と、日本みたいなかけ離れた環境の人間が本当に理解し合えるんだろうかと思うけれど、この著者はうまくやっているように見える。体を張っているものな。やっぱり何事も、考えているだけじゃなく、飛び込んで体験してみるのが大事だということか。
(2013.10.31)

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感想「4522敗の記憶」

「4522敗の記憶」 村瀬秀信 双葉社
サブタイトルは、「ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史」。大洋ホエールズ~横浜DeNAベイスターズのファンのライターが、ファン目線で、おおむね初優勝した1960年以降のチームの歴史を書いた本。
月並みな言い方だけど、チームへの愛情がヒシヒシ伝わってくる感じ。対象がベイスターズってのが、またいいわ。多分、今は一番、こういう本を書いて、いやらしさが出ないチームだと思う。
他人のチームながら、いろいろ泣かせる所がある。まあ、実際はそんな綺麗事だけじゃないだろうなという部分もあるけれど(というか、そもそも、かなり悲惨な現実の上に書かれているわけで)、これくらいのロマンは信じたいよなと思わせてくれる。それがプロ野球ってものの役割でもあると思うので。

もっとも、所詮、他人のチームについての本だから、こういう感想なのかも知れない。自分のチームだと、いろいろ思う所があり過ぎて、そんなに単純には割り切れないような気はする。

自分のチームに関しては、現実問題として、来年以降のスワローズが2000年以降のベイスターズみたいにならないことを祈りたいなと。いろいろな条件が違ってはいるにしても、似たような兆候も、決して少なくないからねえ。
(2013.10.27)

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トップイースト1部ヤクルト対セコム

2013.11.4(月祝) 14時 秩父宮 

 ヤクルトレビンズ  62(22−0)7 セコムラガッツ
             (40−7)

普通に考えれば間違いなくヤクルト優位の対戦だったけど、今年のヤクルトはいまいち信用出来ない気がしてるのと(前の試合も下位の秋田に負けてるし)、セコムは9月に見た横河との試合が(思ったより)健闘していた印象だったから、どうなのかなと、ちょっと思っていた。

前半半ばまでは結構噛み合った試合。ヤクルトは、多分、エリソンが欠場していたせいで、いつもならPGを取りにいく場面でラインアウトへ行ったり、試合運びが微妙に変わっていた。そのせいもあったし、セコムのディフェンスもよく粘っていたので、なかなかスコアが動かなかったが、15分くらいにヤクルトがPGで先制すると、じわじわチーム力の差が表れ始めた。
勝負所になると、ヤクルトはやることは分かってる、という感じで、すばやく態勢が整う。モールで攻めたり、きれいなバックスの連携を見せたり、前半の後半にトライを重ねて22対0で折り返し。
後半に入るとセコムは力尽きたのか、一気にガタガタになった。後半のヤクルトは、選手をどんどん入れ替えていった影響もあったのか、前半のまとまりが崩れて、結構雑なミスも目立つようになったんだけど、ハミッシュをセコムが全く止められなくて、ほとんどやりたい放題だったから、そういう状態でもどんどん点差が開いた。60点が見えたあたりから、少しペースが鈍り、ミス絡みでセコムに1トライを許したものの、ヤクルトが圧勝。

結局、順位通りの結果だった。というか、セコムはここまでのスコアを見る限り、どうも横河戦がベストゲームだったのかなあ。セコムも割と肩入れしてるチームなんで心配。まだ未勝利で勝ち点0だし。まあ、ここから順位が下の方のチームとの対戦になるから、そこでどこまで頑張れるかだな。
ヤクルトも、雑になった時間帯を見ていると、残りの対戦カードはかなり厳しいんだし、ちょっと締めていった方がいいんじゃないかなという気がした。きれいに回った場面もあったけど、これだけ圧倒的な点差が開いた試合にしては、時間が短かったんじゃないかなと。
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関東大学対抗戦 明治大対慶應義塾大

2013.11.3(日) 12時 秩父宮 

 明治大学 18(15−7)24 慶應義塾大学
        (3−17)

キックオフから明治がアグレッシブな攻めを見せて、開始5分に先制トライ。その後も着々加点して15対0まで積み上げる。パス回しやSOの巧みなキックで、結構面白い攻撃を見せていた。ただセットプレーや肝心な場面でのパスにミスが出て、突き放し切れなかった感じ。前半の最後に、ほとんど何も出来ずにいた慶応が、ハイパントを足がかりにチャンスを作り、左サイドを縦に突破して一矢報いるトライ。
さらに後半立ち上がりに、明治のディフェンスの間をすり抜けた12番がトライを決めて、あっという間に15対14。こうなると、前半とは逆に明治が浮き足立って、何も出来なくなり始めた。元々モールでは慶応が押し込んでいたから、優位に立つと一気に攻勢に出て、9分にPGで逆転。14分にはゴール前でゴリゴリ押し込んでトライで、15対24。その後、徐々に明治も落ち着いてきて、20分過ぎにPGで6点差に追い上げ、逆転のチャンスも作ったが、ここでもミスが出て物にできなかった。

どっちも試合運びに波があり過ぎるとは思ったが、とりあえず拮抗した試合だったんで楽しめたから、まあ、良かった。

第2試合の帝京対早稲田も見れれば良かったけど、時間の関係でそっちはパス。
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