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感想「ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所」

「ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所」 ダグラス・アダムズ 河出文庫
この作家には、ずいぶん前から関心を持ってたが、手を出す機会がなかった。ようやく読んだ。
タイトルから、ミステリぽい小説かと思ったし、それが今回読むことにした、直接のきっかけでもあったのだけど、これは自分の感覚からしたら、まるっきりSFだな。殺人事件が起きて、探偵がその真相を追及するという要素はあるが、それはこの小説のほんの一部。もっとも、だからつまらなかった、というようなことは全くなかったから、特に問題はない。
いろんなSF的なアイディアをひねくり回す、ドタバタでナンセンスなイギリス流コメディだけれど、きっちり伏線が埋め込まれているので、軽く読み流していると、あれれ?と慌てて前に引き返すことになる。楽しく読めるだけでなく、しっかりプロットが構成されていた。
コールリッジの「老水夫行」が重要なモチーフになっているという訳者前書きがあり、どういうことかなと思ったが、最後まで読んで納得。気の利いた前書きだった。こういう古典文学作品をネタにしていること自体、イギリス流かな、とも思った。
(2018.7.18)

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