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J2リーグ第38節長崎対名古屋

2017.10.21(土) 19時 トランスコスモススタジアム長崎
観客 12923人 主審 大坪博和 副審 関谷宣貴、森川浩次

 V・ファーレン長崎 1(0−0)1 名古屋グランパス
            (1-1)

 得点 88分 名古屋・シモビッチ(PK)
    90分 長崎・ファンマ
 
現地観戦。このスタジアムへ来たのは初めて。というか、長崎に足を踏み入れたこと自体が初めて。
3位長崎との直接対決で、勝てば3位浮上、福岡の結果次第では、自動昇格圏内の2位もありうるという大一番。

ただ、シャビエルの負傷離脱は分かってたことだけど、宮原まで欠場とは(後で発熱でのリタイアだと知った)。右SBはイム。シャビエルの代わりはシモビッチ。

宮原不在の影響だったと思うが、やはりバックラインは不安定。しかも長崎は、とにかく裏へ放り込んでくるし、そこから素早く押し上げて、さらに繋いでくるから、危なくってしょうがない。前半、よく持ちこたえたと思う。武田はよく防いだし、ワシントンも奮闘したと思うが、長崎のフィニッシュのミスに随分救われた。
攻撃は、やはりシャビエルがいないので迫力不足。前線でもう一息繋ぎきれないし、奪われると速攻でカウンターがかかるので、攻撃の時間自体が短い。細かく繋ぐ技術的な部分はともかく、試合展開的には明らかに劣勢で前半を終えた。

後半の名古屋は3バックに切り替えたようだった。立ち上がりはやや心もとなかったし、危なっかしさは残り続けたが、次第に落ち着いたとは思う。少なくとも、イムは明らかにやりやすそうに見えた。
前目にシフトした分、高い位置でボールを繋げる時間も増えて、攻撃も、ようやく決定機が作れるようになり始めた。それでもゴールには結びつかず、80分に永井を投入。これでさらに攻撃的になったものの、永井が打った決定的なシュートも決まらない。しかし、87分に細かいパス回しから青木がペナルティに入り込み、決定的なチャンスになった所でDFに足を払われ、倒れてPK。シモビッチが決めて先制。最後の最後に繋ぐサッカーが実ったか、と思ったんだが…。
その2分後、長崎に右サイドから入れられたクロスに、ゴール前でファンマに合わせられ同点。その後、フェリペガルシアも投入して攻勢に出たものの、時間もなく、そのまま終了。

ある意味、長崎としても、最後の最後に戦術が結実したゴールだったかもしれない。そういう意味では、第三者的には、双方の戦術が互角にぶつかりあった好試合だったのかもしれないが…。

名古屋は、展開的には負けてもおかしくない試合だったから、最低限の結果は残したと言えなくもないけど、昇格争いを考えると、あまりにももったいない勝ち点2のロスト。溜め息しか出ない、という感じだった。
いよいよ自動昇格が厳しくなってきたな、と思う。
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