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「ラブ&ピース」

しばらく前、7/5に見に行った園子温の映画。ちなみに歌舞伎町の新宿コマの跡地に出来た、てっぺんにゴジラの顔が乗ってる東宝の映画館。最近オープンしたばっかりで、初めて行った。新しい映画館の匂いがした。

ロックミュージシャンを目指していたけど挫折して、サラリーマンになった男が主人公。なんでクビにならずにいられるのか不思議なくらい、極端に小心者でダメな人間として描かれている。それを長谷川博己が、凄い演技で見せる。その彼が、たまたま子カメを手に入れて、かわいがって育てていたんだけど、あるきっかけでトイレに流してしまい、そこから不思議な出来事がいろいろ起き始める。
リアルな話ではない。本筋と並行して進む、西田敏行が捨てられたオモチャやペットと暮らしている別の筋があり、そっちは完全にファンタジー。そのふたつの話の間を繋ぐのがカメ。カメの力で長谷川博己がミュージシャンとしてブレイクしていく。

テーマは挫折した人間(オモチャやペットも)の再生というあたりなんだろうなと思ったけど、努力すれば復活できるとか、そんなヌルイ話ではないし、再生したところで、待っているのは再びの挫折、みたいなニュアンスも、かなり露骨に感じ取れる。それでも、挫折した者への視線は思いがけなく暖かだったりするし、感動させる場面もある。

もっとも、ストーリーはかなりぐちゃぐちゃだし、かなりやっつけ仕事ぽく見えた部分もあったけれど。この話、最後はどう収拾するんだろうと思っていると、RCサクセションの「スローバラード」が流れて来て、それですべてうやむやにごまかして終わってる感じもしたし。
細かい部分で、ネタ的に面白かった所はいろいろあったけど(一番ウケたのは、「地獄でなぜ悪い」で流れたハミガキの歌を、長谷川博己がロックバンドのボーカルとして歌った場面(^^;)、映画の完成度という点では、かなり物足りなかった気はする。「地獄でなぜ悪い」や「TOKYO TRIBE」も、やっぱりイロモノだったけど、もっと完成していたと思うんで。

終盤は確かに特撮映画(^^;。馴染みのある埼玉スタジアムに巨大カメが現れる所も、けっこうウケた。今度行った時は、見上げちゃうかも。

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