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「デヴィッド・ボウイ・イズ」

天王洲アイルでやってる同じタイトルのデヴィッド・ボウイ回顧展に連動して、公開されている映画。ロンドンの美術館でこの展覧会が開催された時の記録映画。

ぶっちゃけ、デヴィット・ボウイは元々守備範囲外なので、お付き合いで見に行った以上ではなかったんだけど、かなり楽しめたし、興味深かった。

日本でのファンは、だいぶ限られた一部のマニアックな人というイメージがあるけど、この映画を見てると、(少なくとも)英米ではもっと広い層に受け入れられているポップスターという感じがする。そういう乖離は、多分、欧米で人気のあるミュージシャンやアーティストの大半には、多かれ少なかれ言えることなんだろうと、日頃から思っているけど、ボウイのようなタイプは特に大きいんじゃないかな。多分、日本の中に居るだけでは、彼の存在の本当の大きさは分からない。それはどうしようもないだろうと思う。

ただ、こういう既成の価値観に縛られずに、自分のオリジナリティを追求する、尖ったタイプの人間が広く受け入れられる土壌は、そもそも日本にはないような気がする、とは思った。
もちろん、俺はイギリスの現実を知っているわけでもないし、社会の成り立ちとかにも関わることなので、そんなに単純に言い切れることでもないだろうと思うんだが。
たとえば、イギリスは日本よりもずっと階級の概念が厳しい社会で、それがいろんな物の考え方に影響してる、というイメージを持っている。「ボウイは下層階級のヒーロー」的なニュアンスのコメントが、映画の中で流れていたが、その辺はイギリスの階級意識と切り離せないことだと思う。
(でも、もしかしたら、日本の社会で似たような立ち位置にいる人物として、ビートたけしが案外近いんじゃないか、という気が、だんだんしてきた(^^;。もちろん、やってることも、思想も違うとは思うけど)

そういうボウイのキャラクター的な部分と、社会での受け入れられ方が、興味深かった。

ちなみに、音楽映画的な要素は薄かった。何曲かのサワリを流して、あとはほぼBGM的な扱い。元々、守備範囲外で、あんまり作品を知らないから、そこはちょっとハンデだったと思う。特定のアルバムや曲にまつわる話になっても、元を知らないからねえ。ただ、その分、それ知ってる、みたいな感じにならなかったから、映画の中での解説が素直に頭に入った面はあるかもしれない。

それにしても、回顧展とはいっても、ロンドンでこの展覧会が開催されて、映画が製作された時点ではボウイはまだ生きていて、映画の最後の方には、美術館のキュレーターが、今後作られていく作品群にも期待しています的なことを喋るくだりがある。まさか、こんなにすぐいなくなってしまうとは、思いもしなかっただろうなあ。

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