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感想「岳飛伝」7

「岳飛伝」7 北方謙三 集英社文庫
「岳飛伝」も後半に入ってきたし、「大水滸伝」としてのクライマックスへ向けて、いろいろな布石が、いよいよ本格化してきた感じがする。
岳飛が生き延びた時点で、完全にオリジナルな展開になっているとはいえ、歴史と整合しない結末はありえないだろうから、中国本土からは梁山泊は消えて終わるんだろうけど、西アジアや東南アジアの方に一部が残るという展開に持っていこうとしてるのかな? インドシナ半島のこの頃の歴史は全然知らないし、どういう決着に持っていこうとしてしてるのか、想像がつかない。ただ、インドシナ半島に拠点を作るにしても、そんな単純に、平和裡には行きそうもない気配は見えてるが。
なんにしても、近いうちに、今の梁山泊の穏やかな状況が終ってしまうのは確かだろうし、それは残念な感じがする。現実の歴史に沿った話である以上、そういう展開しかありえないんだけど。それでも、北方謙三の歴史物は、幸福な結末はありえない制約の中でも、ぎりぎり希望を残して終わってくれるから、いいなと思っている。
解説に北方謙三の言葉として書かれている、「小説は優しくなけりゃいけないんだ」ということなんだろうな。北方謙三の小説をずっと読み続けているのは、多分、そういう所に共感しているからだし、今回も裏切られることはないんだろう。

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