« 天皇杯3回戦 名古屋対岡山(再試合) | トップページ | 感想「ネロ・ウルフの災難 外出編」 »

感想「消える魔術師の冒険」

「消える魔術師の冒険」 エラリー・クイーン 論創社
6月に論創社から出た、4冊目のエラリー・クイーンものラジオドラマ集。
今回は未出版の脚本からの翻訳とのことで、今までに紹介されていなかった作品群から選んでいる効果もあってか、総じて良い出来のように思えた。もちろん、あくまでもラジオドラマなので、その前提の上で、ということになるが、うまくプロットが構成されていると感じる。
ストーリー的にも、レギュラーの登場人物が欠席するなど、シリーズのパターンから外れたものが複数含まれていて、バラエティ感があったこともあって、1冊の本として通読しやすかったように思う。
また、当時のアメリカ人でないと分からないような情報が、謎解きに絡まない作品群なのも、読みやすさに影響している気がする。こうなっている理由については、解説に説明がある。背景にあるのは、中国に熱心なクイーンのファンが居て、その人が独自に入手した未出版の脚本を、訳者に提供してくれたのが本書のベースになった、という事情。ずいぶん時代が変わったなと感じる。
(2021.7.29)

|

« 天皇杯3回戦 名古屋対岡山(再試合) | トップページ | 感想「ネロ・ウルフの災難 外出編」 »

小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 天皇杯3回戦 名古屋対岡山(再試合) | トップページ | 感想「ネロ・ウルフの災難 外出編」 »