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「アメリカン・ユートピア」

5/29に見に行った映画。
デイヴィッド・バーンが、2018年に出した同題のアルバムをベースに製作した、ステージショーの映像化。監督はスパイク・リー。ライヴと言ってもいいかもしれないが、ブロードウェイのステージで上演されたものの映像化で、ダンスや演劇的な要素も多く含まれているので、やはりショーと言った方が適切な感じがする。

「アメリカン・ユートピア」からの曲がメインになっているが、トーキング・ヘッズや、それ以降にデイヴィッド・バーンが関わった、往年のヒット曲も多数使い、それらを構成して、現代のアメリカ社会を映す、もしくは、それに対して提言する、テーマ性の強い舞台に作り上げている。もちろんそれだけではなくて、おしゃれなショーでもある。

自分はデイヴィッド・バーンにしても、トーキング・ヘッズにしても、それほどよく知っているわけではないので、どちらといえば、素直に新しい映像作品として受け止めたけれど、音楽とダンスとメッセージが、見事に構成されていたと思う。ショーとして、とても楽しめた。
また、ショーは2019年にスタートして、映画は2020年の製作。当時のアメリカで、デイヴィッド・バーンとスパイク・リーの組み合わせだから、当然、2020年に行われる大統領選挙を意識した内容になっている。選挙に投票に行こうというメッセージが繰り返され、トランプによる破壊で荒廃したアメリカ社会を、自分たちの手に取り戻して、「ユートピア」を目指そうという思想が感じられた。アメリカについてのメッセージとはいえ、共感を覚えた。

独立して聞いていた時は、それほど特別なものとは思えなかった昔の曲が、うまく構成してショーの中に配置することで、明確なメッセージ性を持っているように感じられたのには感心した。
ただ、これは、逆に考えれば、音楽が持つメッセージ性の曖昧さということでもあるのかもしれない。ある考え方で作られた曲が、全く逆の思想にも利用されうる危険もある、というような。それこそトランプやその支持者が、いろいろなポピュラーミュージックを選挙運動に使って、アーティストから度々抗議を受けていたことを、思い出したりした。
もっとも、この映画/ショーに関して言えば、デイヴィッド・バーンが自身の曲を再利用しているわけだから、少し話は違うかな。

公式サイト → 映画『アメリカン・ユートピア』公式サイト (americanutopia-jpn.com)

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