感想「岳飛伝」10
「岳飛伝」10 北方謙三 集英社文庫
そろそろ、一気に戦乱になだれ込むのかと思ったら、少し衝突があった後、また膠着。もはや、武力衝突で全ての決着がつくような、単純な構図じゃなくなってる、ということか。もちろん、まだ相当巻数があるから、最終決戦に入ってしまうのは、少し早いかも、という気はしていたけれど。
そういう中で、地道に登場人物の片付けを始めてる感はある。今回、唐昇という名前が、ストーリーの必然性もほとんど感じられない場所でいきなり出て来るのは、この人物にまだケリがついてないことに、誰かが突然気付いたのかな。名前には、うっすらと覚えはあるが、それほど大物ではなかったと思う。全ての登場人物について、きっちり締めて終わらせようとしているのかな。登場人物のデータベースはありそうだし(本人はやらないと思うが、そういうことをやるマニアックなファンは居そう)、不可能じゃないとは思う。
一方で、この期に及んで、まだ舞台を広げるか?、みたいな場面もある。阿波だそうだが…。この付近にも、何か話を繋げられる先があるんだろうか。
.それにしても、蔡豹は貧乏くじ引いてるキャラだなあ、と思った。
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