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感想「ぶらぶらひでお絵日記」

「ぶらぶらひでお絵日記」 吾妻ひでお 角川書店
2008年の6月から2009年の6月までを描いた日記もの。とりたててテーマがあるわけでもなく、まるっきり単なる身辺雑記。
そんなものでも結構面白く読めちゃうのは、吾妻ひでおが関心を持ってる方向が、俺の関心の方向と微妙に(完全に、でも、かなり、でもないけど。そもそも俺は女子高生には特に興味ない(^^;))重なってるからだろう。あとは80年代に吾妻ひでおとか、そういう人たちが居た場所へのノスタルジーかな。
ただ、吾妻ひでおがしばしば途方にくれる姿ってのも、そんなに縁遠いもんでもない。俺はアル中も深刻な鬱もないけど、世の中に対して抱えてる違和感はこの人とそんなに違ってない気がするし、いくらかこっちに運があっただけで、実は結構紙一重の所で生きてるんじゃないかとも思うわけで。もちろんマンガの能力は全く別の話だけど(^^;)、とにかくそういう共感もあるので。
でもって、そう考えると、吾妻ひでおの本は買ってあげないと、と思ったりもする。
(2013.11.8)

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