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感想「岳飛伝」15

「岳飛伝」15 北方謙三 集英社文庫
全体としては、完結へ向けて、最終決戦の筋書きを着々と進めてるという所だと思うけれど、相変わらず落ち着きどころは見えない。
韓成とか褚律(ちょりつ。「褚」は機種依存文字らしいので)とか、ここへ来て、かなり大きい存在として描かれていて、最終局面に向けて、何らかの鍵を握りそうな気配があるが、著者は、彼らを最初に登場させた時点で、これほどの存在としては構想してなかったんじゃないかな、という気がする。もっとも、登場人物が自分で育っていくようでないと、ここまで巨大な小説は成り立たないだろうなと思う。
この巻の終盤の舞台になる雄州については、関勝を思い出したけれど、もはや、遠い昔の話だな。そのあたりのエピソードが言及されるかなと思ったけれど、とりあえず今回の巻にはなかった。関勝は、同等っぽい他の登場人物に比べると(呼延灼とか)、それほど力を入れて描かれなかったキャラクターという印象がある。個人的には、結構好きだったんだけど。
胡土児と絡む蒙古の若者は、テムジンかと思ったんだが、そうでもないのかな。
まあ、あと2冊だし、これから一気にいろんなことが、片がついていくんだろう。

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