WEリーグ第7節 大宮対長野
2021.10.31(日) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 1399人 主審 曽根未宇 副審 草処和江、柳村彩乃
大宮アルディージャVENTUS 1(0-2)3 AC長野パルセイロレディース
(1-1)
得点 6分 長野・瀧澤莉央
39分 長野・瀧澤千聖
76分 大宮・井上
81分 長野・五嶋
曇っていて、ずっと小雨がぱらついていた。強い雨ではなく、ポンチョが必要なレベルにはならなかったけれど、ちょっとわずらわしかった。
長野パルセイロのレディースチームを見たのは初めて。大宮との力関係が分かってなかったが、現在の順位的には似たようなところらしい。
立上りから長野は、運動量が多く、しかも速いサッカーを仕掛けて来た。前線に置いた3人を中心に、積極的にゴールを狙ってきて、それほど精度は高くなかったものの、勢いがある分、大宮は受けに回ってしまった。そして6分に長野の瀧澤莉央が、大宮の選手に寄せてボールを奪い、大宮のGKがやや前に出ているところを、ループで頭上を破って、長野が先制。以降も長野優勢の流れは変わらない。あまりにもハイペースなので、見ていてどこまで持つんだろうと思っていたが、前半はペースを守り切った。39分にはゴール前の左サイドへ出たボールを泊が拾って、ゴール正面の瀧澤千聖へパス。瀧澤がきっちり決めて0-2。
しかし後半は、さすがに長野のペースが落ちた。大宮が攻め込む場面が増え、次第にゴールに迫った。以前に見た試合で、左サイドでパワフルな攻撃を見せていた仲田が、この日の前半はいまひとつぱっとしなかったのだけど、後半になると、左サイドから決定機に持ち込む場面が目立ち始めた。さらに68分に途中出場で右サイドに入った山崎が、右からも強力に仕掛けて、両サイドから揺さぶり、大宮の攻撃に勢いが出た。76分についに、仲田の左サイドからのゴール前へのパスを井上が決めて、大宮が1点を返した。
これで一気に大宮に流れが行く、と思ったのだけど、80分頃、大宮のバックラインから前へのフィードが長野の選手に引っかかった。大宮はCKに逃れたが、CKからのボールを長野の五嶋がゴールへ撃ち込んだ。これでまた2点差。
終盤、大宮は激しく攻めたが、長野のGKを中心にした堅守を崩せないまま、試合終了。
長野はパス精度や選手同士の呼吸など、いまひとつ物足りない部分はいろいろあって、強いチームという所までは感じなかったのだけど、とにかくよく走って、丹念に寄せて、いい試合をしていたと思う。
大宮はプレーにミスが多かった印象。長野の迫力に負けて、余裕を失っていたのか、簡単に前に蹴って、相手にボールを渡してしまう場面がやたらと目についた。日頃の良さも発揮できていなかったんじゃないかなという感じ。大勝した前の試合(広島戦)から3週間開いたので、少し調子が狂ってしまった所もあったのかな。
長野の良さの方が目立った試合だった。
観客は1399人で、ここまでのホームゲームでは最小だったのだけど(この前の広島戦は1526人)、カードや天候を考えれば、こんなものかなという気はする。まあ、この辺の数字が現時点でのコアということになるんだろう。「プロリーグ」のチームとしては、ここに上積みしていかないといけないだろうな。
長野サポのみなさん。
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