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感想「サブカル・スーパースター鬱伝」

「サブカル・スーパースター鬱伝」 吉田豪 徳間文庫
単行本で見掛けた時に気になってたけど、文庫になったんで買っちゃった。サブカルの「スーパースター」12人への鬱経験についてのインタビュー集。

元々は、目次を見ると見覚えのある名前がずらっと並んで、それがみんな鬱だったのか、すげえな、という感じの興味の持ち方だったが、実際に中身を読んでみると、これは本当に(病気としての)「鬱」なのか?という感じがするところもチラホラ。ただ、サブカルで送り手の側にいて、長いことやってると、消耗して、少なからずおかしくなってくるってのは、よくわかったし、そうだろうなとも思った。作られたものを受け取ってるだけの気楽さとは大違い。
それでも、巻末で香山リカが総括的に語っているのを読むと、俺のことを言われてるような、という感じは、かなりする。インタビューされている人たちには、年齢的に近いこともあって、物の考え方や感じ方に似たようなものを感じるし、周囲の環境もあまり他人事ではなかったりする。多分、「鬱」の原因は仕事だけじゃなくて、そういう部分も複合している。俺はサブカル的なことが仕事じゃない分、とりあえず今のところは助かってるというだけなのかもしれない。

それはそうと、昔は結構、サブカルに近い所に居た気がするけど、今はそれほどでもない。というか、本書を読むと、「サブカル」自体、すっかり存在感が薄れてしまっているということもあるらしい。そうなのかあ、という感じではある。
(2014.12.12)

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