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J2リーグ第17節名古屋対金沢

2017.6.3(土) 14時 豊田スタジアム
観客 14746人 主審 榎本一慶 副審 村田裕介、眞鍋久大

 名古屋グランパス 2(1−1)3 ツエーゲン金沢
           (1-2)

 得点 24分 名古屋・シモビッチ
    45+1分 金沢・佐藤
    61分 金沢・金子
    69分 名古屋・杉本
    87分 金沢・佐藤

今年初めてのトヨスタでの現地観戦。

名古屋に良かった部分は確かにあったんだけど、全体の印象としては、ヒドイ試合だった、と言うしかない。2対3の敗戦という以上のダメージがあった感じ。

先発の布陣は、前節に対し、左SBを内田から青木に代えて、あとは変更なし。
立ち上がりから内容では金沢を圧倒していたと思う。パスはうまく回っていたし、アイディアも豊富な攻撃が出来ていた。特に青木の攻撃参加が目を引いて、ヤヒロは内田(宮原もだと思うが)に、こういうのを期待してるんだろうなあと思った。ただ、ゴール前の最後の所がなかなかうまく合わずに得点が取れなかったが、24分に櫛引とのパス交換から、シモビッチが決めて先制。これで一安心かなと思ったんだが。
やっぱり、試合が一方的な展開だった分、守備に油断があったのは否めないと思う。前半終盤、櫛引のミスからあわやという場面があって、そこは切り抜けたけれど、ロスタイムにナラがゴール前で蹴ったボールが、相手FWの足に当たって跳ね返ってゴールに入る、唖然とする失態で同点。

後半の名古屋は立ち上がりから、かなり浮き足立った雰囲気で、優勢は変わらないにしても、ミスが多くて、得点の形を作りきれないし、守備も危なっかしさがつきまとっていた。
12分に杉本を投入し、お馴染みのパターンで攻撃を強化したが、その前に16分に酒井のバックパスのミスから失点してしまう。
ここで杉森に代えてヒサトを投入。分厚く攻めて、ついに24分に杉本が同点ゴール。また杉本がチームを救ったか?と思ったが。
ただ、ここまでの展開からして、この試合は、名古屋のバックラインにボールが入ったら、何が起こるか分からないという不安感が満載。そうはいっても、状況的にも試合展開的にも、名古屋が同点で満足するわけにはいかない試合だったから、リスク承知で、追加点を取りに前掛かりになるのは必然。そこを金沢が狙うのも当然の戦略。
ロスタイム目前の時間帯に、それがまんまとはまり、相手FWが抜け出し。対応した酒井が、軽くかわされるミスを犯し、決勝点を決められておしまい。やっぱりそうなっちゃったか、という感じではあったけど、かなりがっかりしたのは間違いない。

山口戦以来の下位チームに対する大きな取りこぼし。チームがうまくいってないから仕方ない、という感じもあったあの時に比べ、この日の試合内容は格段に良くなっていただけに、勝てたはずの試合を油断して落とした、という感じがすごく強い。もったいないというか、やりきれないというか。
後半の2失点の酒井のミスも、前半ロスタイムのナラのミスがなければなかっただろうなあ、と思うと、よけいやりきれない。何度も窮地を救ってきてくれたナラだから。
チームがダメージをうまく払拭するのを願うしかないか。
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