« 感想「辞書になった男」 | トップページ | セリーグ ヤクルト対阪神(7/1) »

感想「ドリフトグラス」

「ドリフトグラス」 サミュエル・R・ディレイニー 国書刊行会
代表作を集めた短篇集で、「エンパイア・スター」も併録。大半はサンリオSF文庫で既読だけど、例によって内容はほとんど忘れていた。ただ、「スター・ピット」は、比較的近年に読み返していたので、結構記憶に残っていた。あと、「時は準宝石の螺旋のように」も割とよく覚えていた。これは気に入っている短篇だからかも。実を言えば「スター・ピット」も好きな短篇で、この2つは、ディレイニーの短篇の中でも、特にスタイリッシュで本当に格好いいと思う。何を書いてるか、本当の所は分かってないかもしれないけれど、俺は特にSF愛読者というわけではないし、元々、そんなに読み込むような読者でもないので、気にしない。

ただ、それ以外の作品は、結構グロかったりもするし、必ずしも好きではないなあ、という感じ。長篇も、多分、邦訳は一通り読んでいるが、本当に感銘を受けたのは『バベル17』くらいかもしれない。それでも、見かけると読んでしまうのは、独特な格好の良さがあるからだろうと思う。理屈じゃなく、感覚に訴えてきている気がする。考えてみると、俺が好きなSFは、そういう傾向の作品が多い。というより、自分はSFを、そういう風に受け容れるものとして、捉えているのかもしれない。
(2015.5.18)

|

« 感想「辞書になった男」 | トップページ | セリーグ ヤクルト対阪神(7/1) »

「小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/61814110

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「ドリフトグラス」:

« 感想「辞書になった男」 | トップページ | セリーグ ヤクルト対阪神(7/1) »