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感想「ゴッド・ガン」

「ゴッド・ガン」 バリントン・J・ベイリー ハヤカワ文庫
昨年出た短篇集。日本で編纂された傑作選。
ベイリーは、何冊か読んだ邦訳長篇の、無茶なアイディアを詰め込んだぶっ飛んだ感じがとても面白かった作家。「時間衝突」とか、好きだった。短篇を意識して読んだのは、長篇のそういうイメージが出来てからで、やっぱりアイディアの面白さに引かれた。
ただ、そもそもSF短篇というのは、アイディアで読ませるものが多いから、それだけでは、それほど引きは強くならない気がする。よほど凄いアイディアでないと。
そういう意味で、本書で印象が強かったのは「ブレイン・レース」かな、グロい内容だが。それから、「蟹は試してみなきゃいけない」は、青春小説的な造りが意表を突いていて、面白かった。
冒頭に収録されている初期の作品のいくつかは、説明を読んでも、なんだかよくわからないアイディアのものが多かった気がする(表題作も含む)。ベイリーの中ではしっかりした理屈付けがあり、それに基づいて書いているのだけど、こちらに伝わって来ていないのか、元々イメージ先行で、理屈は大雑把なものでしかないのか、どちらかだと思うが、どっちだろう。ただ、「空間の海に帆をかける船」は、比較的初期の作品でも、イメージが分かりやすくて、楽しめた。
(2017.4.20)

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