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感想「Kill As Directed」

「Kill As Directed」 エラリイ・クイーン SIGNET
クイーンの未訳ペーパーバック。代作者はヘンリイ・ケイン。

主人公の医師は強い野心を持ってるが、満たされずに悶々としてる人物。そこを付け込まれて、麻薬密売組織に強引に取り込まれつつある。さらに組織のボスの若い妻とも関係が出来ちゃって、どんどん身動きが取れない状態になっていくという話。
ありていに言って、かなりありきたりの構図には思えるし、終盤で話を少しひねってくるけど、予想の範囲を出ない。結末も、さすがにこれはないよ、という感じのもの。今まで読んだクイーンのペーパーバックの中で、一番凡庸な内容だと思う。
ちなみに、謎解きの要素は一切ないサスペンス小説だが、タイトル(「指示通りの殺人」てとこかな)がほのめかす、あやつり殺人的な部分に、わずかにクイーンらしさがあると言えなくもない…か?
まあ、話の運びは達者なので、読んでいて退屈はしなかったし、主人公の小物ぶりを意地悪く眺めているような描き方に、ひねくれた面白さがいくらかあったかな、という気はする。その辺が、ヘンリイ・ケインの味かもしれない。

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