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感想「よりぬきウッドハウス」1

「よりぬきウッドハウス」1 P・G・ウッドハウス 国書刊行会
ジーヴスもの以外のウッドハウスの短篇から選んだ短篇集。
筋立ての面白さは見て取れるし、ウッドハウスがひねった言い回しでおかしさを出そうとしてるのも、感じられなくはないにしても、例によって、森村たまきの翻訳が悪すぎ。意図的に直訳調にやってる可能性もなくはないけど(だから、原文で書かれてることが、ある程度は推測できる)、このぎこちない訳文を読んで、普通に面白がれる読者がどれだけいるんだろう。翻訳のせいで、面白さが半減してると思う。作品はいいんだけど。
ちなみに冒頭の「ハニーサックル・コテージ」は読んだ覚えがあると思ったら、筑摩書房から井上一夫訳で出ているそう。確か、持っているはずだから、読み直してみようかと思う。こんなに読みにくい小説じゃなかったはずだ。もっとも、発掘できればだが…(^^;。
でも、「Melody」のマンガの連載は延々と続いてるし、ドラマのDVDは出るし、今度は舞台にもなるらしいし、これはさすがに営業だけじゃなく、かなり人気があって、普通に面白がってる読者が、それなりに居るということだよなあ。作品の力は疑わないけれど、ちょっと不思議。
(2014.6.14)

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