« 感想「一九七二」 | トップページ | 感想「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 »

感想「プロ野球入門」

「プロ野球入門」 金田正一 有紀書房
古物屋で手に入れた、子供向けのプロ野球本。「ぼくたちの野球百科」というシリーズの1冊らしい。このシリーズには金田正一著の本が他に3冊あり、村山実、中西太、田淵幸一の本もあったらしい(本書内の広告による)。刊行年の記載が見当たらないが、内容から判断して昭和47年(1972年)頃に出されたものと思われる。 まあ、金田正一著といっても、ゴーストライトだろうとは思うけれど。

内容はかなりしっかりしている。日本のプロ野球の始まりから当時までの歴史の概観、プロ野球の運営のされ方、選手以外の試合運営に携わる人々の紹介、用語解説や選手名鑑など、多くの事柄について、丁寧にわかりやすく説明していて、立派な入門書だと思う。大人になってから、改めてこういうのを読むことって、あまりないので、なかなかためになった。

もちろん1970年代の本なので、チームや選手が今と違っているのは当然だし、それ以外にも、今とは事情が違う部分は多々あるが、それはそれで当時のプロ野球事情を知ることが出来て、興味深かった。阪急・近鉄・南海どころか、まだ西鉄や東映があった時代。パリーグで当時のままなのは、もはやロッテだけなのか。(ちなみにセリーグは、横浜ベイスターズが大洋ホエールズで、ヤクルトの愛称がアトムズなくらいの違いしかない)
改めて考えてみると、時期的には、まさに自分くらいの世代に向けて書かれていた本だった。自分が子供の頃のプロ野球って、こういう世界だったんだ。そう思って読むと、また趣深いものがあった。
(2020.2.14)

|

« 感想「一九七二」 | トップページ | 感想「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 »

小説以外の本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 感想「一九七二」 | トップページ | 感想「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 »