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感想「通り魔」

「通り魔」 結城昌治 光文社文庫
昭和ミステリールネッサンスという、昭和(というよりは、高度成長期の推理小説ブームの頃)の国産ミステリを振り返る企画の第一弾で、結城昌治の短篇集。どこまで続く企画かわからないが、とりあえず第二弾で梶山季之の短編集が出ていたし、そちらを読んでみようと思ったついでに、こっちも読んでみることにした。
結城昌治は、元々、長篇を二三読んでいるので、ある程度、作風のイメージはある。本書はそのイメージ通りの内容だったと思う。シニカルなユーモアと、ひねりの効いた結末が楽しめた。
1960年代の作品が中心で、古さはあるけれど、当時の雰囲気を感じるのも、読んでみた目的の一部だから、それは味わいのうち。とはいえ、あれ?と思ったのは、女性の登場人物が日常生活で和服を着ていることくらいで、描かれている風俗に関しては、少し前の現在と、それほど大きな違いは感じなかった。ただ、女性観や社会観などの著者の感覚は、時代相応のものかな、という気はした。
デビュー作の「寒中水泳」は、著者の経歴紹介などでタイトルに馴染みはあったが、実物を読むのは初めてだった。もっとひねった感じの小説なのかなと思っていたが、結構素直な内容だった。


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