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トップイースト順位決定戦 BIG BLUES対富士ゼロックス

2020.1.26(日) 14時 東京ガス大森グランド 

 BIG BLUES 14(7−26)36 富士ゼロックスファイヤーバーズ
          (7−10)

トップイーストの順位決定戦。トップイーストdiv1のリーグ戦9位・10位のチームとdiv2の1位・2位のチームがノックアウト方式で対戦して、改めて順位を入れ替え、来季の所属リーグを決める入替戦。例年だとdiv1と上のリーグの入替次第で、div1の枠が変わってくる可能性があるが、今季はW杯開催の関係で、そこの入替がないので、単純に上位2チームがdiv1行き。ということは、今日の試合で対戦する、先週勝った(今季div1だった)2チームがdiv1に残留することが決まっていて、今日の試合は最終順位を決めるという目的はあるものの、限りなく消化試合に近い。

ちなみにこの2チームのリーグ戦での成績は、BIG BLUESが9位で、直接対決でも勝っていた。

序盤にゼロックスがモールで押し込んで、優位な状況から先制トライ。BIG BLUESは粘り強くボールを繋ぎ、球際に強さを見せて、15分過ぎにはトライを返して同点にしたが、5分後にゼロックスがハイパント攻撃で競り勝って2つ目のトライ。
この辺から、ゼロックスのモールの強さがじわじわ効き始め、押し込む時間が長くなる。BIG BLUESはモールを押し返すことが、ほとんど出来ていなかった。32分、36分とゼロックスが立て続けにトライを決めて、リードを拡げた。BIG BLUESは、ようやく40分過ぎにチャンスをつかみ、ボールを繋ぎ続けて相手ゴール前で粘ったが物に出来ず、前半は終了。
後半も前半終盤の流れのまま、ゼロックスが優勢。前半はBIG BLUESがまだ健闘していたスクラムやラインアウトでも、ゼロックスが優位に立ち、ほぼワンサイドゲームのような雰囲気に。それでも雨の後でピッチコンディションが悪かったり、そもそも試合結果に大きなものは懸かっていないので、あまり無理をする意味もないせいか、ゼロックスがそれほどかさにかかって来なかったこともあり、それほど点差は開かなかった。終了直前にはBIGBLUESが縦に繋いで1トライを返して、14対36で終了。リーグ戦の順位がひっくり返った結果になった。

もう少し競った試合を期待していたが…。ただBIG BLUESの今のチーム体制からすると、div1残留が決定した後の消化試合で、力を発揮するほどの余力はないのかもしれない。仕方ないかな。

ちなみに、今年の初観戦試合だった。やっと年が明けた感じ(^_^;)
20200126pitch 20200126score

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ヤクルト戸田球場(1/25)

久々にヤクルト戸田球場を見に行ったら、外野スタンドが出来てて驚いた。年末に行った時の写真を見直してみると、その時にもう作り始めてたみたいで、見落としていた。不覚。
まあ、今年は新人選手の動向次第で、観客が増える可能性もあるし、スタンドを増やしとくのは悪くはないだろう。元々、以前より明らかに土手の観客は増えてるし、それをさらに有料客として取り込みたいと、チームが考えるのも当然だし。
そういえば、年末に1塁側の裏手に仮設トイレがいくつも建っているのを見て、業者用かと思ったけれど、一部は観客用だった。確かに既設のトイレは大雨で水没したわけだから、えらいことになってて使えなかったはず。もっとも、掲示を見たら、2月末までに使えるようにする予定のようで、シーズン開幕には間に合わせるつもりらしい。
ちなみに、時計はまだ3時半で止まったままだった。
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感想「ウルフヘッド」

「ウルフヘッド」 チャールズ・L・ハーネス サンリオSF文庫
大昔に古書で入手して、そのまま放置してあった。同じ著者の「パラドックス・メン」が、昨年、竹書房文庫から出て、入手したので、ようやく読む気になった。原著は1978年刊行で、本書は1979年刊行だから、原著が出て、すぐに邦訳されたことになる。

核戦争での荒廃から3000年経って、再興した世界が舞台。そこに生きる主人公が、荒廃の時に地下に逃れて適応した地底人に奪われた妻を取り戻すため、意志疎通出来る獰猛な狼を仲間に、地下の世界に潜入する話。ファンタジー的な要素のある冒険小説。
多分、今の目で見ると、ということなんだろうと思うが、ストーリーの構造は割とありがちに思える。もっとも、ダンテの「神曲」が下敷きになっている時点で、著者はその辺のオリジナリティは最初から意識していないかもしれない。
なので、読みどころとしては、基本構造をどう修飾しているかというあたりかなと思うが、そこもやはりそれほど独自性は感じられない。秘境もの風な舞台装置と、地底人が持つ高度な文明の混合が、独特な雰囲気を作ってはいる。ただ、70年代末であれば、それもそう目新しい趣向ではなかったのではないかなあ。
それでも、冒頭と結末に漂う詩的な雰囲気は、オリジナルなものかなと思った。全篇にそういう、英雄譚ぽい雰囲気が立ち込めていれば、もう少し印象が違った気がする。もしかして原著にはあるけれど、翻訳ではそういう味を出しきれていないのかな。
ただ、結末がかなり強引な終わらせ方になっているあたりから邪推すると、著者はもっと早い時期に書き始めたが未完のままになっていて、改めてそれを何とかまとめあげたもの?、という気もしないでもない。だとすれば、出版された時期の割に、やや古めかしく感じる所も、説明がつくように思える。
主人公の超能力や、アメリカの権力構造への皮肉っぽく取れる描写など、興味深い部分もあったし、面白くは読めたけれど、すごくたのしめたというほどではなかった。

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感想「ヒッキーヒッキーシェイク」

「ヒッキーヒッキーシェイク」 津原泰水 ハヤカワ文庫
3人の引きこもり(ヒッキー)が、「カウンセラー」に率いられて、ネットを使ったイカサマっぽいプロジェクトに関わっていくうちに、世の中と折り合う方法を、つかみかけていく話。

3人以外にも引きこもりや、似たような経歴を持った人物が何人も登場する。人物の背景をさらっと説明するような書き方で、ひとつひとつはそんなに細かく書き込まれていないけれど、世の中の生きにくさの描かれ方にやたらとリアリティがあって、刺さってくるし、共感してしまう。
自分は引きこもりだったことはないけれど、紙一重に近い所にいたという自覚があるし、そうならなかったのは、いくらか運がよかっただけと思っているので、なおさらそう感じるんだろう。
そういう登場人物たちが、自分の属性を変えることなく、うまく生きていける手掛かりを掴みかけるというポジティヴな話だから、気持ちよく読めた。設定の深刻さを裏返していく、おとぎ話的なたのしさがあったと思う。
ちなみに、主人公的な3人の登場人物は、引きこもりとは言っても、極限状況まで追い詰められているわけではない。しかも、それぞれ特殊なスキルを持っていて、それを生かして活路を見出していくので、引きこもりがテーマといっても、本当に悲惨な状況を描いた小説ではない。だから、「おとぎ話」だと思うのだけれど、あくまでも娯楽小説なんだから、それで意味がなくなるわけではないと思う。

場面の切替の速さや文章のテンポも好きなタイプの小説だったが、時々、妙に古めかしい描写が混じるのが不思議だった。その辺は、読み終わって著者の略歴を見たら、ほぼ同世代だったので納得した。違和感は、題材の取り方や登場人物の年齢設定から、著者はもう少し若い人かと思っていたからだったので。もっとも、そう知ってみると、どの辺の世代がこの本の読者層なんだろう、とは思ったけれど。

まあ、それくらい、この著者のことは何も知らなかったということで。
著者の名前を何となく知っている程度だった本書を読んでみたのは、元々の版元だった幻冬舎が、著者に言いがかりを付けて、文庫化を見送った事件があったから。本書は、ハヤカワ文庫がそれを引き受けて刊行したもの。自分には、この事件は幻冬舎側が不当な言いがかりをを付けているようにしか見えなかったので、著者を応援するような気持ちで買ったのだけど、読んで良かった。こういうことでもなかったら、読まなかった小説だなと思うが、自分にとっては事件があって良かった、ということになるんだろうか?
(2019.1.5)

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