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J1リーグ第9節名古屋対広島

2019.4.28(日) 15時 豊田スタジアム
観客 40000人 主審 池内明彦  副審  八木あかね浜本祐介

 名古屋グランパス 1(1ー0)0 サンフレッチェ広島
           (0ー0)

 得点 37分 名古屋・前田

DAZNでライヴで見ていた。

名古屋の先発は、GKに負傷明けのランゲラックがGK戻り、前節途中で負傷交代したシャビエルに代わって前田。あとは前節のまま。

広島は守備のチームという評判通り、強固な守備だったが、前半は攻撃に関してはそれほど鋭さを感じる場面はなく、名古屋が攻撃に専念しやすかった印象。もちろん、今の名古屋の堅実なディフェンスあってのことだけれど。
それにしても、引きぎみにがっちり固めた広島の守備は、まるで崩せそうな気がしなかった。シャビエルが居ないので、ゴール近くでの、意表を突いたパスも少なく…、といっても、日頃から、それが本当にうまくいく場面は限られるんだが。
そういう意味では、愚直に走り込める前田の起用は、成り行きとはいえ、当りだった気がする。前半の終盤、アーリアのゴール前右へのパスをジョーが中へ折り返し。ドンピシャのタイミングで入ってきた和泉がDFの交錯で潰れ、ボールが逆サイドへ流れてダメかと思った所に、前田が走り込んできて、GKの頭上を破るシュートで先制。走れるだけじゃなく、技術もある前田ならではのゴールだったかと。

しかし、後半になると様相は一変。点を取りに来た広島の攻勢に名古屋は押し込まれた。しばらくはほぼ押され放しで、徐々に勢いを戻したけれども、広島の優勢は変わらず。決定的なシュートをランゲラックの好セーブやポストで跳ね返しつつ、何とか持ちこたえる展開だった。後半の名古屋で目を惹いた場面は、最終盤に、相馬が左サイドに入って、ジョーに絶好のパスを出した場面くらい(ジョーのシュートはポストに弾かれた)。しかし、そのまま何とか逃げ切った。

前半の広島は警戒しすぎて引き過ぎた、ということなんだろうか。後半のような攻め方をされていたら、名古屋がどこまで持ちこたえられたか。でもまあ、こういう強豪相手の厳しい試合を勝ちきれたのは、大きいと思う。ここまで、FC東京や鹿島には負けていたからね。
それにしても、磐田戦からの連勝は、厳しいディフェンスをかいくぐって得点するコツが身に付いて来たのかな?、と思うが、単にたまたまかもしれないな?(^^;)

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J1リーグ第8節名古屋対磐田

2019.4.20(土) 14時 豊田スタジアム
観客 28585人 主審 荒木友輔  副審  平間亮松井健太郎

 名古屋グランパス 1(0ー0)0 ジュビロ磐田
           (1ー0)

 得点 70分 名古屋・ジョー

 退場 90+4分 磐田・ロドリゲス(警告2回)


現地観戦。

名古屋の先発は、先週の横浜戦で負傷交代したGKのランゲラックが外れ、武田が入った以外は、横浜戦から変更なし。

磐田がガチガチの守備と速い前線でアグレッシブに仕掛けてきて、立ち上がりは名古屋が後手に回ったが、15分くらいになると、磐田の網をかいくぐって、名古屋が相手ゴール近くまで攻め込めるようになった。この辺から前半の終わりまでは名古屋の時間帯だったが、磐田の分厚いディフェンスを崩しきれず、惜しい所までは行っても、可能性のあるシュートはほぼ打ててなかったと思う。

後半立ち上がりは再び磐田が攻勢。受けに回った名古屋は、決定的なシュートを何度も浴び、ここをなんで無失点で乗りきれたのか、よくわからない(^^;) ツキがあったのは確かだろうな。
その後、再び名古屋が攻勢に出たが、攻めあぐね感は相変わらず。ただ、60分に和泉を相馬に、65分にアーリアを前田に変えたことで、ゴールへ向かう貪欲さが上がったようには感じた。そして70分に、シャビエルがゴール前に入れたボールを磐田DFがクリアし損ねたのを見逃さず、ジョーが拾ってGKの頭上を越えるシュートでついに先制ゴール。
その後、磐田は選手交代などで攻勢を強めたけれど、名古屋は無難に対処出来てたと思う。ただ75分頃、シャビエルが突然足の違和感を表明して交代。状態次第ではこの先、大きなダメージになりかねない。試合は無事に1対0で終えたけれど、近年の磐田戦の呪いは今回もまた、という感じ。
もっとも、逆に考えれば、今日、勝ちで終えられたのは大きかった、ということになるのかもしれない。

苦労はしたけれど、磐田の厳しいプレッシャーを受けながらも、名古屋の試合運びそのものは悪くなかったと思う。あとはもっとすんなり、シュートまで持ち込めればいいんだろうなあ。それが一番難しいんだろうけど。
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ジュビロサポ。
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豊田スタジアムは、ラグビーW杯向けの改修の影響(多分)で、今は角に変な飾りが付いてて、ちょっと面白い顔?になっている。
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セリーグ 中日対ヤクルト(4/19)

2019.4.19 (金) 18時 ナゴヤドーム
S 010001000 2
D 01020010X 4
[敗]小川、[勝]笠原、[S]鈴木博
[H]D:阿部(小川)

2年ぶりのナゴヤドーム観戦。
先発投手はヤクルトが小川、中日が笠原。まあ、笠原は個人的事情で肩入れしてるので、笠原に勝ちが付くんなら、中日の勝ちでもいいや、というくらいの感覚(^^;)。

2回表に笠原が2本のヒットと村上の内野ゴロで1失点したが、その裏には小川が1安打1四球の後、阿部にタイムリーを打たれてすぐ同点。
小川は4回裏にも阿部に、今度はツーランを打たれて勝ち越される。小川は球は走っているものの、いまいち制球がばらついていた印象。
笠原も、丁寧に投げてはいるものの、厳しいコースに決めに行ったボールがいまいち決まらず、苦労して球数も増えていた印象。それでも5回までは乗り切ったが、6回に連打と盗塁で無死2-3塁のピンチ。しかしバレンティン三振、雄平の犠飛の1失点に止め、谷元が西浦を打ち取って、中日がリードを保つ。
中日は、7回裏、ヤクルト2番手マクガフから3安打で満塁として、四球押し出しで1点追加。さらにロドリゲス→マルティノス→鈴木博の投手リレーで、7回以降は無失点でしのぎきり、勝ちきった。勝利投手は笠原(^^)。

中日は追加点が取れそうで取れない、もどかしくて危なっかしい試合だったが、ヤクルトも攻めきれなかった。
ヤクルトは昨日の試合で、阪神に大量リードを許した5回に、早々に青木、山田、バレンティンの中軸3人を下げて休養させ、ほぼ捨て試合にしてしまったが、まるでその効果はなかった感じ。単純に、客をバカにしてんの?的なイメージだけが残っちゃった気がする。もっとも、シーズン全体を見据えて、(多分、「優勝」に向けて)必要なことをやっていくという意味でやったんだろうから、これからも状況に応じてそういうことはやっていくんだろう。むしろそうでないと、今回やった意味がなくなってしまう。
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ドアラ25周年記念ということで、つばくろうが来場。何度も見てるが、スタジアムDJのつばくろうとドアラのいじり方は、神宮よりナゴヤドームの方がうまいと思う。神宮のパトリックは変な遠慮があって、あんまり面白くない。
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セリーグ ヤクルト対阪神(4/17)

2019.4.17 (水) 18時半 神宮球場
T 000200000000 2
S 000000020000 2
[H]T:大山(ブキャナン)

最初から観戦。プレイボールが18時半なのに気付いてなくて、途中からのつもりだったんだが。そういえば、昨日は松山開催だった。

先発投手はヤクルトがブキャナン、阪神が青柳。低めがいまいち決まらない青柳が少し苦労してるように見えたが、先に捕まったのはブキャナンだった。4回表に大山にツーランを食らって、阪神に2点先行された。ただ、ブキャナンの投球内容自体は決して悪くなくて、そのまま8回まで投げて、その後は失点しなかった。
青柳も粘り強く投げて、7回まで無失点で交代。8回裏の阪神は能見が登板したが、1死後連続四球で、ジョンソンに交代。ジョンソンはいきなり山田に死球で満塁にした後、バレンティンに2点タイムリーを打たれてあっさり同点。しかしヤクルト打線は後が続かない。
9回は双方チャンスを作ったが決めきれず延長へ。
試合時間としては、まだ2時間40分台だったが、スタートが遅かったから9時を大きく回っていたので、ここで撤退した。
帰宅して中継を見ると、まだ試合をやっていて、2-2のまま12回で試合終了だったから、まあ9回裏撤退で、全然問題なかったかな。

両先発投手の好投で締まった試合になっていた分、8回裏の能見→ジョンソンのダメっぷりが目立った。あとは、8回裏以降、どっちも勝ち越せない打線が残念だった感じ。
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J1リーグ第7節横浜対名古屋

2019.4.13(土) 19時 日産スタジアム
観客 22667人 主審 山本雄大  副審 越智新次村井良輔

 横浜F・マリノス 1(1ー1)1 名古屋グランパス
           (0ー0)

 得点 8分 名古屋・ジョー(PK)
    20分 横浜・マルコス ジュニオール

現地観戦。

名古屋の先発は先週の鹿島戦と同じ。またFWがアーリアかよ、とは思ったんだけどね…。

開始7分にマリノスのペナルティ内で宮原が倒され、貰ったPKをジョーが決めて先制したが、20分にカウンターからマルコス ジュニオールに決められて同点。
得点のPKのファールは、遠目からは無駄なファールに見えたので、まるっきり貰い物という印象だったが、どうだったのか。
失点の方は、後手に回ったとはいえ、ディフェンスがもう少しうまく連携して対処できなかったかなあ、と思った。
しかし、これは点の取り合いになるか?、と思ったが、そのあと、スコアが動かない。
マリノスは名古屋のパス廻しを潰して、カウンターに持ち込もうとしてるように思えたが、今年、他のチームで見てきたような、引いてがっちり固めるという極端なものではなく、結構高い位置からかかってくるので、名古屋が組み立てを始める前に接点が生まれて、名古屋はうまくペースをつかめていなかった。
マリノスも、そんなに引ききらないうちに裏へボールを出していくから、カウンターとしてはいまいち効果的でなかったと思う。ディフェンスが届いてしまうので、そこで交錯して潰れる。
フィジカルコンタクトがやたらと多かったのは、そのあたりが理由か、という気がするし、どちらもやりきれてない感の残る、噛み合わない試合展開だったように思う。
そういう中で、前半30分にはマリノスFWとの交錯で、ランゲラックが負傷退場して、武田に交代。しかし、それで試合が動くということもなかった。
ようやく試合が盛り上がったのは、残り15分に切ってからだったと思う。名古屋は、70分に和泉に代わって左サイドに入った相馬の仕掛けが効いて、チャンスを量産した。しかし、最後が決まらない。特にジョーは、少なくとも2回、決定的な形になりながら逸機。この時間帯、マリノスゴール前で一番存在感があったのはアーリアだったと思う。よく動いていたし、ロスタイムの決定機は、ジョーにパスなんか出さんで、自分で決めんかい、という感じだった。
名古屋が押し込んでいた分、マリノスのカウンターも効果的で、決定的な場面が何度か生まれたが、こちらもことごとく逸機。
盛り上がった分だけ、反動も大きい、双方お疲れさまなドロー決着だったという印象。


レベルの高い素晴らしい試合だったと絶賛する評を複数見たんだけど、拮抗した試合だったのは確かだが、上記した通り、現地で見てた時の印象は、当たって潰れて試合が止まる場面がやたらと多い、噛み合ってない感のある試合、というものだったから、そうなの?という感じだった。シュートは決まらないし、つまらないミスもなかったわけではないし。まあ、第三者的に見ている分には、面白い試合だったのかもしれないが。
名古屋的には、少なくとも終盤は名古屋の方がゴールに近かったし、かなりもったいないドローだったと思う。
ジョーの不振は本当に深刻だと思う。GKがファインセーブ連発だったという話は聞いている。自分はほぼ真横のポジションで見ていたので、その辺はよくわからなかったから、まあ、そうだったのかもしれないけれども、そういうのも何とかしてこそのジョーじゃないか?、とも思うしねえ。
急遽途中出場した武田は、ペナルティから釣り出されて危ない場面が一度あったが、ビッグセーブもひとつあったから、まあ良かったんじゃないかな。それにしても、ランゲラックの負傷の程度が気になる。脳震盪で、それほど重症ではないようなんだけれど、次節はどうなるんだろう。
まあ、負けなかったのは良かったけれど、悪い流れを払拭したとは言い難く。来週こそは勝たないと。

 

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「麻雀放浪記2020」

4/5に公開された映画。五輪絡みの内容が不謹慎だとか、ピエール瀧が出演してるのが問題だとか、二度も上映中止の危機にさらされながら、東映の判断で上映が始まった映画。東映、えらい。応援の気持ちもあって、早々に見に行ってきた。

1945年の東京で賭け麻雀で暮らしていた坊や哲が、九連宝燈を出したのをきっかけに、2020年にタイムスリップ。その2020年の日本では、突然勃発した戦争に敗戦したことで、2020年五輪の開催権を返上し(この辺のストーリーが最初に揉めた理由)、代わりのイベントとして(日本が誇っているらしい)AIと人間の雀士が対戦する麻雀五輪を、「新国立競技場」で実施しようとしていた、という話。

坊や哲は元になっている「麻雀放浪記」(阿佐田哲也の小説でも、和田誠によるその映画化でも、どっちでもいい)の主人公だし、背景となる1945年の出来事も、それを踏まえている。一方、2020年の話はオリジナルだが、元作品をうまく使いこなしている感じがしたし、リスペクトも感じられた。
直前の「戦争」の詳細がほとんど語られないので、なぜそうなったのかはよくわからないんだが、2020年の日本は、マイナンバーの強制や暴力的な警察など、強権支配による管理社会になっており、そこからはみ出した人間たちは、底辺の生活を送っていて、主人公(斎藤工)はそういう底辺の東京へ紛れ込んでいく。描かれている社会は明らかにディストピアだけれど、今の世の中を見ていると、現実からそれほどかけ離れた世界にも見えなくて、コメディのネタとしてはかなり苦く感じた。ただ、東映の特撮ヒーロー物にはこういう話が多いよな、とも思ったから、さすが東映という感じではある。娯楽作品に、世の中の風潮や社会への批判をさりげなくすべりこませる。そうであっても、話の中身はあくまでも娯楽という、お馴染みの作風。
ゲテモノな映画には違いないけれども、竹中直人を中心に、笑えるシーンに事欠かないし、麻雀の試合のシーンは、イカサマのテクニックの見せ方も含め、なかなかの迫力で、本当に面白く見れた。

2020年の世界で、強い雀士として有名になった主人公(斎藤工)が、賭博で警察に捕まり、お詫びの記者会見をすれば釈放してもらえる、という場面があるが、折しも、保釈で出てきたピエール瀧が、神妙な顔でお詫びしたというのが、まるっきり映画と被って見えた。こういうネタを入れている以上、瀧の事件があったからといって上映中止するのは、まさにこの映画の精神に反する。東映が公開を決めたのは当然だったかなと思う。実際のところ、瀧の出番はそれほど多いわけでもなく、こんなもので上映中止にされたら、たまったもんではないわな。東映はよくやったし、この映画がヒットすればいいな、と思う。
(2019.4.6)

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「タクシー運転手 約束は海を越えて」

昨年日本で公開された2017年の韓国映画。公開当時、見に行こうかと思ったもののタイミングを逸したが、近場で上映会があるのを見つけたので、行ってみた。

1980年に光州で起きた民主化を求める市民運動を、軍事政権が弾圧して多くの死傷者を出した光州事件を題材としている。韓国政府は、外部に真相を知られないように光州を隔離して事を進めていたが、潜入したドイツ人の記者が映像記録を持ち帰って報道したことで、世界に知られることになった。ここまでは史実のはず。
そして、この記者の潜入と脱出を助けた韓国人のタクシー運転手が居た、という所までは、事実だそうだけれど、潜入から帰還までの一部始終のどこまでが事実でどこからがフィクションなのかはよくわからない。ただ、タクシー運転手の身元は、映画が作られた時点では判明していなかったようだし(映画が韓国国内で大ヒットしたことで、明らかになったらしい)、彼の素性に関わる部分は、ほぼフィクションだろう。
とても心を動かされる映画だったけれど、ポイントが、史実の部分とフィクションの部分の二つあるように思えたので、その境目にはちょっとこだわりたい。

主人公はソウルのタクシー運転手のオヤジ。生活するのに精一杯で社会のことには関心がなく、国のやることは間違いないくらいに思っていて、そういう社会でうまく立ち回ることだけ考えていた。その彼が、光州で起きていることを目の当たりにして、彼らを救える可能性が自分にはあると気付いた時の葛藤と行動のヒロイズムが、フィクションとして、この映画で特に心を打たれた所。
他にも、彼以外の登場人物の、ドイツ人記者や光州の人々についても、いい場面が描かれている。光州のタクシー運転手たちが、光州から脱出しようとする主人公を救いにやってくる所とか。タイトルの「タクシー運転手」は、主人公だけでなくて、暗に彼らも含んでいるんだろう。

史実として心を動かされるのは、民主化を求める動きを弾圧し、その運動への参加者を殺すことも厭わない権力の残虐さと、それに対する光州の人々の抵抗が描かれている部分。
このあたりには、近年の日本での政府への抗議行動と、それらへの権力側の対応がかぶって見えたりもするので。もちろん、東京近辺で、目の前で見たり、実際に体験しているそれは、この映画に描かれている凄まじい風景とは全く違うけれど、映像を通して見る沖縄などの似たような風景は、かなり近付きつつあるように見えるし、現状を無批判に放置していれば、エスカレートして、いずれああいう風になりかねないという危機感もある。

それから、史実とフィクションが入り交じったあたりで感じることは、メディアが報道しないことは世界に伝わらないし、正しい報道をしなければ世論を誤った方向へ導くということで、つまりは正しい報道がどれだけ重要かということ。それから、権力を無批判に信じてしまうのは危険だということ。まあ、ここいらは常日頃、思っていることではあるが。
あとは、その裏返しかもしれないが、事実を知ろうとすることの必要性かな。主人公は、事実を知ったことで、状況に関わらなくてはいけないという意識を持ったし、知って行動したことで、30年後、心安らかで居られたんだろうと思う。
それにしても、韓国であれだけ歴代の権力に対する批判が強いのは、権力が国民を欺くこうした事件が、たった40年前に起きていたというのも大きな理由なんだろうと思う。日本にも1945年まで、多分、これよりもはるかに悪質な国民を欺く権力が存在していたんだが、70年経った今では、そんなのをすっかり忘れちゃって、国に盲従したがるような雰囲気が本当に強い。70年の時間経過は40年に比べれば、確かに長いかもしれないけれど、それだけでもない気がする。歴史に学ばない国民性ということで説明出来ちゃうんだとしたら、本当にやりきれない。

映像の技術という点では、40年近く前の光州の街をよく再現したなあと思った。クレジットがすべてハングルだったので、正確な所はまるで判らないが、おそらくCGを相当使っている。そういうことが出来る時代なんだよね。
(2019.3.17)

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感想「ネロ・ウルフの事件簿 ようこそ、死のパーティーへ」

「ネロ・ウルフの事件簿 ようこそ、死のパーティーへ」 レックス・スタウト 論創社
論創社が刊行しているネロ・ウルフ中編集の第2集。2015年に出たもので、当時読んだが、感想をまとめそこなっていた。先日、「ネロ・ウルフの災難 女難編」を読んだついでに、再読してまとめ直しておくことにした。

収録作品は「ようこそ、死のパーティーへ」「翼の生えた拳銃」「『ダズル・ダン』殺害事件」の3篇。すべて既訳があり、既訳の訳題は「死の招待」「翼のある拳銃」「ヒーローは死んだ」。ネロ・ウルフものは長篇は確実に全部読んでいるが、中篇は多分そうでもなくて、この3作のうち、前の2つは以前読んだことがあるが、3つ目はこの本で読んだのが初読だった可能性がある。ただ、例によって、ネロ・ウルフものは、既読でも内容を忘れてしまうので、あんまり関係ない気もする。なんせ、今回の3篇も、2015年に確かに読んだはずなのに、どういう話だったっけ?と思ってしまった始末だから。

「ようこそ、死のパーティーへ」
脅迫されているので犯人を突き止めて欲しいと、ウルフに依頼してきた女性が、突然破傷風で死亡。自然死のように見えたが、被害者の弟がこれを殺人と主張したことから、ウルフとアーチーがかかわっていくことになる。
殺人のトリックがかなり独創的で、トリック集成のような所に、取り上げられそうに思えるもの。事件があってウルフが動き出すという形ではなく、ウルフが関わったのちに事件が始まるという展開になっているのも面白い。長篇ではそれほど珍しくないパターンのような気がするが、尺が短い中篇ではあまりないんじゃないかな。他にも、解決につながる手がかりが二重に解釈できて、そこが引っ掛けになっていたり、ウルフが料理のアドバイスをしてくれた女性を、すっかり気に入ってしまったり、いろいろと読みどころが多い。
黒い蘭にまつわるエピソードが唐突に放り込まれていて、これに関してはアーチーが頭を悩ますだけで、解答が得られないまま終わるが、スタウトにはどういう意図があったんだろうか。解決篇的な作品を、この後、さらに書くつもりがあったのか、単に気まぐれで、他の作品との連続感を出してみただけなのか。ウルフものの作風を見ていると、後者のような気はする。

「翼の生えた拳銃」
夫が自殺した女性が恋人と結婚しようとするが、夫の自殺現場にはこの二人だけが気付いた不審な点があり、実は自殺ではなく殺人で、殺したのは相方ではないかという疑念を、双方が捨て切れないことから、そうではないことを証明して欲しいと、ウルフのもとへやってくる。
依頼内容の特殊さに面白さがあるし、自分で勝手に動くはずのない拳銃の位置が動いた謎を解いていく過程の展開もいい。事件を解決するために、ウルフが依頼人を追い込む結構ひどいやり口や、アーチーの抜け目なさも楽しく、シリーズのファンとしては、上位に置きたい中篇じゃないかと思う。

「『ダズル・ダン』殺害事件」
人気コミックの作者の依頼で、拳銃が盗まれた事件の解決を手伝うために、アーチーが出向いた先で殺人事件が起き、依頼者の嘘の供述からアーチーが犯人と目されてしまい、ウルフも私立探偵免許の停止を受ける。
事件が進行している最中も、だいぶややこしい話に見えるが、解決した後も、犯人が必要以上にめんどくさい計画を立てていたように思えて、あまりすっきりしない。しかも犯人は、その割には、だいぶズサンなこともしている。コミックの製作現場が舞台になっているが、必然性がいまひとつ見えない。唯一、これがあるからこの舞台か?と思える、コミックの内容が手がかりになるくだりも、かなり無理やり結び付けているとしか思えない。あまりよい出来の作品ではないと思う。
(2019.3.10)

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セリーグ ヤクルト対中日(4/7)

2019.4.7 (日) 13時 神宮球場
D 000210000 3
S 000000010 1
[敗]高梨、[勝]柳、[S]鈴木博
[H]D:アルモンテ(高梨)、堂上(高梨)

今日は最初から球場観戦。

先発投手はヤクルト高梨、中日柳。
3回までは双方好投で順調だったが、4回表に高梨がビシエドに死球を出した後、アルモンテにレフトスタンドに放り込まれて2失点。直前、柳の方が少し制球が緩んできてるかな、と思っていたので、高梨が先にやられちゃったのは、ちょっと予想外。
高梨は4回にも堂上にバックスクリーンにホームランを打たれ、0対3。その後、ヒットが続いて崩れかかったのは踏みとどまったが、6回3失点で降板。まあ、悪くない出来だったとは思う。
打線は6回まで柳に1安打に抑えられてたが、7回に雄平がライトスタンドへ打ち込んで1対3。8回には柳がそろそろ疲れてきたかなという気配が見えたので、9回はリリーフが出て、中日戦お馴染みの炎上になるかなと思った。打線は2番・青木からの上位だし、出て来たピッチャーは、神宮では毎度炎上しているような気がする鈴木博だったし。
しかし、今日の鈴木博は、山田にヒットは打たれたが、抑えきった。目の前で鈴木博がきっちり抑えるのは見たのは、初めてだったんじゃないかな(^^;。

そういう次第でヤクルト1対3で終了。2時間半で終る快適な試合だった。内容も締まっていたから、とりあえず勝敗はどうでもいいので(^^;)、素直に、柳、ナイスピッチングと讃えておく。

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J1リーグ第6節鹿島対名古屋

2019.4.5(金) 19時 カシマスタジアム
観客 14163人 主審 木村博之  副審 山内宏志赤阪修

 鹿島アントラーズ 2(0−0)1 名古屋グランパス
           (2-1)

 得点 47分 名古屋・シャビエル
    72分 鹿島・土居
    81分 鹿島・レオ・シルバ

現地観戦。
4月上旬のカシマの夜試合なんて、凍死寸前だろうと思ってたが、異例の気温の高さで、思いの外、楽だった。もっとも強風だった上に、さすがに陽が落ちると風が冷たくなったので、それなりに着込む必要はあった。やっぱりカシマだった、とは思った。

名古屋の先発メンバーは前節と同じ。

前半の鹿島は引きぎみで、攻撃はカウンター主体。4節のFC東京みたいな試合展開を狙っていたように思えたが、永井のような飛び道具は居ないので、ディフェンスの堅実な対応で、それほど危険な雰囲気はなかった。強風の影響か、鹿島のロングボールの精度が悪かったのにも助けられたと思う。
攻撃は、和泉やシャビエルが積極的に仕掛けるが、どうもジョーが不発な気配で、決定的なシュートの形になかなかつながらない。名古屋が優勢には見えるものの、前節のような幸運なゴールも生まれず、0対0で前半終了。

後半立ち上がり、鹿島がアグレッシブに仕掛けてきて、ゴール前に攻め込まれたが、跳ね返した中谷がそのまま上がっていき、相手ゴール前にパスを入れてシャビエルがシュート。GKが反応したものの、ボールはゴールの中に転がり、名古屋が先制。
そのあとも名古屋が攻勢な時間帯が続いたが、ジョーの不振がいよいよはっきり見えた感じで追加点が入らない。
そうすると、次第に鹿島がペースをつかみ、73分に永木のクロスからゴール前に土居に合わされて失点。厚い攻めをされたとはいえ、ディフェンスの人数は足りていたのに、守りきれなかった感じ。
これで流れは完全に鹿島に行ってしまった。追加点を取るために、宮原とアーリアを下げて、相馬と赤崎を投入したが、機能する前に、81分にレオ・シルバのごり押しのドリブルを止められずに、勝ち越しゴールを許す。
この後、吉田に代えてマテウスを入れ、相馬を左サイドバックに下げたが、これもあまり効果なく、1対2のまま終了。

2点目が取れてさえいれば、なんてことなく勝てた試合だった気がする。そういう意味でもったいない負け試合だったと思う。前半はともかく、鹿島が攻勢を強めた後半は決定機が結構あったし、それをことごとく物に出来なかったのは、ジョーの不調が大きい。シャビエルや和泉の好調さがあるだけに、ジョーで落ち着かないのが、いかにももったいない。
まあ、後知恵では、ああやっとくべきだったんでは的なことが、いろいろ考えるんだけど、一旦メンツを決めてスタートして、さらに後半立ち上がりに先制した後では、いろいろと変えていく見極めは難しかっただろうなと思う。
ただ、アーリアのFW起用の限界が見えた試合だったんでは、という気はする。札幌戦のことを考えれば、全くダメということはないはずだけど、相手や戦術に合わせた別の選択も必要なのでは。今季はFWの選択肢が多いんだから、そうあるべきとも思うし。

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セリーグ ヤクルト対DeNA(4/4)

2019.4.4 (木) 18時 神宮球場
B 211000510 10
S 121000100 5
[敗]梅野、[勝]砂田
[H]S:村上(大貫)、山田(三嶋)、B:宮崎(寺原)、ソト2(梅野、大下)、佐野(梅野)

今年最初の神宮球場、セリーグ観戦。2回表途中に到着。

ヤクルトの先発は寺原、DeNAは大貫。
到着時点ではヤクルト1対2DeNA。両先発がぱっとしなくて、3回まで双方毎回得点で4対4の乱戦。
4回から6回は一転して点が入らなかったが、7回に入ると、また試合が動き始めた。
7回表に登板した梅野が、ソトと佐野にバックスクリーン超えのホームランを喰らい、特に佐野のは満塁ホームランでいきなり5失点。その裏、三嶋から山田が、今季初ホームランを打って1点詰めたが、8回表に大下が、ソトにソロホームランを喰らってまた5点差。ヤクルトは8-9回をエスコバーに力で抑え込まれて、そのまま終了。

ヤクルトについては、寺原じゃねぇ、というのと、中継ぎ投手陣はやっぱり不安ありかという感じ。
それにしても、ソトと佐野の7回のホームランはかっこよかった。

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