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感想「プロ野球と鉄道」

「プロ野球と鉄道」 田中正恭 交通新聞社新書
プロ野球ファンの鉄道愛好家が、タイトルの通り、プロ野球と鉄道の関わりについて、プロ野球の歴史の初めからたどったもの。今年の2月に出た本。

当然、鉄道会社の球団の親会社としての関わりが、内容の大きな部分を占めるが、チームや観客の輸送という観点も結構大きくて、本書の独自性になっていると思う。当時の列車時刻表から検証しているのを見ると、確かに新幹線開通前の広島や福岡や仙台からの移動は大問題だったんだなと分かる。今みたいに全国にチームが散らばっていても、週6日ペースで試合が出来るのは、対応する交通インフラがあってのことなんだなあ。

それ以外では、著者には阪急の東京応援団員だった経歴があり、今では全球団の試合をまんべんなく見に行っているとのことで、実際に現場を知っているリアリティが感じられるのがポイントと思う。ただ、神宮球場のスタンドの風景の描写は、ちょっと古い(2-3年前な感じ)気がした。あと、そういう経歴にしては、球場観戦試合1000試合以上というのは、控え目な数字だね。まあ、2000試合には届いてない、くらいのイメージなのかな。

単にプロ野球の歴史をコンパクトにまとめた本として読める部分もあるが、その辺は今は類書も多いので。参考文献がいろいろ挙げられていて、それらの内容に拠る所も多いんだろうと思う。ちなみに宝塚運動協会について、ここまで丁寧に触れた記事を読んだのは初めてだった気がするが、これも参考文献のどれかに元ネタがありそう。やはり本書の一番の読みどころは、独自性を感じられる部分の面白さだと思う。
(208.8.18)

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