J2リーグ第8節徳島対名古屋
2017.4.15(土) 14時 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
観客 6078人 主審 村上伸次 副審 松井健太郎、大塚晴弘
徳島ヴォルティス 2(0−0)2 名古屋グランパス
(2-2)
得点 59分 徳島・馬渡
61分 名古屋・フェリペ ガルシア
78分 名古屋・永井
84分 徳島・渡
現地観戦。3年前に徳島がJ1に居た時は来れなかったので、このスタジアムは初めて。というか、徳島県でサッカーを見るのが初めて。
事前に見ていた天気予報では、試合の時間帯は雨が降るかもということだったが、降られずに済んだ。いい天気でむしろ暑かった。雨は試合後しばらくしてから、いっとき、降った。
名古屋のスタメンは、前節から左サイドを杉森から杉本に変更。前節の出来を見る限り、妥当と思えたが、開始早々、激しい動きに伴う接触プレーで、早い時間帯に杉本がダメージを負っていたように見えた。そうでなければペース配分の失敗したのかもしれない。いずれにしても、杉本はどんどん目立たなくなってしまった。そこは誤算だったんじゃないかな。
杉本の失速で、前への推進力が弱まった名古屋は、J2らしい速攻をかけてくる徳島に対して完全に後手に回っていた。ボールを奪われてカウンターを喰らい、決定的な形でシュートを打たれる繰返し。それがことごとく決まらなかったので、助かったけれども。こういう所がJ2なんだよなと思う。もっとも楢崎が落ち着いた守りで、決定的なシュートを何本も防いでいたのも間違いない。
後半は宮原に代えて古林。守備よりも前へ出る勢いを優先したかな、という感じ。それでも序盤は前半同様、流れをつかめない試合展開で、58分には左サイドから入れられたクロスを逆サイドからフリーで入ってきた馬渡に決められ、ついに失点。
これでやっと目が覚めたのか、直後に右サイドから古林が上がって起点になり、ゴール前でシモビッチが受けて流したボールをフェリペ・ガルシアが決めて同点。この辺からようやく名古屋がうまく試合を運べるようになり始めて、78分にはシモが落としたボールをフェリペ・ガルシアがゴール前へクロスを入れ、飛び込んできた永井が叩き込んで勝ち越し。これはすげえ格好いいゴールだったなあ。
これで勝てるかな?、と思ったが、この試合はずっと(優勢な時間帯も含め)続いていた、パスミス、ボールタッチのミスは止まらなかったし、徳島はそういうミスを見逃してくれなかった。次第にゴール前に押し込まれ、84分には繋がれて渡に決められ同点。その後の時間帯も劣勢だったと思う。正直、引き分けで終わってくれて、ほっとした。
前半に関して言えば、千葉戦以来のやられっ放しだったと思う。そういう試合でも、勝っててもおかしくない展開に持ち込めたのは、やっぱりシモビッチの力が大きいし(千葉戦はシモがいなかった)、フェリペガルシアとの連携もうまく行き始めたなと思う。
ただ、全体的に内容が悪かったのは間違いない。田口がまだフィットしてないと思うし、杉本は90分間を計算してプレー出来るタイプではなさそう。かといって交代出場した八反田も杉森も、いい動きをしていたとは言い難い。古林は守備的にはともかく、攻撃参加ではいいところを見せたけれど。去年からいるだけに、途中出場でも、田口やシモとは割とうまく噛み合ってた印象があった。でも、その副作用での後半2失点とも思えるしな。
選手を入れ替えてどうこう出来る状況とは思えない以上、出てる選手たちにやってもらうしかないなあ。少なくとも意識を統一して、連携のミスを減らすことは出来るはずだし、それだけでも随分違うはず。
徳島は良かったと思う。むやみやたらと厳しいプレスを掛けてくるというより、こちらのミスに対して素早くリアクションする、無駄のない試合運びをしていたし、連携も良かった。名古屋の弱い所をきっちり突いた攻め方をしてきた。
名古屋が逆転した後も、切れてしまったような感じはほとんどなかったし。フィニッシュの精度さえ良ければ、相当強いんじゃないのかな。
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