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J1リーグ第37節 C大阪対名古屋

2021.11.27(土) 14時 ヨドコウ桜スタジアム
観客 10313人 主審 松尾一 副審 中野卓、勝又弘樹

 セレッソ大阪 2(0−0)1 名古屋グランパス
         (2−1)

 得点 67分 名古屋・柿谷
    80分 大阪・藤田
    87分 大阪・西尾

DAZNでライヴで見ていた。

先発は前節から変わらず、DFが宮原、中谷、ミンテ、吉田。ボランチは稲垣、木本。前は、相馬、前田、柿谷、シュヴィルツォク。

序盤からセレッソに優勢に試合を運ばれた。ディフェンスの裏を狙ったパスやセットプレーから、決定的な場面を度々作られたが、ランゲラックが何度もスーパーなセーブを見せて、失点を免れた。しかしまあ、こういう展開だと、そのうち決壊するパターンだなと思いながら見ていたが、何とか持ちこたえて、前半はスコアレスで終了。名古屋にも惜しい場面はあったとはいえ、明らかに劣勢な展開だったけれど、ルヴァン杯決勝を考えると、これは前半は割り切って守備的に運んだ名古屋のペースと言っていいのか?、という感じ。

ハーフタイムに前田と木本をマテウスと長澤に入れ換えて、後半スタート。
マテウスの積極的な仕掛けもあって、名古屋は前半よりも攻撃的に試合を進めた。55分にはシュヴィルツォクと相馬を山崎と齋藤に入れ替え、さらに攻勢を強めた。
それが効を奏したのが67分で、FKを起点にボールをゴール前へ入れていき、山崎が落として、そのボールを中谷が合わせ損ないつつも柿谷へ繋ぎ、柿谷が芸術的なバイシクルシュートを決めた。今年見た中で、最高に華やかなゴールだったかもしれない。
狙い通りの先制点に見えたから、これで後は守りきってお馴染みの1対0勝利かと思ったが、そううまくは行かなかった。
直後からセレッソの猛攻に次第に防戦一方になり、自陣から出られない。ランゲラックが好守連発などで凌ぎ続けたが、80分に、ついにFKのクリアボールを、ミドルで撃ち込まれて失点。さらに87分にはCKから頭で叩き込まれて、勝ち越し点を奪われ、そのまま終了。

先制した後、守りきる展開に持ち込めなかったのは、セレッソの勢いに圧されたか。ホーム最終戦で、今季で引退する大久保のホーム最終戦でもあったから、セレッソの意気込みが違ったのは確かとは思える。
ただ、名古屋も少し変だったかもしれない。ACL出場権獲得の可能性を残すためには負けられないという意識が強すぎたのか。というか、名古屋というよりマッシモが、選手交代のタイミングや、ハーフタイムや試合後のコメントを見て、いつもよりも冷静さを欠いていたように感じたのだけど、考えすぎかな。まあ、このところ、先行しても、その後、守備が持ちこたえられない試合が多いし、単純に、これもそういう試合だったと考えてもいいのかもしれない。 
とりあえず、リーグ3位以内でのACL出場権の獲得はなくなった。残り1
試合の結果で4位に入って、天皇杯の他力本願でプレーオフ経由で出場する可能性は残るけど、それはいろんな意味で、あまり考えないほうがいい気がする。

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