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2013年に読んだ本

海外小説
アトキンズ、エース 「帰郷
アレン、ウディ 「ただひたすらのアナーキー
エルスベルグ、マルク 「ブラックアウト
オースター、ポール 「幻影の書」 
カー、フィリップ 「変わらざるもの
カーリイ、ジャック 「イン・ザ・ブラッド
クリスピン、エドマンド 「列車に御用心
ストリブリング、T・S 「ポジオリ教授の冒険
ツエー、ユーリ 「シルフ警視と宇宙の謎
ディック、フィリップ・K 「空間亀裂
ディレイニー、サミュエル・R 「ダールグレン
デスノエス、エドムンド 「低開発の記憶
トンプスン、ジェイムズ 「極夜 カーモス
ニール、マシュー 「英国紳士、エデンへ行く」 
バック、パール 「神の火を制御せよ
ブロック、ローレンス 「償いの報酬
マッキンタイア、ヴォンダ 「夢の蛇
ラファティ、R・A 「昔には帰れない
ラファティ、R・A 「第四の館
ラファティ、R・A 「蛇の卵
リッチー、ジャック 「ジャック・リッチーのあの手この手」 
ロースン、クレイトン 「虚空から現れた死
野田昌宏・編 「太陽系無宿/お祖母ちゃんと宇宙海賊

国内小説
日日日 「ちーちゃんは悠久の向こう
日日日・他 「ふたり。
飯嶋和一 「雷電本紀
岡崎大五 「北新宿多国籍同盟
鏑木蓮 「東京ダモイ
北方謙三 「史記 武帝紀(一)
北方謙三 「史記 武帝紀(二)
北方謙三 「史記 武帝紀(三)
北方謙三 「史記 武帝紀(四)
北方謙三 「史記 武帝紀(五)
北方謙三 「望郷の道」 
北方謙三 「抱影
高橋泰邦 「サドン・デス
司城志朗 「サンドブレーク
中島敦 「山月記・李陵
長嶋有 「猛スピードで母は
長島有 「エロマンガ島の三人
中村文則 「掏摸

海外小説以外
ヴァン・ウォルフレン、カレル 「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム
バーダマン、ジェームス・M 「ふたつのアメリカ史
ハリソン、K・デイヴィッド 「亡びゆく言語を話す最後の人々
ファクラー、マーティン 「「本当のこと」を伝えない日本の新聞
『オキュパイ!ガゼット』編集部・編 「われわれは99%だ

国内小説以外
赤坂英二 「プロ野球 二軍監督-男たちの誇り
浅羽通明 「ナショナリズム」 
吾妻ひでお 「失踪入門 人生はやりなおせる!
吾妻ひでお 「ぶらぶらひでお絵日記
吾妻ひでお 「アル中病棟 失踪日記2
吾妻ひでお、西原理恵子 「実録!あるこーる白書
網野善彦 「日本の歴史をよみなおす(全)
石原豊一 「ベースボール労働移民」 
猪瀬直樹 「日本凡人伝
内田樹、小田嶋隆、平川克美、町山智浩 「9条どうでしょう
内田樹、石川康宏 「若者よ、マルクスを読もう
宇都宮健児 「わるいやつら
塩谷喜雄 「「原発事故報告書」の真実とウソ
数土直紀 「日本人の階層意識
高野秀行 「謎の独立国家ソマリランド
田中克彦 「差別語から入る言語学入門
円谷英明 「ウルトラマンが泣いている
鳥越俊太郎、しりあがり寿 「本当は知らなかった日本のこと
内藤耕、石川英輔、吉田太郎、岸上祐子、枝廣淳子 「江戸・キューバに学ぶ”真”の持続型社会
中村昌広 「自宅で楽しむ発電
莫邦富 「中国全省を読む地図
町山智浩、柳下毅一郎 「ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光
水澤龍樹 「日本のまつろわぬ民
村上春樹、吉本由美、都築響一 「東京するめクラブ 地球のはぐれ方
村瀬秀信 「4522敗の記憶
森達也 「死刑
安田浩一、朴順梨 「韓国のホンネ
吉田茂 「日本を決定した百年
吉村昭 「三陸海岸大津波
『週刊SPA!』原発取材班 「原発依存国家

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感想「わるいやつら」

「わるいやつら」 宇都宮健児 集英社新書
昨年末の都知事選では次点で、今回も出馬の意向を固めたという弁護士さんの本で、2013年の9月に出たもの。
本書の主なポイントは、悪質な金融業者、多重債務処理の悪用、振込詐欺など、「わるいやつら」の実態や手口を解説する所にあるが、著者は元々サラ金や闇金融の問題と取り組んできた人で、そこから始まって年越し派遣村や反貧困ネットワークにもかかわってきた、その辺のいきさつについても触れられている。
本書を読む限り、元々、貧困の中にいる人たちに同情的だったという下地はあるにしても、正義感に燃えて渦中に飛び込んだというよりは、どちらかというと成り行きで、そういうことに関わるようになって、そのまま深入りして行った感じ。ただ、その分、理想論だけではない、地に足の着いた所があるように感じられる。リアルにサラ金や闇金融と戦ってきた人だし、そうでないとやってこれなかっただろうとも思う。
貧困をなくすには、それを生み出してる政治を変えなくちゃだめだ、という筋道も明確だし、この人が都知事になれば、都政は弱者に対してやさしい方向に、ずいぶん変わるだろうな、という気がする。
問題は、選挙民が、それをどう判断するか。自分が弱者になる可能性を想定できるかどうか、弱者が人に助けを求めることに、何も問題はないということを理解できるのかどうか。少なくとも、前回の選挙では、石原の後継者だった猪瀬が、あんなに大量得票出来たことを考えると、相当数の人たちが理解していなかったと思うんだが、それが、この1年でどれだけ変わっているか。

まあ、いずれにしても、俺は都知事選には選挙権がないんだけども。
(2013.12.30)

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感想「ジャック・リッチーのあの手この手」

「ジャック・リッチーのあの手この手」 ジャック・リッチー ハヤカワポケミス
小鷹信光がリッチーの未訳短篇から23篇を選んだ短篇集。
リッチーの短篇は相当な数が訳されてるはずだけど、それでも未訳にまだこれだけのものがあったのか、という所に感心。350篇あるそうだけど、どれくらい訳されているのかね(本書のベースになったというミステリマガジンには書いてありそう)。そのうち、俺はどれくらい読んでるんだろう。ちなみに最初に読んだのは、「EQ」に載ったターンバックルものの「こんな日もあるさ」だったはず。
収録作は、いかにもリッチーぽいやつから、ちょっと意外な感じのものまで多彩。ただ特有のユーモラスなタッチはほぼ共通しているし、題材的に、こういうのも書くんだと思うようなものでも(ロマンス小説とか)、味わいは変わらない。自分のスタイルを確立してたってことかな。
どれも面白く読めた。「保安官が歩いた日」が多分一番好き。バカバカしくて(^^;)。ジャック・リッチーの一番好きな所は、そういうバカバカしさだ。「もう一つのメッセージ」での、本筋と全然関係ない(それともこっちが本筋なのか?(^^;))オールの与太話もよかった。
(2013.12.20)

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感想「ダールグレン」

「ダールグレン」 サミュエル・R・ディレイニー 国書刊行会
だいぶ前に買ったきり放置状態だったのを、一念発起して読んだ。先日読んだ「地獄のアメリカ観光」に言及があったのがキッカケ。キッカケがあって良かった(^^;)。

2段組のハードカバー2分冊の上に分厚いし、難解と聞いてたような気もしたので、なかなか手が出なかったんだけど、読んでみたら、実はそんなに読みにくくはなかった。そういえば、確かに読みにくかったディレイニーの小説って、改めて考えると、案外思い当たらないかも。
何かの事件によって荒廃して孤立したアメリカの架空の大都市ベローナが舞台で、そこでは、ありえないような謎めいた出来事がいろいろ起きる。そういう状況の中での生活を描いたもの。ただ、背景になっている時代は、多分、この小説が書かれた当時(1975年の刊行だから、そのしばらく前)の現代で、あの時代のアメリカでドロップアウトした人間のコミュニティーだったら、こんなもんかもね?、というような雰囲気があるので、シチュエーションの割には、あんまりSFを読んでるという気がしなかった。最後の章を除いたら、幻想味は強いが、若干風変わりな青春小説、という程度の印象。
最終章に来て、断片的な文章が積み重ねられた構造になって、いきなり実験小説ぽくなるけど、それもなんとなく、そこまで普通の小説らしく書いてきたけど、そろそろ飽きてきたし疲れたし、書く気になった部分だけ書いて、間は埋めずに並べてみた、なんてことなんでは?、と邪推(^^;)。それは冗談だけど、そうであっても不思議はない、という気はした。何かちゃんとした意味はあるのかもしれないけれども、分からないんで。
常識や良識に対する挑発的な場面の多さとか、言葉への主人公のこだわりの強さとか、その他にもいろいろなテーマ(たとえば芸術とか宗教とか)が見えていて、考え所はいろいろある小説だから、純文学の括りで特別な位置付けをされていたら、傑作かどうかはともかく、そうかもしれないな、と思うかもしれないが、「傑作SF」と言われると、どうなんだろうなと思ってしまう。これも要するに、あんまりSFを読んでるという気がしなかったからだ。その辺は結局、SFって何?という所に行っちゃうんだろうけど。
思ってたより読める本だったけど、感銘を受けたかというと、そんなには。「地獄のアメリカ観光」で、柳下毅一郎が最初と最後だけ読めば十分、とか言ってたが、俺のレベル(本書を理解するための知識の持ち合わせとか、時代感覚とか、その辺)では、まあそんなものかもしれない。主人公が片足だけ靴を履いてたりとか、何かの象徴だったり、隠喩だったりするんじゃないかなと思う部分が、いくらでもあるんだけど、そういうのも全く分からないから、どうしようもない。
(2013.12.19)

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感想「シルフ警視と宇宙の謎」

「シルフ警視と宇宙の謎」 ユーリ・ツェー 早川書房
2007年に出たドイツの哲学的?ミステリ。邦訳2009年。
パラレルワールドを研究する理論物理学者が、子供を誘拐されて、殺人を強要される話。
主人公のそういう属性がポイントで、主人公と、かつてはその親友だった天才的な理論物理学者との、パラレルワールドという概念に対する論争が、小説の大きなテーマになっている。絶えず枝分かれしていく無限の世界が並行して存在していて、人間は自分の未来を選ぶことで新しい分岐を発生させていく、というような考え方を主人公は主張して、それに対して元親友が反論を投げかける。その議論が理論物理学で装飾されている。
実を言えば、そういう装飾を取っ払った小説の筋立て自体は、そんなに特別なものじゃない。こんなことになるはずじゃなかった、というような、悲劇性は際立っているけれど。
でもって、パラレルワールドの思想を持っているもんだから、これは自分が選び取った世界なんだと考えて、主人公は自分を追い詰めてしまうんだが、哲学的な思索をするシルフ警視が、そういう主人公に自分に通じるものを感じて、救おうとするという話になっていく。もっとも、タイトルは「シルフ警視」だから、主人公は警視の方かもしれないが。
装飾を装飾と思ってしまうと、こけおどしっぽい小説だな、という感想になってしまいそう(ただし、それなりによく出来ているとは思う)。人間ってのはどういう存在なの?、みたいな方向に進むのであれば、それなりに含蓄に富む小説かもしれない。著者の意図としては、後者なんだろうが。
(2013.12.1)

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感想「史記 武帝紀(五)」

「史記 武帝紀(五)」 北方謙三 ハルキ文庫
つい数日前に読んだ「李陵」と、内容的にかなりかぶっていて、ちょうどいいタイミングで双方を読んだ気がする。
基本的には同じ話になってるが、北方の方が、李陵の細かい心理を描き込んでいる分、彼の苦悩や戸惑いを、受け入れやすくなっているかな。まあ、1940年代と2010年代じゃあ、読んでる方のメンタリティも違うし、北方が今の時代の読者に受け入れられやすい人物像を構築している部分もあると思う。司馬遷や武帝についても、それは同様。
ただし、蘇武の存在感は、現時点では北方のオリジナルだと思う。彼のパートは、冒険小説的な極寒のシベリアサバイバルものだが、北方の持ち味が出ていて、とてもいいと思った。前の巻までは、蘇武って、ここまで格好良くなかったと思うんだが。
(201312.27)

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感想「日本凡人伝」

「日本凡人伝」 猪瀬直樹 新潮文庫
時の人の本。今回の一連の事件で猪瀬について書かれた文章で、過去の栄光(^^;)のこの本に言及してるのを2つ3つ見た矢先に、古本屋で安く出てるのを見かけたので読んでみた。元は1983年に出た本らしい。
「普通のサラリーマン」12人へのインタビュー集。時代の空気が伝わってきて、結構面白かった。特殊な立場の著名人じゃなくて、「普通の」人間へのインタビューだから、という面はあるだろうと思う。
こういうインタビュー自体は、今の感覚では、それほど珍しくもない、という気がするんだけど、巻末の対談や解説を見ると、この本が出た時点では、これが先駆けみたいなものだったようなニュアンス。だとすれば、こういうインタビュー集を着想したのも、猪瀬の才気のうちということになるのか。
ただ、ちょっと気になるのは、「普通のサラリーマン」とあるけれど、俺の感覚からすると、いや、それ、「普通」「凡人」じゃないんじゃない?ってのがインタビュー相手の半分以上を占める。「普通」って、どういうの?とか、記号的な「普通の人間」なんていないのかもしれないとかいう、ちょっと思想的なことも考えるべきかもしれないけれど、まるっきりのヒラ社員とか、現場の作業員とか、そういう本当に多数派のはずの層がまるで抜け落ちてるのは、「普通」を言うなら、やっぱりおかしいんじゃないか。そういう層が目に入ってなかったんだとしたら、彼の「普通」の感覚なんて知れてるし(今回の事件でよく分かったことかもしれないけど)、面白い話が聞けそうもないんで意図的に外したというんなら、普通の人って凄く面白いと思うようになってきた、とかなんとかいう巻末の対談での言い草は、お笑いだ。
もちろん、ここに出てくる12人の人生がなかなかドラマチックなのは確かで、それは猪瀬自身も書いてるが、変化の多い高度経済成長をくぐってきた人たちだからだろうと思う。あと、大半の人は、戦争もバックグラウンドにある。
そういう意味では、今、同じような企画をしたとしても、ずっと変化に乏しいものになるかもしれないな、という気はする。まあ、それこそ取材対象にはよるんだろうけれど、「サラリーマン」ということで言えば、多分、昔よりずっと変化の乏しい、保守的な存在になってるんじゃないかと思う。自分自身も顧みて。
(201312.26)

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感想「山月記・李陵」

「山月記・李陵」 中島敦 新潮文庫
北方謙三の「史記」が「李陵」を下敷きにしてるというのを先日読んでいたが、古本屋で安く出てるのを見つけたので、読んでみた。
中短篇集で、冒頭の「山月記」は大昔に国語の教科書で読んだような気がする。その後も中国ネタの作品が続いた後、最後に「李陵」。
もうちょっと、普通に悲劇のヒーローっぽい話なのかと思っていた。北方の中国ものの主人公は割とそうだし、今の所、「史記」で見ている李陵も、そんな雰囲気だったので。苦悶する苦しい話なんだねえ。ちょっとつらそう。
収録作品は全体的に、割と教訓臭が強いと取れなくもなく、太平洋戦争中に出版出来たってのは、そういう理由か、という気もする。ただ、無駄のない簡潔な文章には感心した。北方に似た文体かもしれない。「弟子」という短篇も、北方っぽい話だったな。子路っていかにも北方が書きそうなキャラだ。
ちなみに、「名人」という短篇は、要は笑い話なんじゃないのかと思うんだが。
(2013.12.24)

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今年のヤクルトレビンズ

特に何もないけど、トップイーストの今季の試合も全部終了したところで、最後に。

ヤクルトレビンズサイトのシーズン終了挨拶のリンク

今年はPSMとリーグ戦で8試合見に行っていて、特定のラグビーチームを1年に見た回数では、過去一番じゃないかと思うくらい。
ただ、残念ながら、数年前から見始めた中では、一番物足りないシーズンだったけれども。リーグ戦では、去年勝った秋田と横河に負けて、新加入のセコムには勝ったけど、去年よりも勝ち数がひとつ少なかった(順位は同じ)。まあ、勝敗はともかく、試合内容も、大勝か競り負けかという感じで、見ていて、面白味が薄かったというか。去年は競り勝った試合が多かったから、印象も強かったんだよなあ。ある意味、去年、こういうことになるんじゃないかと思っていたリーグ戦の展開が、一年遅れてやってきたような気もする。
ただ、チームにはもっと上に行こうという意思はあるようだし、実際、試合運びの幅が広がってるかなと思う場面もあったので、今年はチームの成長が踊り場に差し掛かった時期だったのかも知れない。ここ数年は、ずっと上り調子で来たけれど、時にはこういう年もあるだろうなあ。来年、レベルを上げた所で、また面白い試合を見せてくれたらいいなと思っている。

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トップチャレンジ2横河対中部電力

2013.12.23(月祝) 14時 秩父宮ラグビー場 

 横河武蔵野アトラスターズ 33(21−10)10 中部電力
               (12−0)

トップチャレンジ2最終戦で、中部電力が引き分け以上でトップチャレンジ1進出ながら、横河がある程度大量点差で勝てば横河が進出、中途半端に横河が勝った場合はマツダが漁夫の利という、ちょっとややこしいシチュエーション。

中部電力は初めて見た。ウエストで織機やホンダより下ってことだから、そんなに強くはないんじゃと思ってたが、メンバーの出身校が強豪の大学ばかりだったんで、そうでもないのかもと思い直した。NO8はニュージーランダーだし、外国人選手が韓国人1人だけの横河より、見た目、強そうだった。
始まってみると、やっぱり結構互角の戦い。横河が、今年見た2試合と同じように、バックスが一気に雪崩れ込んでくる攻撃でトライで先制したけど、中電はすぐに追い付く。突き放されてもPGで追いすがる。僅差の戦い。ただ、中電は横河のバックス攻撃に有効な対処を見つけられないみたいだったので、横河が有利は有利かと思った。前半の終盤には横河がゴリゴリ押し込んで、力づくでもトライを決めたので、その印象は強まった。21対10で折り返し。ただ、横河が勝ち抜けるには、まだこれでは足りない。
後半立ち上がりは中電が攻勢で、横河のゴール前で押しに押した。横河にシンビンも出て、さらに優位な状況に立ったんだけど、肝心な所でミスがでて押し込みきれない。逆に横河が、バックスの攻撃で一気にトライを決めて、ボーナスポイントも獲得し、あと5点。
この辺から中電は失速。容易に失点しないのは、やっぱりそれだけ地力があるということだと思うんだけど、攻撃が全然機能しなかった。見てて目に付いたのは、勝負所でのミスの多発と、フェイントかけてかわしに行ったかなと思ったプレーが、横河にきっちり対応されて、単に展開の速度を遅らせることにしかなってなかったことだ。日頃のリーグ戦なら、あれで抜けてるのかもしれないのであれば、横河との差は、実力以上に、日頃の経験の差なのかもしれない。
横河は優勢ながらも、必要な最後の追加点がなかなか取れなかったんだが、30分過ぎについにトライを決め、勝ち抜けに必要な点差に到達。そのまま、危なげなく逃げ切った。

とはいえ、トップチャレンジ1は横河には結構キツいんじゃないかと思うんだが、今年のシステムはいずれにしてもトップリーグとの入れ替え戦までは進めるし、何が起きるか分からない。今年の横河は、結構気に入ってるので、せっかくだから頑張って欲しいと思うな。
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トップイースト順位決定戦日本IBM対セコム

2013.12.22(日) 13時 日本IBM八千代台グランド

 日本IBMビッグブルー 24(10−0)5 セコムラガッツ
             (14−5)

トップイーストの順位決定戦2回戦。勝てば順位決定戦出場4チームの中で最上位になるから、降格の可能性は、皆無じゃないにしても、かなり低くなる。

冷たい北からの強風が吹くグランド。前半はIBMが追い風、セコムは2週続けて向かい風でのスタート。開始早々のペナルティで、IBMのSH(山中)が中央付近から長いPGを風に乗せて決めて先制。セコムは接点では互角に渡り合っていたが、向かい風に苦しんで、なかなか前に出られない。前半30分過ぎまで、22mも越えられなかったんじゃないかな。IBMの攻撃を凌ぐことは出来ていたけど、35分くらいに左右に振られ、穴が出来た所を突かれてトライを決められ、10対0の折り返し。
後半、セコムが追い風で、キックのボールがよく伸びて、試合運びが楽になりそうだったが、IBMは向かい風にきっちり対応してきた。短いパス主体で走って縦に速く繋ぐ展開。耐えきれずにセコムが犯したペナルティで得た楽なPGで、序盤に追加点。
点差が離れるに従い、セコムは攻めに逸って、ディフェンスの穴が増え、そこを突かれる展開になり、PGとトライで21対0まで点差が広がった。
30分過ぎに、セコムはようやく1トライを返すが後が続かず、逆にラストプレーでPGを決められ完敗。

風の有利不利はあったにしても、やっぱりチーム力の差かなという気がした。リーグ戦ではセコムが僅差で勝ってはいるけど、リーグ戦でのヤクルトとの対戦で双方のチームを見た印象では、やっぱりIBMの方が形が作れているように見えていたし。セコムは、チームとしてはやっぱり荒削りで、個人頼みな感じがする。ただ、それがセコムの味かもね、という気もしないではないんだけど。

これでトップイースト内での試合は終了。div1と2の間の昇降格は後はトップチャレンジ(と、それに続く入替戦)の結果次第で、後は他力本願。どうなるかねえ。
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「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」

日曜におつきあいで見に行った。

最初に「ウィザード」の最終回のオマケのオマケ(正直、まだ引っ張るかよ、みたいな感もあったが…)みたいな話があって、コヨミの指輪を綺麗に収めて、これでほんとにおしまい、という形になった所へ、突然異世界の怪人が飛び込んできて、「鎧武」をメインにした後半のエピソード、異世界の戦国時代の話へ引きずり込んでいく。

今回の後半のパートは、今まで見た仮面ライダー映画の中で、一番凄かったかも。チープでグチャグチャな所が(^^;)。戦国武将の戦いの割に、みんな家来が10人かそこらしかいなかったり、セットもすげえチャチだったけど、意図的なんだろうと思う。やろうと思えば、体裁の繕いようはいくらでもあったはずだし。開き直りかな。
ただ、ウィザードと鎧武以外のライダーの露出が中途半端に多くなかったので、話は案外まとまってた感がある。ツッコミ所はいくらでもあるとはいえ。
怪しい殿様役のJOYが結構サマになっていた。あとは友情出演のセカンドライダー俳優のみなさんの使い方がよかったね。特にアクセルと所長(^^;)

まあ、悪くはなかったかな。変にシリアスを志向してなかったのが良かった気がする。

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トップイースト順位決定戦セコム対ブルーシャークス

2013.12.15(日) 13時 セコムラグビーフィールド 

 セコムラガッツ 21(14−7)19 ブルーシャークス
          (7−12)

1年ぶりにセコムグランドへ。
今年、セコムの方が格上のリーグに居たのは間違いないけど、1年間負けまくった(最終節にIBMに勝っただけ)セコムと、div2でも首位で抜けてきたブルーシャークスでは、どっちが上か正直微妙に思えた。

かなり強い北側が吹いていて、前半のセコムは向かい風。蹴ったボールが大きく戻されたり、ラインアウトのボールが流れたり、だいぶ苦労していた。その隙を突いた感じで、ブルーシャークスが自陣ゴール前でボールを奪うと、逆サイドへ綺麗に展開してWTB海老原がハーフライン付近で素早く裏へ抜け出ると、一気にトライ。見事なカウンター。
ブルーシャークスはプレッシャーはきついし、FWはゴツいし、速いウィングも居て、これはかなり厳しいと思ったけれど、20分くらいにセコムは相手陣内スクラムからうまく回り込んで右スミにトライが決め、同点に追い付く。前半終了近くには、ゴール前で粘り強く押し続けてトライに持ち込み逆転。1年間上のカテゴリーで揉まれた地力を生かしたかなという感じになった。
セコムのリードで折り返した後半、セコムは追い風で有利になったかと思いきや、風で乱れるボールの飛距離をうまくコントロール出来ない。むしろブルーシャークスのFB岡本が、セコムのペナルティからのキックをゴール際の絶妙な位置でタッチへ蹴り出し、マイボールラインアウトにすると、そこからモール・ラックで押し込んで2トライ。再逆転。
5点リードされ、反撃したセコムも、ペナルティからラインアウトを得て押し込んだが、ブルーシャークスの堅いディフェンスを押し込みきれない。ロスタイムが迫った時間帯には、ついにボールを奪われて、大きく蹴り返される。正直、これで終わったかなと思った瞬間だったんだが、そのボールを10mライン付近でキャッチしたセコムのFB加藤が、そこから猛然とゴール前へ突っ込み、誰も彼を止められずに、そのまま走り抜けてトライ。セコム側はひっくり返したような騒ぎ(^^;)。コンバージョンも決まって、再々逆転。
その後、結構ロスタイムが長かったが、セコムはリードを守りきって勝利。

順当と言えば順当なんだけど、よく勝ったわ>セコム。劇的だった。今年は今まで以上に、昇降格の条件がややこしくて、単純には言えないんだが、とりあえずこれでdiv1残留へ一歩前進したのは間違いない。
試合運びだけ言ったら、ブルーシャークスの方が、きっちりやっていた気がするんだけど、そういう相手にこういう形で勝つってのは、なんか、セコムらしいような気がした。
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トップリーグ2ndステージ第3節サントリー対パナソニック

2013.12.14(土) 14時15分 秩父宮

 サントリーサンゴリアス 13(3−18)42 パナソニックワイルドナイツ
              (10-24)  

第二試合。1stステージ1位同士の対戦だし、2強対決という構図。

序盤にライアンのPGでサントリーが先制したが、後が続かない。近年のサントリーらしい、淀みなく繋がる連携が出来てない感じで、テンポが悪かった。パナはHB二人(田中とバーンズ)がうまくチームをコントロールして、厚みのある試合運びが出来ていた印象。すぐにトライで逆転して、優位に試合を進めながら、じわじわと点差を広げた。こんなに迫力のないサントリーを見るのは久しぶりだなと思った。
それでも、18対3で折り返した後半は、サントリーが頭からトゥシ・ピシを投入したりしてきたので、一気に巻き返してくるかと思ったんだけど、序盤にライアンがシンビンで欠けたりしたこともあり、完全に不発。むしろ逆にパナが圧倒する展開に。パナは、トニー・ブラウンが居なくなってから見た中では、一番じゃないかと思うような出来だった。シーズン序盤にキヤノンに負けた試合とは大違い。あの時はSHが前半早々に交代するアクシデントがあったわけで、やっぱりHBの安定がポイントなのかなと思う。
35対3で残り10分になった所で、パナのクリアミスっぽいボールを持ち込んで、やっとサントリーが初トライ。その後、ようやくサントリーっぽい速い連携が見れるようになって、もう1トライ積んだけど、ロスタイムにパナがハーフライン付近でボールを奪うと、サントリーのディフェンスをきっちり振り切ってダメ押しのトライを決めて、42対13の圧勝。

サントリーは1stで久々に負けてもいるわけで、こちらもピークを過ぎつつあるのかもしれない。
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トップリーグ2ndステージ第3節東芝対NEC

2013.12.14(土) 12時 秩父宮

 東芝ブレイブルーパス 22(15−13)18 NECグリーンロケッツ
             (7-5)  

今季、やっと2回目のトップリーグ観戦。東芝もNECも、今季見るのは初めて。東芝もNECも外国人選手がかなり入れ替わっていて、そうなんだ、という感じ。特にNECは去年まで東芝に居たブリューとか、去年までコーラに居たショーン・ウェブ(どこに居たか覚えてなかったんで、帰宅してから確認した。昔、ワールドに居たのは覚えてたんだが)とか、ちょっと違和感が(^^;。

東芝が圧倒的に強そうに見えるけど、雑な試合運びでみすみす、という感じの前半。NECが劣勢ながらも手堅くPGなどで先行。それでも東芝が地力の違いを見せて追い上げ、前半終盤にラインアウトからきれいにつないで逆転トライ。ようやく噛み合いはじめた。後半序盤にも東芝がトライで加点して、22対13まで引き離し、このまま一気に勝負を決めるかと思ったんだけど、そこから失速。NECがメンバーを代えて来たのが、功を奏したように感じた。特にナドロの投入。やっぱ、今のNECはナドロがいないと面白くない(^^;。昔のセミシみたいな感じ。
そうはいっても、なかなかNECも追加点までは届かなくて、PGで追加点を狙って失敗したりしてた。25分過ぎに釜池のトライで22対18にして、トライで逆転出来る点差まで持ってきたから、終盤は結構盛り上がったが、ちょっと決め手に欠けた感じで、届かないまま、東芝が逃げ切った。

NECは後半序盤にミスが続いて、ちょっとヘタレた所を出してしまったのが痛かったと思う。その時間帯に東芝が加点した分が、結局、最後は勝敗を決めたので。まあ、NECっぽいヘタレ方だなあ、と思って見てはいたんだが。
東芝も、以前のような強さがあんまり感じられなかった。当りは強いが、試合の組み立てが粗かった。力任せの単調な攻撃になってる時間帯が多くて、そういう攻撃は結局NECにしのがれていた印象。一工夫入れれば、NECのディフェンスは割と簡単にかわせていたんだけど、そういう工夫が足りない。1stステージで、プール3位止まりだったのも分るような気がした。3強時代は終わりつつあるのかもしれない。あるいは、次の強いチームを作るための過渡期か?
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J1リーグ第34節新潟対名古屋

2013.12.1(土) 15時半 東北電力スタジアム
観客 30504人 主審 前田拓哉 副審 戸田東吾、前之園晴廣

 アルビレックス新潟 2(0−0)0 名古屋グランパス
            (2−0)

 得点 65分 新潟・川又
    83分 新潟・田中亜

現地観戦。
グランパスの今季最終戦。ピクシーの監督最終戦。

出場停止のツリオや、ジョシュアが外れて、いかにも消化試合っぽいスタメン。CBに牟田、ボランチは田口と磯村、前線にテルキ。ただ、若手起用で来年を見据えた…とも言い難いのは、バックラインに隼磨、増川、阿部が入っていたからで。

序盤からかなり新潟に押されていたけど、新潟は攻撃的にガンガン仕掛けてきていた分、守備に隙はあったから、攻め手が見つからないというほどでもなく、それなりにチャンスは作ってたと思う。テルキは無難にポストをこなしていたし、永井のスピードを使った仕掛けも効いてた感じ。見ていて、そこそこ面白みはあった。
でもねえ、受けるヤツが居れば鮮やかなラストパス、みたいな球出しをどんだけ見たかなあ、相変わらず。それでも今日は割と自分で積極的にシュートを打ちに行ってた方だと思うけれどね。ことごとく枠外かブロックされていたけども。前半半ばには、永井の入ってて良さそうなシュートがポストに当たって外へこぼれる不運もあった(追記:これは永井からはクロスで、シュートを打ったのはテルキだったらしい)。ただ、新潟のシュートの打ちっぷりや、こぼれた所へのフォローの速さ厚さの差は歴然。
スコアレスで折り返した後半序盤に大きな得点機をふたつくらい逃して、業を煮やしたか、ピクシーがジュンゴを田鍋に代えたら(直前の、ジュンゴの決定的な場面でのシュートには、ガッカリさせられたよ)、いよいよ若手だらけになった(いや、年齢的には、牟田や磯村を若手と言っていいのか、という気もするけどさ)ピッチは見るからにバタバタになって、これはやられる、と思った。で、15分に川又にこぼれ球をきっちり押し込まれた。
その後、テルキをキショーに代えたけど、1対1のビッグチャンスをセーブされちゃう。25分にダニウソンを投入すると、さすがに存在感を見せて、ダイナミックな試合運びになりかけたけど、35分過ぎに彼が足元でのキープを狙われてボールロスト。そこからの短いカウンターでアトムに決定的な2点目を決められたんじゃなかったかな。
この失点は、ワンツー使って、チャンスはこういう風に決めなきゃ、みたいなゴールだったなと思った。バカ正直に蹴って、GK正面でセーブだったり、絶望的に枠外だったりした絶好機のうちのシュート…。まあ、新潟も結構盛大に外してはいたけど。打ってる回数が多い分、決まるゴールもあるってことではあるが。

順当負けと言うしかない試合だったかと。消化試合とはいえ、もうちょっと何とかならんかったか、とは思った。ある程度、予想はしていたとはいえ…。
何はともあれ、これで今年は終了だが、来年はどうなることやら。
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